あらくね!
そのメイドは無表情で二階の廊下に張っている蜘蛛の巣を払っていた。
ここはそう広い屋敷ではない。一家族が暮らすには十分で、それ以上でもそれ以下でもなかった。にも関わらず、廊下の至る所に蜘蛛の巣が張っている。
古い屋敷ではない。それに今は主人が一人に使用人が二人―掃除をしているメイドを含めて―住んでいる。
「おや、エリーゼさん。精が出ますね」
一人の男が階段を上がってきた。白いワイシャツに黒いスラックス。一般的な男性の使用人だ。顔はなかなかに整っている。
「これとこれとこれが足りないんですが、後で買いに行って頂けます?」
「これとこれとこれ、ですね」
エリーゼと呼ばれたメイドは掃除の手を止めて、使用人が差し出してきたリストに目を通す。それをエプロンのポケットから取り出したメモ用紙に書き入れた。達筆である。
「それにしても、また綺麗に掃除しましたね。お嬢様が怒られますよ」
「別にどれだけ怒ろうが関係ありません。私は仕事をしているだけです」
エリーゼは無表情のまま答えるのだった。ボブカットの銀髪に蜘蛛の糸がついたのか、髪を少し払って糸を取る。
「この廊下が終わったら買い出しに行きますので」
「いや、すみませんね」
使用人は笑顔を見せて、彼の部屋に入っていった。経理・予備品管理・社交が彼の仕事、掃除・洗濯・炊事といった家事がエリーゼの仕事。きっちりと分担しているので、大掃除以外は手伝わせない。
「エリーゼ!!」
「あら、お嬢様」
二階の一室から、この屋敷の主である少女が現れた。まだ13歳ほどの、年端もいかない少女である。金色の長い髪に白いドレス。その中で赤い瞳が際立っている美少女だ。
「蜘蛛の巣が張っていたので掃除しております」
「それはあたしの芸術作品!!」
少女が肩を怒らせた。憮然とした表情でエリーゼを睨んでいる。少女の瞳は二つではなく、前髪の分け目からさらに二つの赤い瞳が睨んでいる。前髪で隠れているだけで、反対側にも二つ、合計6つの瞳がエリーゼを睨んでいた。
そして、少女の下半身は蜘蛛であった。スカートの後ろから覗くのは、蜘蛛特有の太い胴体。そこからは6本の脚が生えている―残り二本は両手になっている―。
少女はいわゆる蜘蛛女である。
「理解されない芸術作品なんてのは、大抵がゴミです」
「むううう……」
相変わらずの無表情で淡々と答えるエリーゼに、少女は頬を膨らませる。
「ところでお嬢様、先日、私が自分の部屋の扉を開けると、箒が倒れてきて危うく当たるところだったのです。机の引き出しを開けると蛇の抜け殻が入っていましたし、誰がそんなことしたんでしょうね」
「……わ、私は知らないもんねー」
少女は口笛を吹きながらエリーゼから視線を逸らした。エリーゼは少しだけため息をつく。
「私は早く掃除を終わらせて買い出しに行きたいのですが」
「買い出し?」
「はい」
「じゃあ、『フローリア』のマドレーヌを買ってきてよ。それで今回の件は許そう」
「許してもらう覚えはないのですが。……フローリアのマドレーヌですね。かしこまりました」
エプロンのポケットからメモ用紙を取り出して、買い出しリストにマドレーヌを加える。「フローリア」は都会にある小さな菓子店で、少女が贔屓にしている店だ。確かに値段の割に味はいいと思う。
エリーゼがメモをしている様子を見た少女は、先程の憮然とした表情を一変させ、はちきれんばかりの笑顔を見せた。その笑顔は可愛らしいものだが、エリーゼは無表情のままだ。
「じゃあせいぜい頑張ってくれたまえ」
「私はいつも頑張っていますが」
少女は上機嫌で部屋に戻っていった。本当に単純な性格である。
エリーゼはメモをしまうと、掃除を再開するのだった。
