カノン王国人物録
“戦鬼“ 本名不明。出生年、死亡年不明。
カノン王国北東部にある小さな村(現在は都市統合政策により壁内都市グレイリークに合併された)に生まれ、両親に育てられる。
その後彼はゴリン丘陵東部ダレヤ山に住む“枯木”と呼ばれる、当時知らない人はいないとまで言われた伝説的な指導者に師事する。
その後はカノン王国騎士団に所属。愛用していた武器は刀。また、不思議な力を持つ少女サラサ(中央歴 ~152)と共に行動していたといわれる。
隣国、グーラマイア王国とのバイブ戦争(中央歴149~151)、その最終戦場(グレイリーク略奪侵攻防衛戦(中央歴151))において一、二を争うほどの多大な戦果及び、グーラマイア王国軍に協力していた枯木の討伐。両の功績を認められ、騎士団第四副団長兼指南役として抜擢される。そのため、グレイリークがしばらくの間の彼の拠点となった。
また、戦鬼という名はこの頃から呼ばれ始めていたとされる。
また終戦一か月後、ゴリン平原に住み着いていた古代走龍ドランゼーレが街とゴリンとの境界となる外壁フランテインの近くにまで接近し、人々を襲った。戦鬼はフランテイン壁に駆け付け、サラサと共にドランゼーレを討伐。
その約一年後、ドランゼーレを殺されたことに怒ったドランゼーレの番とされる古代走龍ブランガードがフランテインを突破しグレイリークを襲撃。その後現場に駆け付けた戦鬼がブランガードの説得を試みるが失敗。その後討伐に成功したものの、サラサが亡くなる。また一部の伝承ではサラサを殺された怒りからブランガードを一撃で葬ったと言われているが、あくまでも伝承の一つだとされている。
戦鬼の愛刀とされている黒刀“夜桜”はこの時から存在が確認されているため、この時に誰かから譲り受けたとされる。(サラサの何かしらの能力により元々持っていた刀が変化した、という説がささやかれているが、信憑性は低い。)
また、ドランゼーレとブランガードの子供の龍を保護した、という伝承もある。
【武器】
・黒刀”夜桜”
グレイリークでのブランガードとの闘いから使い始めた刀。
刀身が漆黒に染まっており、何をしても壊れない耐久力、その鋭さ故の攻撃力が特徴。
また夜桜は今でも受け継がれ続けており、現在は所有者がおらず、国庫に保管されている。
(詳しくは武器録に記述。)
【能力】
枯木に鍛えられた剣技などの戦闘技術を駆使して戦う。
彼の初陣における戦果は、それ一つで騎士団の副団長として認められるほどのもので、バイブ戦争全体で見ても上位の戦果を挙げている。
また、今現在伝わる剣術の中で最も会得するのが難しく、しかし最も強いと言われている流派【彼岸流】の開祖だと言われることもある。
上記三つの出来事は、カノン王国の歴史に関する古書にも確認されているので、戦鬼の存在に対する信憑性は高いとされる。だが、あまりにも人離れした偉業から所詮は伝承だ、という意見もある。
また、主に王国内で語り継がれている戦鬼に関する伝承の類は、三つの出来事以外には広まっておらず、戦鬼はその後、戦いなどに参加することなく、老衰で死んでいったと考えられている。
【参考】
「戦鬼対枯木」 ガーリンマイン
「戦鬼と枯木の戦い」 ファクラ・テント
「バイブ戦争」 カノン王国記
「フランテイン古龍退治」ププラ・ペンペスト
「戦鬼対龍」 ガーリンマイン
「グレイリーク防衛戦」 ビンゴ・ペンペスト
「戦鬼伝」 クルシュカ・テリッサ=サーリンペイン
「カノン王国と龍の歴史」カノン王国
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“破戒師”ザナンケット・ソードライン 出生年、死亡年不明。
この男の出自についてはその全てが謎に包まれている。
また、彼と同年代に活躍したとされる“戦鬼”とは対照的に、彼に関する伝承はその数が少なく、多少の憶測が含まれることを了承してほしい。
彼の姓であるソードラインは今のカノン王国の五大貴族であるソードライン家と同じであり、彼が最初のソードラインだと言われる。
その根拠は後述する彼の能力である。
彼の能力は他に例がないが、その能力が時折ソードライン家の子供に発現することがある。彼がソードライン家である根拠は、これがソードライン家の血にしか見られず、その能力が先祖返りや神格遺伝であると考えられているためである。
【能力】
・破戒
彼の二つ名の元になった能力。
主な能力は、対象の身にある契約や一部の呪い等を破壊(強制破棄)すること。
これによって彼は孤立したとも、大成したともいわれる。
また破戒には細かく分けて【破戒】【吸戒】【与戒】【交戒】の四つに分けられる。
(詳しくは能力録に記述。)
【参考】
「ファスケッテ神話」 サザン・ドウラ
「テリケンテ国家書」 ピーラナント・パット




