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追放聖女の復讐譚  作者: 焼ミートスパ
第1章 婚約破棄&国外追放編
4/69

4 王子様へのざまあ

「げほっ」


口から血が吹き出てきた





「きゃあっ」


隣にいた男爵令嬢かのじょが叫び声をあげた




そこは婚約者である王子おれを心配する所だろう!


まったく気が利かない




前の婚約者の聖女ならすぐさま労りの行動が出来ていたぞ(怒)


すぐにでも叱責をしたいが口の中にある血が邪魔をしてうまく発音できない




「げほっ、ごほっ」


口から出る血の音だけが響き渡る






一体何が起こったんのだ?!


聖女はどうした?


この国の王子が困っているのだぞ?


何も言わなくても駆け寄って治癒をかけるべきだろうに


本当に平民あがりというのは使えない




ああ呼吸ができなくて気が遠くなってきた











そういえば昔、こんなことがあったな


唐突に思い出した




小さい頃、肺病に罹って直轄領の空気の良い農村で療養していた


王都よりも空気が良いので大分良くなったがそれでも咳がでると血が出て来て大変だった





そういえばあの時はどうなったんだったか?


たしか優しくて温かい手があったような気がしたが・・・

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