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私の実話怪談集  作者: 王李友衛
1/5

母の上に浮かぶもの

 これは私が小学二年生ごろに体験した話である。話のネタに何度も使っていて、幼いころの記憶なのに、何故かとても鮮明だ。私と母は祖父母の家に泊まりにいった。夜は、寝室に敷布団を三つ並べて、母、祖母、私の順に寝転がった。照明は一番小さい明かり(豆球、常夜灯というらしいと調べて初めて知った)をつけていた。私はなかなか眠れず、ふと、祖母と母の寝ているところを見やった。真ん中の祖母はすやすやと眠っていた(こちらに顔は向けてはいなかったように思う)。母は私に背中を向けて、横向きになっていた。そこから、である。むくっと、半透明の母が抜け出て来た(?)のだ。寝ている母は私に背を向けているのに、その“母”はこちらに体を向けて起き上がったのである。そしてその“母”は目を血走らせており、にやりと顔を歪めた。

 私は即座に布団を頭から被り、恐怖に震えたことも覚えているが、いつの間にか眠っていたらしい。

 幽霊のようなものをはっきりと見た、と言えるのは後にも先にもこの体験一回きりだ。それが身内の生霊というのも奇妙な話ではあるが。

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