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白の猟犬  作者: 紅 幽鹿
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第三話:旅立ち

やっと更新

 朝になり僅かではあるが森に光が差すようになると、ドミニクとクララは焚火を消し、出発するための準備をし始めていた。

 リラは昨夜飲んだ薬が効いたのか疲労は回復し、痛みも治まっていた。ただ、左腕だけは吊るしたままである。ドミニクの言った通り、一週間は掛かるのだろう。それでも早いほうだが……。

「色々とありがとうございました」

「気にするな。昨夜にも言ったが、お前が勝手に助かっただけだ」

「でも……」

「気にしないで、パパは恥ずかしがってこんな風に言ってるだけだから」

「お、おい!」

 クララと恥ずかしそうにほほを掻くドミニクのやりたりに、久々に心に温かいものを感じながら短剣を右手に持ち、立ち上がる。

「それで、これからどうするんだ?」

「……何も考えていません。ただ、歩き続けようとは思っています」

「そうか……。あっちの方角に真っ直ぐ進むと、この森の出口の1つがある。その出口から東に向かえば、小さい村がある。その村の住人たちは、いい奴らが多い。事情を聞かなくても今のお前の状態なら暫くの間は住まわせてくれるだろうよ。その間に色々考えてみろ」

「はい。その、ドミニクさんたちは?」

「俺たちは、もう少しこの森で狩りを続けるさ」

「バイバイ」

「……ありがとうございました」

 彼らがいなくなるまでリラは深々と頭を下げる。そして、彼は再び歩き始める。今度はしっかりと目的地を目指しながら。


~~~~~~


~~~~~~


 昨日と同じようにリラは歩き続けていた。だが、昨日とは違い、しっかりと目的地があるためか、道があまり荒れていないからか、疲労はあまり感じられなかった。

 そして、ドミニクに言われた方向に進み続けて数時間。リラは森の出口付近に到着していた。出口から差す光は、僅かにあった森の光とは違い、明るく温かい。光の温かさに顔が綻び、出会ったばかりだった、二人を思い出す。

 もう、会うことはないのだろうか? またいつか再会したい。そんな思いを胸に森から出ようとすると……。

「ッ!!」

「な?!」

 突然、茂みからリラに向かって何かが飛び出して来た。彼の脳裏には、昨日遭遇したエーバーと死のイメージが過るが、訪れた衝撃が軽すぎたのだ。それに、鼻腔をくすぐる甘い匂いに服越しに伝わる柔らかい感触。そして、視界に移る銀髪。

 彼に飛び込んできたのはエーバーではなく、先程、別れたはずのクララだった。

 だが、別れる前の彼女とは違い、服は所々裂け、露出した肌は小さい傷が沢山あった。そして、彼女の綺麗な琥珀色の瞳には涙が溢れていた……。

「助けて、パパが死んじゃう!」

「え、ちょ、ちょっと落ち着いて! な、何があったの?!」

「グスッ……貴方と別れた後、狩りをしてたんだけど、その時、この森に奴隷商人の手下の奴らがやって来て。私たちを捕まえて売ろうとして、それで、それで、私はあいつらに捕まって、乱暴されそうになった時に、パパが助けてくれて……。でも、でも、あいつらの中に魔法使いがいて……。お願い、助けて……このままじゃあ、パパが、パパが死んじゃうよ……」

 涙を流し、途切れ、途切れになる言葉を紡ぎながら、必死に助けを求めるクララ。そこには昨日の彼女にあった強さはなく、年相応の女の子の弱さがあった。本当に必死だったのだろう。父親を助けたい一心で、露出した肌を木の枝や草で切ろうとも気にせず、まだ森にいるかもわからないリラに助けを求めにここまでやってきたのだ。

「お願いします。パパを助けてください……お願い、リラ!」

「………」

 頭を下げ、懇願するクララ。手下が何人いるかも判らない。しかも一人は確実に魔法使いがいる。それにドミニクとクララは、昨日出会ったばかりの他人。自分が助ける必要性はない。危険を冒す必要はない。この家族を見捨てればリラは無傷でこの場から立ち去れる。

 だが、リラの心は既に決まっていた。

 リラはクララの肩を優しく掴むと頭を上げさせ、指で彼女の瞳の涙を拭う。

「大丈夫だよ、クララ。ドミニクさんが何処にいるのか教えてくれるかな?」

 彼は二人を救うことに決めたのだ。元貴族としての矜持だったのかもしれない。クララの様子を憐れんだのかもしれない。それとも昨日の恩返しのつもりだったのかもしれない。それは、彼自身にも解らない。ただ、彼は二人の親子を助けなければという気持ちが溢れてきたのだ。

