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第14話 再会

「まだこんな時間か…」


日が上る少し前に目を覚ました時雨は起き上がろうとすると右腕から重みを感じたので布団をめくると腕に抱きついて寝ているユキがいた


「なんでユキと同じベッドで寝ていたんだっけ?」


俺が昨日の夜のことを思い出そうとしているとユキが起きた


「ん…おはよう」


「あぁ、おはよう」


ユキが俺をみて挨拶をしてきたので俺も挨拶を返してから”とりあえず冒険者ギルドに行ってみる“と言うとユキがついていくと言ってきたので一緒に行くことにした


この時、時雨はあの二人と再開をするとは思っていなかった


宿の受付に冒険者ギルドに行ってくると言ってからギルドに向かった。ギルドまでの通りはそれほど人はいなかったがギルドに着くとたくさんの人がいた


「冒険者って結構多いんだな」


俺がそう感心しているとマリアさんがこちらに気づいたようで手招きしていた、そしてその受付の前には見覚えのある人達が立っていた


その人たちはこちらを振り向くと笑顔を浮かべ走ってきた


「時雨くーん!」「兄様ー!」


胡桃と千栄は俺の前まで来ると俺に抱きついてきた、その事に戸惑っていると一緒に来たと思われる王女が説明してくれた。まとめると


・国王に他国との戦争に勇者を使うなと言ったがそのせいで王女としての地位を剥奪され追い出された


・追い出されることを伝えるとついていくと言ってきたので連れてきた


ということらしい、どうしようかと考えているとユキが”この人たち誰?“と聞いてきたので知り合いだと答えておいた。


いつまでもいるわけにもいかないのでマリアさんに宿に戻ると言ってから四人をつれて戻ることにした。


宿につき俺たちが借りてる部屋の椅子に俺が座りベッドにユキと四人が座った、それを確認してから胡桃達になぜ王城から抜け出してきたのか聞くと


「ルミナスさんが王城から出ていくから私たちの味方がいなくなって、さらに多分今日だけどクラスのみんなを奴隷化するような気がしたからルミナスさんについてきたの」


そう胡桃が説明してくれた。


「確かにその通りかも知れないがなぜ担任の咲見先生までいるんです?」


そう、唯一の大人である先生がこうして抜け出してきている事は問題になりかねないので聞いてみると


「三人には外崎君に興味があるからと言ったけど本当はあなた達以外のクラスメイトから邪魔物扱いされてたの、いえクラスメイトだけではないわね、国王からも企みに気がついているかもしれないと捕まりそうだったわ」


と返してきた。俺は驚いてなぜそんなことになっているのか聞いてみる、なぜなら先生は大人なので頼られることがあるかもしれない。だがクラスのやつらはその先生を邪魔物扱いしているらしい。


そして分かったことは、相変わらずクラスのやつらは周りを見ないただのバカだということだ。


勇者は人々を助けると言っていたが周りをみていないがために聖女と賢者の二人がいないことに気づかないだろう、さらには今になっても国王の企みに気づけていないだろう


俺がそんなことを考えていると千栄から


「兄様、少し聞きたいのですがこちらの方は?」


ユキの方を示しながらそう聞いてきたのでユキの紹介をすることにした


「その子はユキ、まあ名前は俺がつけたんだがそれはいいとしてユキは忌み子として村を追い出され昨日の昼森で襲われているところを俺が助けて保護している」


「そろそろ街を出ようと思ったから別れようと思ったが別れたくないらしく連れていくことになっている」


ユキの紹介が終わると胡桃が


「もちろん、私たちも連れていってくれるよね?」


と聞いてきた、さすがに城から出てきたのに置いていく訳にもいかないし、それにしばらくしたら連れていくつもりだったので了承した


その答えを聞いて二人は笑顔でお礼を言ってきたあとそのままルミナスの方を向き”良かったね“やらなんやら言っていた


「ん?もしかして王女様もくるのか?」


俺はルミナスに聞くと


「もちろんです、あと私はもう王女ではないのでルミナスとお呼びください。トノサキ様」


俺はルミナスのその返答に


(まじかよ、王女様までくるのかよ)


そう思うしかなかった

誤字脱字があればご指摘ください!

またアドバイス等していただければ参考にしたいと思います。

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