二つの笑顔
ほのぼのした光景
今朝、TVで見ました 高知の山中の柚子畑
直植えの10mほどの 大きな柚子の木
60歳代の男性が 二段梯子で上って採取
木には太くて固い 棘が無数にある
実の採取作業は 棘との戦いと語った
作業着 手袋 気を抜けば 突き破り 傷まみれ
困難な採取作業と 愚痴をこぼしていた
香りも 酸味も 低木栽培の
接ぎ木柚子と比較して
はるかに優っている 柚子の実
80歳代の婆さんが 一つ一つ 柚子を
自家製の圧搾機で絞っていた
容器に絞った柚子酢を溜め
木綿布で絞り 漉していた
圧搾した 絞りかすの果皮は 半分にカット
中身を取り除き 規則正しく並べ 日向干し
天日干しを終えた 乾燥果皮
細くスライスされ 各種の料理材料に
家の食卓に よく似た 二つの顔
採取した息子さん 加工していたお母さん
この日の夕食は 柚子果皮の甘辛炒めと
柚子酢の ちらし寿司
食べた息子さん「美味しい! おふくろの味」
聞いていたお母さん「いつもは 言わないのに ね・・・」
恥ずかしそうな笑顔と 嬉しそうな笑顔 二つの笑顔
清々しい夕食