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追放聖女の復讐譚  作者: 焼ミートスパ
第4章 帝国編
31/69

31 夜会はやっぱり夜会でした

「まあ何か変な臭いがしませんこと」


聖女わたしに聞こえるように嫌がらせの言葉が聞こえてきました



定番のセリフですねー(呆)




いえね第三王子に夜会に出るように言われたんですよ


貴族達が会いたいと言っているからだそうです





一人二人なら個別で合わせればいいんですが(いや会いたくはないですけど)


人数が多いんでまとめて夜会で会いましょうということらしいです





・・・誰も会うとは言っていないのになんなんでしょうね


これだから権力者というのは(チッ)




まあ三食昼寝付きおやつ付きですっかり丸顔になってしまったこともあり出ることを承諾しました


・・・先に飴を与えて後で夜会ムチを出すとはなかなかやりますね




まあただ暇していたというのもあります


人間平穏ばかりだと多少の波乱万丈を期待するというものです




その後の侍女たちの頑張りは凄かったです


裸に剥かれて湯あみして


マッサージをされて


髪には香油を垂らされてツルツルキラキラになってました




ビフォーアフターのアフターが凄すぎです


まるで別人のようになっていました(苦笑)





そんな訳で夜会に出た訳ですよ


第三王子のエスコートで




そうしたら来るは来るは嫌味の数々



最初に第三王子と踊ったんですよ


そして第三王子が挨拶のためにちょっと離れた途端、嫌味の嵐に見舞われました




平民臭い


皇帝を助けたからと言って調子に乗っている


第三王子を身体を使ってたぶらかしている


もうレパートリーが幾つあるんですか?ってくらいの数でしたね




まあ第三王子様は優良物件ですからね


文武両道で人当たりも良い


おまけに顔も血筋も良い


入り婿を探している貴族の娘からしたら隣にいる聖女わたしはお邪魔虫以外の何者でもありません




あるいは嫁入り先を探している娘からは臣下に降りた将来の公爵様でしょうか?


どちらにしても優良物件な訳です


お邪魔虫はお邪魔ですようねー




ちょっと暇だったから夜会に出てみようかなーとか思った浅はかな聖女わたしとしては困ったものです


まあ自業自得とも言えなくもないんですけどね(汗)

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