「う、うん! 私たちの種族は嗅覚が凄いから、パパが何処にいるか臭いで分かるよ!」

「そこまで案内してくれるかな?」

「うん! こっちだよ」

 リラの言葉が嬉しかったのか、未だに涙は止まってないもののクララの表情には少しだけだが笑顔が浮かんでいた。

 クララはリラの手を握り、自分の父親がいる場所に連れて行くのだった。


~~~~~~


~~~~~~


「チッ、しくじまった」

 木の根で入り口部分が隠れている空洞内にドミニクはいた。だが、リラと別れた後とは違い、身体はボロボロで服の腹部あたりは真っ赤に染まっていた。

「狩りだからと言って、鉤爪クローを持ってこなかったのが失敗だったか……」

 ドミニクは自分の甘さを呪っていた。武器を持ってこなかったこと、たかが奴隷商の手下だと侮り、魔法使いがいることも気が付かずにこの有様。

 だが、それらの考えは一瞬だけであり、今彼の思考を占めるのは娘、クララの安否だった。彼女は無事逃げられたのだろうか。それとも、奴らに捕まり売られてしまうのか……。クララは容姿が整っている。彼女が奴隷として売られればどうなるか簡単に想像ができてしまう。そんな未来が訪れないことを願いながらゆっくりと瞼を下ろし……。

「パパ!」

「ドミニクさん!」

 彼がその瞼を下ろすことはなかった。むしろ、この二人の人物の登場に下ろそうとした瞼は上がり、驚きの表情で固まっている。

「よかった、よかったよ、パパ」

「傷は深そうですが……流石、人狼族ヴァラヴォルフ。強靭な生命力ですね……でも、時間はあまりかけてられなさそうです」

 自分の父親が生きていることが嬉しくドミニクに抱き着くクララに、彼の傷口を見るリラ。そんな二人にドミニクの思考は固まる。だが、それは一瞬。すぐに抱き着いているクララを引き離す。

「馬鹿野郎、なんで戻ってきたクララ?! お前もだリラ! 今、俺とクララはやばい状況になってんだぞ!」

「知ってます。だから、来ました。一緒に逃げましょう、ドミニクさん」

「何、言ってやがる。大人を、それも腹に穴が開いてる奴を連れて子供二人が逃げ切れるわけないだろ?! しかも奴らは馬にも乗ってんだ……リラ、クララだけ連れて逃げろ。お前らだけでも、逃げるんだ」

「嫌だ! パパと一緒じゃないと嫌だ!」

「我儘を言うな、クララ!」

「嫌だ、嫌だ!」

 娘を思う父親、父親を思う娘。二人の意見がぶつかり合う。リラはそんな二人を尻目にドミニクの傍にあった木箱を開け、中身を確認する。

 木箱の中には、昨夜見た狙撃銃と弾丸。それと、昨日は暗くよく見えなかったが、箱の奥底には、ワイヤーがあった。

 ドミニクの言う通り、怪我を負って動きが鈍くなっている大人を連れて逃げるのは困難。それこそ、ドミニクを置き去り、囮にしてクララを連れて逃げたほうが、まだ逃げ切れる確率は上がるだろう。

 だが、リラにそんな考えはなかった。そもそもそんな考えがあれば、ドミニクの所まで戻ってきたりはしなかっただろう。

 木箱の中身を確認し、二人を無事に逃がす方法を考える。相手の中には魔法使いがいる。つまり、狙撃銃はあまり使えない。例の防御魔法の欠点を突けさえすれば話は別なのだが……。

 場所は森、相手は馬に乗り、魔法使い付き。対して自分たちは子供が二人、怪我人一人。武器は狙撃銃とワイヤーのみ……。

 頭の中で、様々な作戦を考えては却下、考えては却下を繰り返し、一つだけ思いつく。

 だがそれは、あまりにもギャンブル的で、クララの協力が必要だった。

 リラは未だに言い争っている、クララに声をかける。

「……クララ。一つだけギャンブルだけど、作戦を考えたよ。正直、作戦と呼べる代物じゃないかもしれないけど。作戦にはキミのことが必要だ……昨日会ったばかりの僕だけど、信じてくれるかな?」

