プロローグ
どうもです、雪解けです。
高専の寮に入って死にかけている雪解けです。
高専の部活動がきつ過ぎて死にかけている雪解けです。
危うくエタリかけた雪解けです。
久々のキーボードの感触に感動してる・・・ってしつこいわ!
ゴホン、改めまして。
ども!雪解けです。
ようやくかけました、『人類よ、そこのけそこのけ、龍神通る(改訂版)』!
まあ書けたといっても、今回はおためし投稿みたいな感じでして・・・
あ、やめて石ころ投げるのやめて!
とまあ久しぶりの冗談はさておき。
今回は『人類よ、そこのけそこのけ、龍神通る』を除いていただきありがとうございます。
願わくば、本編を読んでいただき、楽しんでいただければ、と。
暗く閉ざされた洞窟の中に、ぴちょん、ぴちょんと雫の垂れる音が木霊す。
やがてその暗闇の中に、一人の少年の姿が浮かび上がってくる。
しかし、その少年の様相は見るに堪えないものだった。
肩口から胸元にまで走る裂傷は、見るからに致命傷で、それ以外にも数えきれないほどの傷跡が目立つ。
「あー、痛ってぇなぁ。畜生・・・・・・ま、でもこの痛みが。女の子を助けるためってのが唯一の救いかねぇ。」
憎々しげに、自分の傷口を見やる少年だったが、その言葉にはどこか満ち足りたものを含んでいた。
「んまぁ、一応は約束守れたってことでいいよな?父さん、母さん、姉さん。」
そう言った少年の視線は何もない虚空を見つめている。
「あーあ。約束の為とは言っても、ここで死ぬのは面白くないねぇ。全く。」
死にかけの傷を負ってもなお、ここまでのことが言える少年は案外大物なのかもしれない。
やれやれといったように首を振って、さらに続ける。
「よくよく考えてみたら、十六年生きて何もいいことなかったような気がするなぁ~。」
何やら昔のことを思い出し、ため息をつく。
「彼女くらい欲しかったなぁ~。今までの人生、青春のせの字もねえや。」
自分でも不思議なほどに余裕だった、思わずどうにかなるんじゃないかと、一瞬でも考えてしまうほどに。
しかし、次の瞬間。
「ゴホッ、ゲェッゴフッ!」
口元から大量の血を吐く。
「あ゛~、やっぱこれは無理だよなぁ。あん時のやつよりもヒデェや・・・こりゃ。」
あきらめにも似た表所を浮かべたかと思いきや、次の瞬間には、また余裕のある笑みを浮かべる。
「まあ、しょうがねえっつって割り切るしかねぇわなぁ。」
せめても強がりと、最後に呟く。
「せめて、お前は幸せに生きてくれよ?唯子・・・」
もう少年に力はない。
ただただ、目の前に迫りくる″死”を受け入れるべく、瞳を閉じるだけだった。
この物語は、凡人と言うにはあまりに非凡な力を持った少年の、『英雄譚』である。
ことの始まりは今から約3か月前のことである。
どうだったでしょうか?
きっと改訂前を呼んだことのある方はほとんど変わってないんじゃ?って思われるかと・・・
まあそんなに変わってないように見えるんですが、大きく変わってます。
これを変えるだけで物語の流れは135度くらい変わってます。
勘のいい人にはもしかすると気づかれてるかもしれないですがね(あれ?プロローグからなんかしら勘づかれてちゃ不味い気が・・・)