第99話 行動開始
かなり遅れてしまいごめんなさい!
「十分に休めただろう。今日から仕事を再開するぞ」
迷宮から戻ってきて一月が過ぎた。マローナに言われた通りしばらく休みにして宿でゆっくり過ごしていた
胡桃たちはこの休みの間はエルとシズクに頼んで特訓していた。俺はあいつらの相手には向いてないと言われたので外に出て散歩にしたり、魔物を狩ったりしたりもしていたが
全員に声をかけ用意が終わったところでギルドに向かった
その途中で多くの人とすれ違うがその度に挨拶をされたり声をかけられたりしていたのでどうしたのかどうかユキが聞いてくる
「俺が決めた道から外れないために必要なことをしただけさ」
俺の返事にユキたちは納得できてなさそうな顔をしていたが事情を知っているエルは笑顔でこっちを見ていた
ギルドに入ると昼前だからかほとんど人がおらず中は静かだったが受付が少しざわついた
そんなざわつきを無視して依頼の貼ってあるボードを見に行きしばらく見ているとまた変わった依頼があることに気がついたので近くの職員に話しかける
「なあ、この依頼なんだが」
「アクアドレイクの討伐ですね。数日前から貼り出されているのですが場所と依頼人が少し問題がありまして・・・」
「詳しい説明は妾からしよう、部屋に来てくれ」
そう言われて何度目かわからないギルマスの部屋に入った
「戻ったかマローナ、ん?お前の後ろにいるのは誰だ?」
するとそこにはガタイのいい一人の獣人の男が座っていた
「ああ、紹介しよう。Aランクの冒険者のシキとそのパーティメンバーじゃ。シキはお主らには黒銀の剣帝といった方が分かりやすいかのぉ」
「どうも、紹介にあったようにAランクの冒険者のシキだ。2つ名の方はあまり気にしないでくれ」
マローナの紹介に続いて自己紹介すると男はふむ、と一度頷いてから口を開いた
「俺はアイゼン。見ての通り獣人で獣人国の王都にあるギルドのマスターをしている。それにしてもお前たち、特にシキは持っている力とランクがつりあってってなさすぎるぞ」
「それは前にも似たようなことを言われたんだがわざわざ手続きするのがめんどくさくてな。それより俺たちをここに呼んだ理由はなんだ」
俺が話を本題に移すと二人は真面目な表情になって説明を始めた
「今回はアクアドレイクの討伐を獣人国から依頼するためにここまできた。いくら身体能力が他の種族よりも高くても魔法を使えない我々では水中などでも活動できる相手は手に負えないのだ
それに今は魔王軍が我が国に攻めてきているから軍をそちらから動かすわけにもいかないしな」
アイゼンはそこまで話すと一度息を吐いた
「そこで以前からマローナが話をしていたこの国最強の冒険者であるお前に依頼をしようと思ったのだがあいにくこいつが名前を教えてくれなくてな。ちょうど困っていたところだったんだ」
(おいおい、マローナはいったい何をやってるんだよ。依頼人を困らせるのはどうかと思うぞ)
「お主なら名前を教えれば大声で探しかねんからのぉ。シキは必要以上に目立つことを嫌っておるみたいじゃし」
なぜマローナが俺の思っていることが分かっているのかわからないが気にしないことにし、獣人国に行こうとしていたからついでだと依頼を受けることにした
次回からは獣人国を書いていきます!
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