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追放聖女の復讐譚  作者: 焼ミートスパ
第5章 共和国編
46/69

46 偉い人に呼ばれました

「13番、ちょっと来い」


薬師を束ねる責任者にいきなり呼ばれました




何か嫌な気がします


大抵こういうのは当たるんですよね(涙)




ドナドナされた先は本当に偉い人がいる建物でした


予想が当たってしまいました!




「貴様は腕が良いみたいだな」


から始まって


「高貴な方だから絶対に治すように」


で終わるお話と言う名の命令が来ました





どうやらこの前お腹をバッサリ切られた患者が見事に回復したのがバレたようです





「いやあれは最初に治療した薬師の腕が良かったんですよ」


無駄なあがきをしてみました


ですがスルーされました





・・・権力者は自分の聞きたい言葉しか聞かないんですよねー(涙)




世界は理不尽で出来ている by聖女わたし





高貴なお方もお腹をバッサリ切られていました


・・・どうりで聖女わたしに話が来るはずです




平民のお腹をバッサリの傷を治してんだから高貴なお方の傷も治せるだろう


そんなところですね





まあ治癒魔法を使わずに普通の薬を塗るだけなんですけどね


そして包帯を巻いて終わり


あとは元気になる薬湯を飲むだけ


本当に普通の治療しかしませんでした





横で監視していた高貴なお方の専属の薬師も首を捻っていましたね


なんでこれで酷い怪我が治るのか?と




いや治りませんからね


治癒魔法は封印です


下手に使うとこき使われるのが目に見えていますからね





・・・じゃあ何でコッソリ使っていたんだよ?ですか


ただのうっかりミスです


聖女わたしと言っても普通の人間ですからね


つい失敗することだってありますよ

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