第2話 友人
だいぶ間が空きましたが、続きです
始業式も終わり、僕たちは自分たちのクラスに戻ってきた。
そこで、担任の大崎 汐先生から連絡があった。
僕や氷雨は、去年も同じ先生だったので仲がいいほうだ。
去年のクラスメイトからは汐ちゃんと呼ばれている。
「2年目の人も、始めましての人もいますけど、これから、仲良くすごしましょう。では、明日の予定ですが……」
そんな汐ちゃんの話を聞き流しながら、僕は窓の外を見続けていた。
僕の席は窓際の3番目だ。それなりにいい位置な上に2年の教室は3階(間取りは1年が4階、3年が2階、特別教室や、職員室は1階となっている。)なため、それなりに眺めも良く、僕はこの席を気に入っていた。
そんな僕の背後から、二人分の声が聞こえてきた。
「……どうしたの?ボーっとして。普段なら、汐ちゃんの話、ちゃんと聞いてるのに……」
「珍しいよな、恭也がボーっとしてるなんて。風邪でも引いたのか?」
「氷雨、宮永……。いや、ちょっとね」
僕はそう答えながら、背後にいるであろう二人の方を向く。
そこには、氷雨とポニーテールが特徴的な少女がいた。
彼女の名前は、宮永 希。去年からのクラスメイトで、氷雨の幼馴染だ。
氷雨とつるむようになり、長年ストッパー役をやっていた彼女とも面識を持つようになった。
今では、三人でよく行動している。
「……ホント、恭也がそこまでボーっとしてるの初めてみた。氷雨ならともかく」
「おい!俺ならって何だよ!?俺ならって!?」
「あんたはいつだってボケ〜っとしてるじゃない!!それとも、何?否定できるの?」
「まあまあ、僕ならいいから。喧嘩はやめて」
「……まあ、恭也がいいんなら……」
僕が間に入ると、二人は、言い争うのを止め、僕の方を見る。
氷雨は、まだ何が言いたそうにしていたが、宮永に習って、言い合いを止めていた。
二人の視線が僕へと移ったので、僕は宮永の疑問に答える為、窓の外を指さす。




