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第98話 帰還(2)


 「おい!大丈夫か!」


今にも倒れそうな状態のマローナに駆け寄ると彼女は俺の顔をみると安心したような表情を浮かべそのまま目を閉じた


「すまないが今日はギルマスを休ませてやってもいいか?」


安心しきった表情で気持ち良さそうに眠っている彼女をいま起こすのはかわいそうだったので案内してくれた人に聞いてみると


「そうですね、ギルドマスターはここ最近寝ずに仕事をしてましたのでいま片付けるべきことはありませんからゆっくり休ませてあげてください」


笑顔でそう答えてくれた


あとからマローナに聞くと彼女は副ギルドマスターのようで普段は冒険者がギルド内で問題を起こさないかを見張るために受付にいるんだそうだ


とりあえずみんなには前まで使っていた宿に向かってもらい現地にいるシズクと合流してもらうことにして俺はマローナが目を覚ますのをギルドの仮眠室で待つことにした


熟睡していてなかなか目を覚ましそうにないのでこの時間を使ってカーフェルとの契約をすることにした


「地上に戻ってきたが契約についてはどうすればいいんだ?」


『あなたの血を刃の部分に垂らしてくれれば大丈夫』


カーフェルから契約の仕方を聞きその通りに血を垂らすと鎌全体に赤黒い紋様が一瞬だけ浮かび上がった


『これで契約は終わり、これからよろしくね。時雨君』


「こちらこそよろしくな」


カーフェルを一度戻し神流達を出し人化させる


「どうしたの?ご主人様」


「主に会えた!」


「もしかして話相手が欲しいの?」


3人は出てくると同時に口々に話し出す


「3人とも久しぶり・・・だな。刹那の言う通り話し相手になってもらいたくてな、だからって凪、俺の膝に飛び乗ってくるなよな」


「やだ、主から離れたくない」


「こら凪、主人に迷惑をかけては駄目よ」


最近凪は呼び出すと俺の膝に乗ってくるようになった


「別に構わないさ、それよりもマローナは寝てるんだ、もう少し静かにしてやってくれないか?」


俺に注意されたことで刹那は頬を膨らませていたが少しするといつもの表情に戻った


3人と話して2時間ほど経とうとしたとき


「ん・・・」


その声と同時にマローナが目を覚ました


「おはようさん、って言ってももうすぐ夜だけどな」


「その声・・・シキ様?」


寝ぼけているのかいつもとは全然違う様子のマローナが俺に気づくとそう言ってきたのだが夢ではないことを確認して顔を赤くした


「い、いい今のは忘れるじゃ!」


「お、おう」


「目を覚ましたばかりで悪いんだが俺たちが迷宮に潜ってからどれくらい経った?」


「お主たちが迷宮に潜ってからだいたい一月くらいじゃ!長期間になるなら前もって連絡くらいせんか!心配したのだぞ!」


「すまないな、あまり時間をかけてるつもりはなかったんだがやはり迷宮の中では時間の感覚が狂うな」


一月か・・・訓練もしていたとはいえこれは時間をかけすぎたな。まあ最近ゆっくり休めてなかったしちょうど良かったか


「これからは無茶はせんようにな、それより迷宮から戻ったばかりなんじゃろ?しばらくは休むといい」


マローナはそう言って俺たちをギルドの入り口まで送ってくれた



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