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局長大混乱




「ただいま戻りましたよ、リーリアさん」


「すまんなリーリア……ご主人様が暴走して遅くなった」


「そしてワシも手伝うのじゃ! 大船に乗ったつもりで――」



「本当なんです! フィオドール様とキリリス様が戦い始めて!」


「フィオドール様の尻尾がもふもふで! あの尻尾で愛撫されたいんです!」


「えっ……何が起きたんですか? フィオ先輩とキリリス様が戦闘? ……それに尻尾?」


「介入部に領域があって! 危ないから《転移》した方がいいって!」


「九本もあるんです! 一本くらい私専用の尻尾にしても良くないですか⁉︎」


「介入部……九本? そもそもフィオ先輩に尻尾なんてありましたか?」


「早くしないと介入部が――」


「今のフィオドール様は狐さんなんです! 獣姦になります!」


「じゅ、獣姦……」


「リーリア様……私の報告は重要では無いんでしょうか? 七階位の方には日常茶飯事だったり……」


「真っ白で、尻尾が九本ある狐さんです。毛並みが良くて……空気を清らかに出来ます」


「……神獣? いや、霊獣と呼ばれる存在でしょうか?」



「リーリアさんも染まってきましたね。それでこそ七階位です」


「リーリアは疲れているんだろう……誰かが問題ばかり起こすせいでな」


「何じゃ? 主人様は九尾狐になったのかの? 次は獅子になるのじゃぞ?」



 機会があればそうしましょう。麒麟獅子やバステト……ネメアーの獅子でも面白そうですね?

 それにしても……いくら疲れているからといって、私が来た事に気付かないのは減点です。また奇襲されてしまいますよ?

 言っても分からないでしょうから、体に教えて差し上げます。ニールさん、私を降ろしてください。



「むぅ……『ニールお姉ちゃん』じゃ」


「ニール様……」


「降ろしてください。ニールお姉ちゃん」


「くぅ〜! ダメじゃ! ずっとこのまま――」


「《ままたび香》」


「――ふにゃん」


「ニール様……」


「天誅です……さて、この体ではどこまで許されるのでしょうか?」


「オレが許さな――冗談だ! 冗談だからその『バニースーツ』はしまってくれ!」



 今回はうさ耳もセットで用意していますよ? 着たくなったらいつでも言ってくださいね。

 さぁ、これで邪魔する者はいません……目標はリーリアさんのお尻。いざ、拭います!



