僕らの未来に祝福を　〜記憶を失い男として育った少女は、国の悪習を断ち切るために、仲間たちと奮闘する

建国神話より
『その昔、大陸は光と闇の勢力争いが続いていた。闇は人の弱い部分に入り込み、負の感情を増大させ戦いへと導いていく。
その中で闇の力に抗い光と共に戦った者がいた。
光は闇を打ち砕き地中へと封印し、その土地を共に戦った者に委ねた。
その者の名は『アレアドル・ローデルシア』
光の都ローデルシア王国の建国王その人である』

時は過ぎ、今より遡ること１２年前、ローデルシア王国に３つの命が誕生した。これは１人の少女と２人の少年が紡ぐ物語である。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

　幼い頃の記憶を無くし男として育てられた少女フィオと、４歳で家族を失った少年ロイ。２人は孤児院で出会い、共に学校へと通うようになる。
　そして時を同じくして慣習から逃げるために国外留学をしていたアベルは慣習に立ち向かうべく帰国する。

(個人サイトにも掲載してます)