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第0話 プロローグ

初めて書いたのでいたらぬ点があると思いますがどうか暖かい目で見ていってください。m(_ _)m

「兄様、起きてください!」

今日もいつも通りこの声で始まる

「おはよう、千栄」

「おはようじゃないです、遅刻しますよ」

呆れたような様子で注意してくるのは俺の従妹の橘千栄(たちばなちさか)だ。

俺は外崎時雨(とのさきしぐれ)、容姿、成績は普通、運動は少し苦手な高校2年だ、そして俺が住んでるのは従妹の千栄の家である。

両親が事故で亡くなったあと千栄の両親が俺を引き取って育ててくれたのである。

千栄は俺と同じ高校の1年で、容姿は肩程の長さの黒髪に大きな瞳の目、鼻も口も良い位置にあるためとてもかわいく、性格も良く、勉強、運動もできる美少女である。そのおかげで学校内ではとても人気がある。そして入学してから2ヶ月で告白された回数は10回を越えている。

「そろそろ学校に行かないと遅刻しますよ!いつまでも寝坊癖は治らないんですから」

文句を言いつつも弁当を持ってきてくれる千栄は良い子である。

「「行ってきます!」」

そう言って二人で一緒に学校へ行く、千栄の家から学校までは5分ほどでつくが、俺たちは少し余裕を持って5分前には着くようにしている。

学校に着いてからは俺たちはそれぞれの教室に移動するが、俺はあまり教室には入りたくはなかった。

その理由が、

「お前、何できてんだよ」

「深夜まで起きてて遅刻寸前に来るくせに授業もほとんど受けてないお前に来る意味はねえだろ」

「ふん、また我が腕により汝の体に傷を刻まれたいか」

そう、こいつらがいつも俺が教室に入ると難癖をつけてくるからだ。

こいつらだけじゃない、教室にいる男子からは嫉妬の眼差しが、女子からは侮蔑の眼差しが向けられる。

最初に言ってきたのが滝口壮二(たきぐちそうじ)、俺に難癖をつけてくるグループのリーダー的なやつだ。

二番目のやつが恵口豪(えぐちたけし)、俺の事が嫌いであり、千栄に告白した男子の一人だ。

そして最後の危ないやつが眞島九頭(まじまくず)、やはり俺の事が嫌いなようで、中二病の発現者だ。

こいつらはたまに暴力をふるってくるようなやつらである。

俺がこいつらに嫌われる理由が、

「おはよう、外崎君、今日も相変わらず遅いね、もう少し早く来てみたらどうかな?」

そう彼女である。

彼女は森崎胡桃(もりさきくるみ)、容姿は目尻が垂れて優しげであり絶妙な位置に配置されている口や鼻、髪は腰ほどまである少し茶色がかった艶のある黒色で、勉強は出来るが運動は普通よりちょっと出来ない皆から頼られる美少女である。

なぜか時雨にかまってくるので、その度に周りのやつらが殺気を放つのである。

当の本人は気付いてないので気付いてほしいが言うと、それがどうしたの?、と返ってきそうなので言わないが、、、

「おはよう、胡桃、どうしたの?」

教室のやつらからとてつもない殺気を感じ冷や汗が出た。

以前、「森崎さん」と呼ぶとすごい不満そうな顔をして名前で呼んでと言われたのだ

もちろん断ったが、断る度に不満そうな顔をして最終的には泣かれてしまったので仕方なく名前で呼んでいるのだ。

「ただ外崎君と話したかっただけだけど?」

そう言うと胡桃の後ろから、

「そんなやつにかまっても時間の無駄だよ」

という声が聞こえてきたのでその方向をみると

容姿端麗、成績優秀、運動神経抜群のイケメンがいた。

そのイケメン、高崎陽翔(たかさきひかる)は胡桃に好意を持っている一人であり、声をかけられ、注意されても改善しない時雨のことをひどく嫌っている。

高崎の言葉に胡桃は、

「私が話したくて話してるのに時間の無駄ってなに?」

と反論したので、

「落ち着いて、そろそろホームルームが始まるよ」

といい席に戻るように促す。

その直後にチャイムがなり、俺らのクラスの担任である咲見桜花(さきみおうか)先生が入ってきた

桜花先生は身長が160程なのでクラスのやつらからはさきちゃんと呼ばれているが本人は納得がいかないので先生と呼ぶように訂正を求めるが訂正されずに今はもう諦めていたりする。

ホームルームが始まるとすぐに時雨は夢の世界に旅立った、それを見て微笑みを浮かべる胡桃と殺気だつ男子たちがいたのは時雨は知らなかった。

時雨が次に目を覚ましたのは帰りのホームルームの時だった。

ホームルームが終わると胡桃が

「今日は全然起きなかったね、何時頃に寝たの?」

と聞いてきたので、

「寝てない」

と答えると驚いた顔をして、

「ちゃんと寝ないとダメだよ、ちゃんと勉強できてるの?」

と心配そうに聞いてきた。

その直後に

「兄様、夜はちゃんと寝てくださいって言いましたよね?なんで寝てないんですか?」

という千栄の声が聞こえた。

「なんでここに千栄がいるんだ?、お前は先に帰るんじゃなかったのか?」

と質問をしてみると、

「金曜日は一緒に帰ると約束したじゃないですか、まさか忘れてたとは言いませんよね?」

と言われた、時雨はこの約束の事を完全に忘れていたので気にしないようにした。

「さて、じゃあ帰ろうか」

と時雨たちが帰ろうとすると急にドアが締まり地面から光を放つ不可思議な紋章が浮かび上がった。

(なんだこれは、こんなものがこの世界にあったか?いや、まてよ、確か今まで読んできた本のなかにこれと同じことがかかれた本があったな、確か異世界召喚だったか、、、)

時雨は今まですごい量の本を読んできたがそのなかで興味をひかれた異世界ものの召喚される際の魔方陣を思い浮かべた。

そこまで考えると時雨は意識を失った。

読んでいただきありがとうございました

誤字脱字があればご指摘ください

また誤字脱字以外でもご指摘があればご指摘ください

この小説は二週間に一話を最低限として投稿したいと思っています

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