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第一話 プロローグ 死の赤

暗い世界に1人佇み、世界を恨む 

空に瞬く紅き死の星

雨が降っている。

それなのに天上には光があった。

それは、赤い色をした星だった。

それは、「死の星」と謂れていた

私たちは、その「死の星」を見上げた。

―――――ああ、なんて、美しいのだろう

見とれている間にも広がる足元の水たまりに反射し、

――――ぱしゃり

波紋が広がった。水たまりに揺れる「死の星」は、なんと荘厳な雰囲気を醸し出すのだろう

か。

――――ぱしゃり

もう一度波紋が広がった。

「死の星」の色と同じ赤が入り混じる。

それは、人が息絶えた赤だった。

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