エリーゼは私服に着替え、「滑走台」に向かっていた。この辺りは田舎であり、都会で姿を見せ始めた「自動車」は走っていない。せめて鉄道でも通ってくれれば楽になるのだが、それはまだ当分先のことだろう。
滑走台は高さ20メートルほどの建物であり、この辺りでも目立つ建物だ。受付で料金を支払い、最近備え付けられたエレベーターで最上階まで一気に上がる。以前は徒歩で上がっていたので、非常に疲れたものだ。
屋上には客待ちのハーピー達がたむろしていた。
半人半鳥のハーピー族は、大柄な者なら人一人を背中に乗せて運ぶことなど造作もない。小柄な者は郵便配達、大柄な者は人の移動手段、というのがハーピー族の主な仕事だ。
列の一番前にいるハーピーに受付でもらった切符を渡し、行き先を告げて、彼女が背負ったベルト付きの椅子―ジェットコースターの椅子のような―に乗る。
準備ができれば、ハーピーは助走を付けてダイブ、それから飛行に入る。
そこからは快適とは言わないが、馬車よりも速い空の旅だ。
値段も手頃であり、ここらに住む者にとっては最も身近な交通手段である。大抵のハーピーは人懐っこく、気さくに世間話をしてくるが、今乗っているハーピーは一言も喋らない。無口なエリーゼからすれば、そのほうが気楽でいい。
20分そこらで都会に着いた。このハーピーはなかなか優秀である。
駅に近いところから一つずつ買い物を済ませていこう。
エリーゼはメモを取り出すと、近いところから買い物を始めた。
この家で働きだして、そろそろ一年か。
エリーゼは帰りの馬車ー荷物が増えたので、ハーピーは使えないーの中で、ふとそんなことを考えていた。
前に働いていた家が倒産して、手元に残ったのはメイド服が一着と何枚かの下着だけ。不況で再就職先もなかなか見つからない。そんな状況で見た求人広告に飛びついた。以来、エリーゼはレイフォン家令嬢のパナメーラ・レイフォン―屋敷の主―の下で働いている。給料は悪くないし、屋敷にいるのは自分を含めて3人だけ。人付き合いの苦手なエリーゼは、そんな状況が気に入っている。
何度か他のメイドを雇ったことがあるのだが、誰も彼も長続きしなかった。それは全部、パナメーラのせい。まぁ、エリーゼからすれば、別に仕事がきついわけではないので、現状でも十分やっていける。
そうこうしているうちに屋敷についた。御者に料金を渡して、屋敷に入る。
「ただいま戻りました」
「おや、早かったですね」
使用人の男が出迎えてくれた。買い出しの前に会ったときと、シャツの柄が違う。
「頼まれていたものと、お嬢様から頼まれたお菓子です。こっちがお嬢様の分、こっちが私達の分」
「お、気が利きますね。そろそろ三時ですし、お茶でもしましょうか」
「それもそうですね。ところで、シャツが柄物になっていますが?」
「……お嬢様の部屋に入ったとたん、頭からバケツの水を被ってしまいまして」
男は苦笑いを浮かべた。
そう、この屋敷の主であるパナメーラは無類のイタズラ好き。そのせいで何人ものメイドが辞めていったのだ。毎日のように廊下に蜘蛛の巣を作っているのも、エリーゼを困らせようとしてのことである。蜘蛛の巣は全てパナメーラ謹製のものだ。だからといって手加減しないのがエリーゼなのだが。
「それは災難でしたね」
「ははは、もう慣れましたが。エリーゼさんは着替えられてください。お菓子は私が渡しておきますので」
「はい、すみません」
エリーゼは男に荷物を渡して、自分は部屋に戻って着替えることにした。クローゼットの中にはメイド服が2着と私服のワンピースが1着、それと寝巻きが1着だけ。そう外に出るわけではないので、これだけでも十分だ。
ズボンを脱いでいると、男の悲鳴が聞こえたが、いつものことなので気にしないことにした。
