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プロローグ
ここはとある町の外れにある小さな集落
俺はここで育った親知らずの捨て子だ。
おっと、自己紹介が遅れた、俺は『夢乃影人』ごく普通の16歳だ。
この集落で農業やら剣術やらを教え込まれている。
ここは町の外れにあるため自然と防衛線の最戦前になる。そのため剣術を徹底的に叩き込まれる。農業は自分で色々できるようにっと言ったついでみたいなものだ。
そんな特に取り柄のない俺が今日、町の中心にある城に呼ばれた。俺にはよくわからないがどうやら偉い人が住んでいる場所らしい。まぁどうでもいいんだけどとりあえず行くことにした。
「無礼のないようにしてね?あとこれお金、何かあったら使いなさい。」
おばさんがそう言ってお金を渡して俺を見送ってくれた。
そして俺は30分くらい馬車に揺られながら城に向かった。