レオニードと盗人メイド
女神の護符番外編です
初期の頃は、イーゴリではなくレオニードとナターリヤばかり書いていました笑
レオニードはかなり天然なのですが、本編ではあまりそのあたりは公開できてないのでこちらに挙げます
レオニード、盗人メイドを捕まえる(艶めかし強化版)
レオニードは、自室のシャワー室で静かに湯を浴びていた。
湯気の中、濡れた黒髪が肩に張り付き、鍛え上げられた背筋を水滴が滑り落ちる。
その肉体は、戦場で鍛えられた騎士のそれでありながら、どこか芸術的な美しさを宿していた。
その頃、部屋の外では一人のメイドが忍び込んでいた。
彼の机の引き出しを開け、金目のものを物色している。
「ふふ…副団長様の部屋なら、何かしらあるはず…」
しかし、棚の上の小箱を落とした瞬間――
カタン。
「……?」
シャワー室の扉が静かに開く。
水滴を滴らせ、腰にタオル一枚を巻いたレオニードが現れた。
その姿は、まるで神話の英雄が湯気の中から現れたかのようだった。
濡れた肌に光が反射し、引き締まった腹筋と胸板が湯気に包まれて浮かび上がる。
無表情なのに、どこか艶めかしく、圧倒的な色気を放っていた。
「何をしている?」
低く静かな声が、空気を震わせる。
メイドは目を見開き、顔を真っ赤にして叫んだ。
「きゃああああああああーーーーーっ!!」
悲鳴が城中に響き渡る。
「何今の声!?」
ナターリヤが数人の騎士を引き連れて、レオニードの部屋に駆け込む。
そして目にしたのは――
半裸のレオニードが、暴れるメイドに馬乗りになっていた。
濡れた髪が顔にかかり、タオル一枚の姿で、無表情のままメイドを押さえ込むその姿は――
あまりにも艶めかしく、あまりにも衝撃的だった。
「静かにしろ」
その一言に、メイドは悲鳴を上げながらも、なぜか嬉しそうに顔を赤らめていた。
ナターリヤは、目を見開いたまま石化。
(えっ……えっ!?なにこれ!?今、何が起きてるの!?)
騎士たちも赤面しながら悲鳴を上げ、部屋の空気は完全に崩壊した。
後日・団長室にて
アレクサンドルは、報告書を手にため息をついていた。
笑顔を貼り付けてはいるが、目はまったく笑っていない。
「つまり……泥棒メイドを捕まえていただけで、襲ってはいない……と?」
レオニードは、いつものように無表情で答える。
「襲ったのは誤解だ」
アレクサンドルは報告書を閉じながら、ぼそりと呟いた。
「……あのメイド、天国に召されて嬉しそうだったけどね」
レオニードは首を傾ける。
「なぜ?」
「……お前は黙っててくれ」
ナターリヤは、部屋の隅で顔を真っ赤にして石化中。
アレクサンドルは、嫉妬で睨みながら、机をバンッと叩いた。
「次からは服を着てから捕まえろ!!」
その日、騎士団では“風呂上がり馬乗り事件”として語り継がれることとなった。
短編なのでサクサク進みます