使用人の控え室で暖かいミルクティーを飲んでいると、男がよろよろと入ってきた。
「ずいぶんと憔悴してますね」
「……私、カエルは本当にダメでして……」
「カエルでもぶつけられました?」
「まぁ、そんなところです。お部屋に入るや否や、カエルのおもちゃが天井からびろーんって……」
「それは災難でしたね。とりあえずお茶でもどうです?」
「あぁ、頂きます」
エリーゼはミルクティーをカップに注ぎ、マドレーヌと一緒に男に渡した。男はミルクティーを一口飲んで、ほっとため息をつく。
「それにしても、エリーゼさんはお嬢様に好かれていますね」
「……はぁ?」
エリーゼは無表情のまま、口調だけで驚いてみせる。パナメーラに好かれる覚えなどないのだが。
「エリーゼさんはどんなイタズラをされても表情一つ変えないのに、お嬢様はめげずにイタズラを仕掛けてる」
「私を困らせようとしているだけではないでしょうか? 私は貴方みたいに面白い反応をできませんし」
エリーゼは前の屋敷で「鉄の処女」とあだ名されたほど無表情かつ冷静である。パナメーラがイタズラを仕掛けてきても、いつも何食わぬ顔で後処理をして仕事に戻っている。パナメーラの舌打ちを背中で聞きながら。
「イタズラはお嬢様の趣味のようなものですからね。あと、私はわざと大きなリアクションをしている訳ではありませんよ? いつも素です」
「まぁ、そうでしょうね」
「納得されたー!?」
悲しそうな表情を浮かべている男を後目に、エリーゼはマドレーヌをかじった。
ひょっとして、自分の驚いた顔を見たいから、執拗にイタズラを仕掛けて来ているのかも。今度はわざとでもいいから驚いてみようかな。
そんなことを考えつつ。
なんてことを考えたものの、パナメーラは改心したのか、それっきりイタズラを全然仕掛けてこなくなった。そしてなんだか元気がない。
マゾヒストの気がありそうな男はともかく、なんだか張り合いがなくなった気がするエリーゼである。
「お嬢様、3時のお茶をお持ちしました」
エリーゼはパナメーラの部屋をノックする。が、返事がない。
「……お嬢様?」
再度ノックするも、返事がない。
まさか――。
「……失礼します」
嫌な予感がしたエリーゼは、返事を聞かずにドアを開けた。
そこには、テーブル―蜘蛛女は身長が低く、椅子に座ることができないため、机ではなく卓袱台状のテーブルを使う―に突っ伏しているパナメーラの姿があった。机には赤いものが広がっている。
「お嬢様ッ!?」
エリーゼは手近な台にティーカップと茶菓子が置かれた盆を置き、急いでパナメーラの元に駆け寄る。
「お嬢様、しっかりしてください! お嬢様ッ!!」
パナメーラを抱き起こし、揺さぶってみるも反応がない。パナメーラの口元からは、赤いものが流れていた。
最近元気がなかったのは、もしや病気のせいか。だとしたらそれに気付けないなんて、メイド失格だ。
エリーゼは普段の無表情ではなく、明らかに狼狽していた。
「医者……医者を呼ばないとッ!!」
エリーゼはパナメーラをそっと寝かせると、慌てて部屋を出ようとした。その次の瞬間――。
「ばぁっ!!」
パナメーラが後ろからエリーゼに飛びついてきた。
「あはは、大成功!!」
「……お嬢様?」
「複眼でだったけど、エリーゼが驚いた顔、初めて見れた! これは絵の具ー。あたしはなんともないよー!」
パナメーラは口元の絵の具を拭い、満面の笑みを浮かべた。
「……」
次の瞬間、エリーゼは無言でパナメーラに平手打ちをした。乾いた音が部屋の中に響く。
「……エリーゼ?」
「どれだけ……どれだけ心配したと思っているんですかっ!!」
パナメーラは平手打ちを食らった頬に手を当てつつ、呆気に取られた表情でエリーゼを見つめていた。
