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こまかい詩集2

詩 また明日も穴の中に

作者: 仲仁へび



「居心地の悪い居場所から逃げてきた、そうしたら……」


 穴を見つけた

 入ってみた

 ほっとした

 ここにいよう

 

 穴があるから

 今日も入った

 また来よう

 ほっとするから


 穴の中は目立たない

 居心地が良くて

 人が来ない

 ずっといたい

 ずっとずっと


 穴からは出たくない

 怖いものがたくさんの

 外には絶対出たくない

 出てもきっと良い事はない


 穴の中は狭いけど

 とても暗いし見えないけど

 ここはまだまだマシだから

 ここにいたいと思っている


「居場所がないから、必要なんだ」


 穴を見つけた

 入ってみたい

 先客がいた

 入れない


 ちょうど良い場所

 だったのに

 ここしかないのに

 ここだけなのに


 どうすれば良い

 考えてみた

 穴を奪おう

 そうしよう


「二人いる居場所なんて想像できなかったんだ」



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