ま。ええか。
掲載日:2026/07/13
吾輩はにゃんである。
茹だる様な夏が終わり、風が強く吹き去った頃
吾輩は空に輝く無数のキラメキを数えていた。
妙な鳴き声で鳴く奴らが何やら騒々しく騒がしい。
吾輩の食事の世話をしている者達がいつものように
食事を出さない。
なんという怠惰だ!! するってェと食事なし???
なんてことを考えていると家中の電気が消え、外から聴いたことのない音が接近してきている。なんという日だ。
光る閃光と音が大きくなった瞬間眩しくて目を瞑り
ボックスの裏側に身を潜めった。
次の瞬間吾輩の目に映ってきたのは
吾輩そういえば忘れていた。
地球に降りて食料を捜して故郷に帰るとこだったのだ。
ま。ええか。
そう考えていると外では地鳴りが鳴り響き大地の裂け目から噴煙を上げて火柱が吹き上げている。
いまにも地球が壊れそうだ。
そういえば人間も一緒に吾輩の故郷に連れて行くんだった…。
ぺかっと光った次の瞬間見覚えのある宇宙船に乗り込んでいた。
「……あ。」
人間、置いてきた。