「こんなイタズラ、悪趣味です!! 絶対にしないでくださいッ!!」
エリーゼは怒りの表情を浮かべて、ティーカップの盆を乱暴にテーブルに置いてから部屋を出る。その時、わざと大きな音を立ててドアを閉めた。
「……エリーゼさん、どうしました?」
「失礼っ!!」
自分の部屋に入り、ベッドに横になる。
あんなイタズラ、大嫌いだ。自分は主人が死んで平気でいられるようなメイドではない。
大人気ないことをしたかもしれないが、あれぐらいきつく言わないと、絶対に味を占める。それでこちらもだんだん慣れてきて、まさかの時に適切な対応が取れないかもしれない。それは嫌だった。
エリーゼはむしゃくしゃした気持ちを静めるかのように、目を閉じた。
『それにしても、お嬢様はまだお若いのに、どうして一人で?』
『……お嬢様は、妾腹の子なんです。ましてやレイフォン家は名家です。アラクネの血が混ざるなどあってはならない。そんな理屈で本家の方々から疎まれておりまして……』
『だからここに隔離されている、ということですか?』
『そうなりますね。……お嬢様はああ見えて寂しがり屋です。そのあたり、気を付けて接してくださいね』
少し寝てしまった。時計を見れば、午後4時過ぎ。
雇われたときのことを思い出していた。一年前のことをよく覚えているものだ。
パナメーラの部屋からティーカップと菓子を引き取って、夕食の準備を始めなければ。
先程のことがあるため、少し気まずいが、それと仕事は別だ。
「お嬢様、失礼します」
パナメーラの部屋をノックして、中に入る。
「……エリーゼ」
「ティーカップを引き取りに参りました」
「……あの、さっきは、ごめんなさい……」
意外な言葉。もっとスネているように思ったが、パナメーラの口調はしょんぼりとしていた。
反省しているようなら、こちらも怒る筋はない。
「……別に、もう気にしていません。先程は私も大人気ないことをしてしまいました。本当に申し訳ございません」
「……あのね」
ティーカップと菓子の皿―中身は綺麗になくなっていた―を引き取って、部屋から出ようとしたとき、パナメーラがスカートの裾をつまんできた。
「……お嬢様?」
「エリーゼ、その、渡したいもの、あって……」
きょとんとしているエリーゼを後目に、パナメーラは棚の引き出しを開けて、綺麗にラッピングされた箱を出してきた。
「……い、一年間、その、ありがとう……」
「……プレゼント、ですか?」
パナメーラはこくりと頷いた。
あぁそうか、この屋敷で働き始めて、今日で一周年になるんだ。
「あのね、本当はさっき、渡すつもりだったの。だけど、エリーゼ、すごく怒ってたから、その……」
パナメーラはうつむいてもじもじしている。元がいいためか、こういう姿は本当に可愛らしい。
「……開けてよろしいですか?」
「……あ、は、恥ずかしいから、また後でお願い!」
「かしこまりました」
年相応に可愛いところがあるものだ。エリーゼは少しだけ頬を緩めた。
「では、夕食の準備がありますので、私はこれで」
「あ、あの……」
「まだ何か?」
「……ううん、また後で言うよ」
パナメーラは首を振って、エリーゼにティーカップが乗った盆を渡した。
「それでは、失礼しました」
エリーゼはパナメーラの部屋から出ると、真っ先に自分の部屋に向かった。プレゼントの中身が気になるからだ。
ラッピングを破かないように丁寧にはがし、そっと箱の蓋を開ける。箱の大きさはそうでもない。たまには可愛いことをしてくれるものだ。
箱の中から出てきたのは――。
「きゃあっ!?」
ピエロの顔が飛び出してきた。完全に油断していたエリーゼは、思わず腰を抜かす。
先程のしおらしい姿で消え去っていたパナメーラへの怒りが、再びふつふつとたぎってきた。
