夢の世界の始まり
高崎圭......現役高校生である。[一応......]
なぜ一応かと、言うと彼は引きこもりでほとんど学校に行っていないからだ。
そんな、彼が普段学校に行かず何をやっているかと言うと『ネトゲ』だ。
あるネトゲでは、一位を争うくらいの実力の持ち主だ。しかし、それぐらいしか特技がないwwww
そして、この日も圭は、いつも通りネトゲをやっていた。
ちなみに、プレイしているネトゲの数は30を軽く越していて、どれもしっかりやりこんである。
「今日は、レベルも上がったし、苦戦していたところをクリア出来たから、おちるとするか!」
そんな事を呟くと、いつもより早くベッドに入った。そして、ネトゲで疲れたのか、すぐに眠りについた。
圭にしてはとても早かった。半年に一回と言う早さだった。
時刻は12時だった。
zzz........ zzz..........気持ちよく、眠っている。
ジーーーーーーン
深い眠りについていると、突然頭に激痛がはしった。最初は寝ぼけていた。
しかし、あまりの痛さで完全に目を覚ました。
「え!? ここは何処だ?.....」
圭が目覚めた場所は、ベッドの上ではなく、広い草原だった。
パニックになり、自分の顔をつねってみるが変化がない。しばらくの間は、何が起こったか分からず呆然としていた。
そして、何か行動してみようと思い立ってみると足元には手紙が落ちていた。
そこには、『ここは、あなたの夢の世界!
現実的であって、非現実的な世界!?
これは、要するにゲームだ。これをクリアすることで目が覚める。』と、訳が分からない事が書かれていた。
またもや、何の事か分からず呆然としていた。
そして、次の瞬間空から少女が降ってきた。
「わぁーーー どすんっっ」
少女は、圭にかぶさっていた。
激痛がはしった。しかし自分のことよりも「痛かった~」と、可愛らしい声が聴こえてきたことに意識を置いていた。
それほど、素晴らしい声の持ち主だった。