第96話 決着
少し短いです
カーフェルから大体のことを説明してもらったあと元の体に戻すために変生を発動してしばらく待ちちゃんと自分の体に戻っていることを確認する
(よし、ちゃんと俺の体に戻ってるな)
「神龍、続きを始めようか」
その言葉にルクルスが頷くのを確認したあとカーフェルをその場で横に振り、とあるスキルを発動するためにさらに距離を取る
扱いづらいと思うと言われていたが神流や凪程ではないが手に馴染んでいた
ルクルスは先程まで蓮禍と戦っていたので見えない攻撃には落ち着いて対処していたが俺が離れて何かしているのを見て焦ったような顔で向かってきた
だが
「させんよ」
その言葉と同時にルクルスは後方へ吹き飛ばされたが手をついて勢いを殺し着地する
「やっぱり出てこれたか、蝕」
「当然だ、神器に成り立ての3人が出来て私に出来ないはずがなかろう」
今俺の目の前には肩までの黒い髪に白いコートを羽織った男、蝕が立っている
どうやら蝕は人化すると同時にルクルスを蹴り飛ばしたようだ
「お前はそっちに集中しろ、それを発動するまでの時間くらい稼いでやる」
「ふむ、じゃあ頼んだぞ」
そう声をかけると蝕はルクルスの方へ向かっていったのでこっちも準備を始める
「雷よ 汝の道は示された 人が そして神が恐れしその天より落ちし大いなる力を以て我が敵を滅しその証を天に轟かせよ 『滅雷撃』」
詠唱完了後に俺の手に魔力が集まり始めたので蝕にルクルスから距離を取るように言い、蝕が離れた瞬間に滅雷撃を放つと危険を察知したのか横に避けていたのだが
「うぐっ!やはり避けきれんかったか・・・」
そこには片腕がなく呼吸の荒くしたルクルスが膝をついていた
「雷速といえど魔力が察知され発動のタイミングがバレれば直撃は避けられるか」
「片腕は吹き飛んだがな」
俺の呟きに横に戻って来ていた蝕がそう答える
こちらを睨み付け続けているルクルスに近づき声をかける
「まだ続けるか?」
「もち・・・ろんだ」
「そうか、なら」
手にもっていたカーフェルで片足を切断する
「俺はあまりこういう趣味はないんだが・・・お前が諦めないんだから・・・仕方ないよな?」
そう言って笑いかけるとルクルスはなぜか怯えたように体を震わせ「やはりやめておこう・・・」と言ったので離れて見ていたエルを呼んで回復させてもらった
(いくら古代魔法といえど一撃であの神龍にあそこまでダメージを与えることは出来ないはずなんだがこれも母さんから力を受け継いだことで能力に制限がなくなったからか)
今まで俺のステータスはErrorと表示されていたがその全てを発揮できていた気がしていなかったのでそう自分を納得させて今はゆっくりと休むことにした
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