「……手の込んだイタズラを……ッ!!」
ピエロのふざけた顔が余計に腹立たしい。とりあえずはたこうと箱に近付いた。
「……ん?」
箱の中に、もう一つの包みを見つけた。とりあえず手に取ってみると、ずいぶんと軽い。
まだ何か仕掛けているのか。上等だ、引っかかってやろう。
エリーゼは包みを乱暴に開けた。
包みの中から出てきたのは――。
「……マフラー?」
毛糸のマフラー。編み目の稚拙さから察するに、おそらくは素人の手編みだ。
マフラーを広げてみると、一枚の紙が出てきた。それを拾い、読んでみる。
「……エリーゼ、一年間ありがとう。いつも買い出しに行ってくれて、助かります。買い出しだけじゃなくて、おいしいごはんを作ってくれて、お掃除もしてくれて、洗たくまでしてくれて、本当に、本当にありがとう」
パナメーラの字だ。
「……正面からはなんだかはずかしくて言えないけど、エリーゼがいたから、あたしはこの一年間、楽しくすごせました」
柄でもないことを。
「……一年間、迷惑ばかりかけて、ごめんなさい」
そんなことを思ってるんなら、言動を改めてほしい。
「……エリーゼは、ちょっと怖くて、不愛素で、イタズラにもかかってくれないけど、あたしはそんなエリーゼが……」
散々言ってくれる。それに、不愛想の綴りを間違えてる。
「あたしはそんなエリーゼが、大好きです。本当に一年間、ありがとう。そして、これからもよろしくおねがいします」
手紙はここで切れていた。
粋なことをしてくれる。ちょっとだけ、瞳に涙がたまっていた。
「……礼を言うのはこっちですよ。お陰様で、退屈しないで済んでいますから」
エリーゼはマフラーを巻き付けて、鏡の前に立ってみる。マフラーは長くて、普通に巻きつけただけでは余ってしまう。
「……長すぎますよ、お嬢様」
メイド服にマフラーは似合わない。鏡に映った自分の姿を見て、エリーゼはくすりと笑った。
数日後。
「お嬢様、今から買い出しに行きますが、何かご入用なものは?」
エリーゼは私服に着替えてから、パナメーラの部屋に入る。
扉をくぐった瞬間、頭上からカエルのおもちゃが垂れ下がってきたが、エリーゼは何食わぬ顔でそれを払い除ける。
「……ちぇー、もっと驚いてよー」
「申し訳ないのですが、私はカエルは好きでして」
「……あ、そのマフラー……」
「最近は肌寒くなってきましたので。暖かいですよ」
「でしょうー。あたしの糸もいくつか混ぜ込んでるからねー」
パナメーラは満足そうな表情で頷いた。アラクネの糸は細さの割に強靱かつしなやかで、最高級の繊維と言われている。
「買い出しに行くんでしょ? フローリアのシュークリームお願い」
「たまにはお菓子以外のものを……。まぁいいでしょう」
エリーゼはメモを取り、部屋の出口に向かう。
「……あ、そうです。この間、言い損ねていましたが……」
「ん?」
「私も、お嬢様のことが大好きですよ」
エリーゼはにこりと笑って、扉をそっと閉めた。後ろからパナメーラの変な声が聞こえてきたが、無視して屋敷を出た。
この物語は、ここでお終い。
パナメーラと二人の使用人は、これからも特に変わることはなく、のんびりと日々を過ごしていく。
強いて変化点を挙げるなら、エリーゼが少し表情豊かになったりだとか、パナメーラのイタズラが少し巧妙になったりとか、それでも引っかかるのは男だけだとか、まぁその程度。
読んでいただきありがとうございました。
別にパナメーラがアラクネである必要はありませんが、その辺は完全に趣味で御座います。
男の名前は最後まで出ませんでした。まぁそれはそれでおいしいと思っております。
作者はタイトルを「平仮名+!」にすれば可愛くなると思っておりました。
なっているでしょうかね?