六人の戦士
二昔前、人間は愚かだった。
意味の無い事に執着し、有りもしない幻想に見入られ、幾多もの争いをし、自らの手で己の首を絞めている事にすら気付かない愚かな生き物だった。
だが、今は違う。
遙か昔、先祖が無能であったが故に滅びた人間は、数百年の時を経て進化を遂げ、歴史を刻む為、再び甦って来たのである。
一章 復活の兆し
人類が滅びてから、50年程経ったある日、地下に埋まっていた大きなカプセルが6個地上に姿を現した。
このカプセルは、50年前、人間が埋めた人間保存装置だったのである。
カプセルの始動により、人類の歴史が再び動き始めたのであった。
カプセルから出てきた六人は、それぞれに秘められた能力があった。
赤いカプセルには、
萩綿 司馬総
はぎわた しばふさ
25歳の元医者が眠っていた。人体を自由に操る事が出来る能力の持ち主。
白いカプセルには、芝田 喜美江
しばた きみえ
40歳が眠っていた。
無職で家族持ちのこの女性は、空中移動・物質変化瞬間移動の力を秘めている。
黒いカプセルには、
宮元 氷見慧
みやもと ひみとし
19歳が眠っていた
彼の能力は、動物と会話が出来る力だ。
職業 教師
緑色のカプセルには
山本 柴由樹
やまもと しばゆき
21歳 営業マン
炎を操る力の持ち主紫色のカプセルには
二十歳の女性が眠っていた。
能力は、全てを無に変える力。
銀色のカプセルには
二十歳の男性が入っていた。
能力は、物真似。
水色のカプセルには
尚志が入っていた。
能力は、自然を操る力。
歳は、15歳
以上の六名が、人類を復活させていくのである。
萩綿編