「……うん」

 自分を見てくるリラにクララは自然と頷いていた。真っ直ぐ逸らさずに、自分の瞳を見るリラに彼女は、彼ならきっとなんとかしてくれると思ったのだ。

「おい、 勝手に話を進めるな! お前らだけでなんとかできるわけ!」

「……銃と弾丸、ワイヤーを借りていきますね」

 ドミニクの言葉を無視して、リラは装備を持ちこの場から出ていくのだった。


~~~~~~


~~~~~~


「奴ら、何処に行った?!」

 馬に乗り、革鎧を身に着け腰に剣を差している男が、自分の周囲にいる数人の男たちに向かって叫ぶように言う。

 この男たちは奴隷商人の配下の者たちであり、彼らは見失ったドミニクたちを探しているのだ。

「クソ、久々の上物だったのに見失うとは! 探せ、探せ!」

 リーダー格らしき男が叫び、男たちは馬に乗りながらドミニク達を探し回るが、見つからない。

 そんな中、リーダー格の男に部下の一人が近づく。その男の表情は醜悪極まりなく、下劣な考えを抱いていることが窺がえる。

「なぁ、旦那ぁ。あの女、捕まえたら楽しませてくれよぉ。久々の上物だし、どうせ売っちまうんだろ? なら、ちょっとぐらい、なあ?」

 舌なめずりをしながら、先程の少女を思い出す部下に内心舌打ちをするが、リーダー格の男は許可をする。

 こういう輩を指揮するには、暴力か欲望を叶えてやるのが手っ取り早いのを知っているからだ。そして、こういう人種ほど、自分の望みを叶える時ほど仕事の出来が良くなる。

「おい、人狼族ヴァラヴォルフの娘がいたぞッ!」

 現に探していた少女を見つけた。少女は恐怖に顔を歪ませ、種族自慢の脚力で逃げ出す。そんな少女に下劣な欲望を注がんと部下たちは馬を操り少女を追い詰めていく。

 たとえ、人狼族ヴァラヴォルフと言えど、女で子供。次第に速度は落ちていくし、体力も減っていく。

「キャッ?!」

 木の根に引っかかったのか少女は足をもつれさせ転ぶ。それを好機と見た部下たちは馬を加速させ、少女を捕えようとする。

 その様子を見たリーダー格の男は、あとは怪我人の男の人狼族ヴァラヴォルフだけだと、この仕事は完了すると確信する。

 だが……。

「へ?」

 突然、リーダー格の男の目の前で、部下たちと馬の頸が飛んだ……鮮血を周囲にまき散らしながら宙を舞う切断された頸。時間は一瞬。だが、彼には長い時間に感じられた。何が起こったのか理解できなかった。何もないところで頸が飛ぶなど……。

 これは幻覚か? いや、地面に落ちる頸を、生気のない瞳でこちらを見る部下たちを見て現実だと思い知らされる。

 何が起きた? 何故、頸が飛んだ? そんなことを考えながら、目の前を見ると。男の疑問は解決された。

「……ワイヤーか」

 切断した男たちの血によって染まり露わになったワイヤー。なるほど。と、リーダー格の男は理解する。この森は暗く、光があまり入らない。部下たちは、ワイヤーの存在に気付かずかなりの速度でワイヤーに向かっていくことになり、そのまま切断されたのだと……。

 そして、男は即座に物理攻撃無効の防御魔法を展開する。

 部下たちが殺された、それはつまり自分たちは今、攻撃されている。それを理解した男は、次の攻撃に備える。

「奴らの中には魔法使いはいないはず。それなら、これで十分なはず……。何処からでもかかってこい! 俺に貴様の攻撃は通らないぞッ!」

 リーダー格の男は、何処にいるかわからない襲撃者に向かって叫ぶ。さあ、俺はここにいるぞと、殺せるものなら殺してみろと。

 それが、男の最期の言葉となった……。

 急に視界が真っ暗になる。思考が鈍くなり、身体が重くなる。何をされたのか理解できない……男は馬からゆっくりと落ちる。

 そして、男が最期に聞いたのは、パアンッ!と響く、何かの破裂音だった……。


~~~~~~


~~~~~~


 クララと奴隷商人から遠く離れた木の上に、狙撃銃に付属しているスコープを覗いているリラがいた。彼はスコープ越しで見ていた標的が倒れたのを確認すると覗くのを止め、ボルトハンドルを操作し、薬莢を排出する。

 そして、狙撃銃を肩に担ぐと木から飛び降りて、クララがいる場所まで歩いていく。

 歩いて数十分。クララ達がいる場所に到着したリラは、自分が狙撃した男の頸筋を触り、脈がないのを確認してからクララに近づく。

 クララは何が起きたのか解らないといった表情でリラを見ている。

「な、何をしたの?」

「何って、この狙撃銃でこの男の頭を撃っただけだよ」

「で、でも、物理攻撃無効を?!」

「あ、アレ? 実はあの魔法には一つの欠陥があるんだよ」

「欠陥?」

「そう。僕はその欠陥を突いただけだよ」

 物理攻撃無効の防御魔法の欠点。それは、3つある。1つ目は、零距離での攻撃を防げない。2つ目は、防御値を超える攻撃を受けると防げない。そして3つ目は、術者の認識できない攻撃は防げない。