「すまんリーリア……オレには止められない」


「にゃうん……」


「参ります」



「でも、フィオドール様が狐になった時はびっくりしました……ね? ニンク」


「うん。私的には獣姦もありだと思うよ」


「さ、参考までに聞きたいんですけど……二人ともフィオ先輩とエ、エッチな――ぁんっ」


「えっ……」


「リーリア様……喘ぎました?」


「ち、違うんです! 誰かにお尻を撫でられて――んんっ」


「っ⁉︎ リーリア様! 後ろに誰かいます!」


「二回も喘いだ」


「だ、誰ですか⁉︎ こんな悪戯するの――」


「私です。リーリアさん」


「フィオせんぱ――え? フィオ先輩ですか?」


「今の私は『フィオドールくん7歳』です」


「ななさ……え?フィオ先輩……くん?」


「かわ、かわかわかわ……」


「セリー? 目がイってるけど」



 戸惑うリーリアさん、今にも飛び掛かって来そうなセリーさん、あまり興味の無さそうなニンクさん……綺麗に反応が分かれましたね。

 リーリアさんの反応は……お姉さん属性が無いと見ていいのでしょうか? 念の為、もう少し探りを入れてみましょう。



「キリリスさんとは痛み分けに終わってしまいまして……結果的にこうなりました」


《息を吐くように嘘をつくな……ご主人様》


《嘘はついていません。説明を大幅に省きましたが》


「そ、そうだったんですか……えっ? それと私のお尻を撫でた事に何の関係が……」


「そういう呪いを掛けられてしまったのです」


《嘘をついた! やっぱり嘘をついたな⁉︎》


《いいえ、ウルは見ていなかったので分からないでしょうが……そういう『宝具』で斬られました》


《……? 嘘じゃないのか? は、早く解呪しようご主人様!》



「の、呪いですか? えっと……どんな呪いを――」


「『一定間隔で女性の体に触れなければならない呪い』です」


「そ、そんな呪いがあるんですか……あれ? それだと別にお尻じゃなくても良かったのでは?」


「この体ですからね……胸には手が届きませんでした」


「いえ、その……女性的な部位じゃないとダメなんですか? 」


「ご主人様! オレが解呪を手伝うから――んぁっ」



《ウル、大人しくしていて貰えませんか? もう少しでリーリアさんを騙せそうですから……》


《騙す……って事は嘘じゃないか⁉︎ くっ、尻を撫でるのを止めろ!》


《と言いますか、キリリスさんがそんな『宝具』を使う訳がありませんよね? 普通に気付いてください》


《なっ⁉︎ ほ、本気で心配したんだぞ⁉︎ 呪いは早く解かないと定着してしまうから……》


《後で尻尾を撫でてあげますから、黙っていて下さいね》



《……絶対だぞ? 後、頭も撫でるんだ》


「と、いう訳でして……現在は解呪の真っ最中なのです。協力していただけますか?」


「う、うぅ……流石にちょっと恥ずかしいので……」


「ふむ……そうですか」



 これはナシですね。リーリアさんには受けが良くありません……生粋の後輩キャラでしたか。

 やはりリーリアさんの前では、『頼りになるフィオ先輩』でなくてはいけないのでしょう。進展はありませんでしたが……収穫はありましたね。

 【退行】を解除します。ウル? 上手く話を合わせてください。



「そんな急に――んひゃぁあああ⁉︎」


「ウ、ウルさん⁉︎」


「ふぅ……元に戻れた様ですね」


「フィ、フィオ先輩? ウルさんが……ウルさんが!」


「ええ、多少強引に解呪させていただきました」


「指……指がぁ……」


「ウルさん⁉︎ い、一体何が……」


「入れました」


「い、言わないでご主人様……扉が……扉が見える」


「指? ……扉? ウ、ウルさん大丈夫ですか?」


「さて、そんな事よりリーリアさん。ご報告があります」


「そんな事⁉︎ あの……報告より先にウルさんの介抱が必要だと思います!」


「現在の干渉局に対する不満を調査してきました」


「せ、先輩? フィオ先輩? ウルさんを……」


「……ウル?」


「だ、大丈夫だリーリア……お前も直に分かる」


「え……私、何されるんですか⁉︎」


「ご報告があります」


「優しくしてください!」



 優しい報告とは何ですか? リーリアさんは一度混乱すると立ち直るのに時間がかかってしまう様ですね……

 ああ、それとも“不満”と言ったことで警戒させてしまったのでしょうか? 安心してください。この『頼れるフィオ先輩』がしっかり補佐して差し上げます。



「くぅ……今が攻め時だと言うのに……」


「ウルは欲しがりですね?」


「ち、違う! オレに対してじゃ――んなぁああああ⁉︎」


「は、入ってます……入ってます⁉︎」



「「リーリア様」」


「あ、ニンクさんにセリーさん……ど、どうかしましたか?」


「「下着を替えてきます」」


「ああ、下着を――んぇえ⁉︎ そんな事私に言わなくていいですから⁉︎」


「「一応、ご報告を」」


「私もご報告があります」


「フィオ先輩も下着を⁉︎」


「リ、リーリア……正気に戻れぇ……」



 報告を聞くのにここまで時間が掛かってしまうとは……リーリアさんもまだまだですね?

 これは補佐のし甲斐があるというものです。しっかりと頼れる所を見せて、私のハーレムに加わって貰いましょうか……

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