 今回リラは3つ目の欠陥を突いたわけだが、術者も馬鹿ではない。本来ならこの3つ目の欠陥を補うために感覚強化の魔法、主に視覚を強化する魔法を使用する。だが、この強化魔法も万能ではなく、強化しても1キロから1キロ半までしか見えない。だが、それで十分だろう。それだけ見えればある程度の攻撃は防げるのだから。

「だから、僕は視覚強化で見える範囲外の距離から狙撃したんだけどね。それより、早くドミニクさんを近くの医者に見せないと……今朝言っていた村にお医者さんはいる?」

「う、うん」

「なら、行こう。ちょうど、馬もいるしね」

 リラは馬の手綱を引きながら、クララを連れてドミニクがいる場所に向かうのだった。


~~~~~~


~~~~~~


「……こ、此処は?」

 リラたちを止めることができず、血を失いすぎ意識を失っていたドミニクは簡易ベットの上で目を覚ました。鼻を突く薬品の臭いに、自分の身体に巻かれている包帯を見て自分が何処かの診療所にいることを理解し、森での出来事を思い出し、慌てて周囲を見渡す。クララ、リラは無事なのか、もしかして、自分だけが助かってしまったのではないのか。と、だがその心配も杞憂に終わる。

「うぅん、おとう、さん……」

「……クララ」

 椅子に座り寄り添うに寝ている我が子の様子を見て、安堵する。そして、タイミングを図ったかのように部屋の扉が開かれ、白衣を着た初老の男性が入ってくる。

 顔見知りに、ドミニクは、此処は馴染みのある村の診療所であることが分かった。

「目、覚めたようだな」

「……お陰様でな」

 男性はドミニクの身体を診察すると包帯を取り変え始める。

「相変わらずの生命力に回復力だな。もう傷が塞がり始めておるわ……この様子だと、もう歩けるようにはなるな。だが、しばらくの間は激しい運動は禁止だ」

人狼族ヴァラヴォルフだからな……悪いな、迷惑をかけた」

「何を言っている。怪我人、病人を治すのが医者の仕事だ。それより、お前の娘と見知らぬ少年には感謝しておけよ。血まみれのお前を運んできたのは、その二人なんだからな」

「ああ……。そう言えば、その見知らぬ少年、リラは何処にいるんだ?」

 ふとリラの姿にないことが気になり、男性に尋ねると。男性は笑いながら扉のほうを見る。

「その子なら、待合室にいるよ。今は親子二人っきりにしてあげたほうがいいと思ったらしい。あの年齢で、気が利くとはいい子じゃないか。会いに行ってくるか?」

「ああ……」

 寝ているクララを起こさないように慎重にベットから降りて、扉を開けて待合室に向かう。

 男性の言う通り、待合室にリラはいた。まだ時間が早いためか、そこにはリラ以外いなかった。

「あ、おはようございます。目が覚めたんですね」

「……ありがとな。お前のおかげで助かった」

「いえ、僕が助けたんじゃないんですよ。ドミニクさんが勝手に助かっただけです」

「お、お前……」

 以前、彼が言ったことをそのまま返したリラに、苦笑いを浮かべながらその隣に座る。

「……奴らはどうした?」

「殺しました」

「そうか……」

 躊躇いも、誤魔化しもしないリラに彼は違和感を覚えながらも、話を続ける。

「ドミニクさん、僕は可笑しいんでしょうか?」

「何がだ?」

「奴らを殺すとき、何の躊躇いもなかったんです。それに狙撃銃で撃ち殺す時も……スコープを覗いて、引き金に指を掛けた時……頭の中には何にも浮かばなかったんです。空っぽって言ったほうが良いんですかね……ただ、引き金を引く、それだけだったんです」

 淡々と話すリラの頭に、手をそっと置き撫で、語り始める。

「別に変じゃねぇよ。そもそも、この世の中は広い。様々な考えの奴がいる。ただそれだけだ、気にすんな……それより、お前には恩返ししないとな」

「恩返し? いや、別にそんなつもりは! それに、僕はドミニクさんに助けてもらってますし」

「いいや、それじゃあ、俺の気が収まらねぇ。それに、お前は俺だけじゃなく、クララも助けてもらった……その分は、しっかり返さねぇとな」

「でも……」

「よし、俺の家に来い!」

「……え?」

 いいことを思いつたと言わんばかりの表情の彼に、リラはポカーンとした表情をする。そんな彼を尻目によし!と怪我人とは思えない勢いで立ち上がり、リラの腕を掴む。

「そうと決まれば、さっさと準備していくぞ! 人狼族ヴァラヴォルフにとっては、薬の臭いていうのはきついもんだしな!」

「ちょ、ちょっと?!」

 リラを引っ張りながら、自分が寝ていた部屋にリラを連れていく。彼の行動に驚きの声を上げるリラだったが、それとは裏腹に表情は笑顔だった。



銃の描写、難しい。


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