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妖怪話  作者: くろっち
1/6

妖怪救助 壱

目を覚まし、空をみる。

青空。大空。すごく広くて無限にあるそうな空


「あ...」

そういえば自分は追われていたのだ。

そこから必死で逃げて転んで...なんとか逃げてえっと...



 自分は普通の人には見えないものが見える。

この発言から勘が言い方ならわかると思うけれど、それは怪物だ

化物の方がしっくりくると思った。

それを自分は妖怪と言っている。

妖怪。

いうなればお化け。

化け物だ。

それが見えてる。

見えているだけでそいつらは追ってくる

「人間のくせに」「人間如きが」

そんなことをいって追っかけてくる

人間如きが見て悪いか。見てしまうんだしょうがないだろう

そんなこと言ったってあいつらは納得してはくれなかった。

どんだけ自分勝手なのだろう

そんなことを考えながら僕は自分が通う高校をうろうろしていた

別に意味なしにウロウロしているわけではないそんな不審者なことはしない。


友達を探しているのだ。

そういえばよくこんなん見えてると友達いないとか思われそうだけれど、いや、何故そんなことしってるのかってそりゃそういう小説やらが好きだから。

小学生の頃は見分けがつかないことも多々あり、友達はいないどころかいじめられていた。それを親に相談したら

あいつらは怪物だから、無視していい。中学から違うところに引っ越すからその時から無視しなさい。なんていわれていたから大体無視していた。

しかし自分にも良心ってものがある。

その為なるべく友達は作らないようにしていた。

しかし友達ってのは勝手にできてしまうものだったらしい。

今も少数だが友達もいる


バァっといきなり風が音を立ててなる。

そんな風強かったっけ?と思い、前を見ると


そこには片足が目の前にあり、少し横を見るとスカートがある

白いきれいなパンツが丸見えだった。


「やぁ!茶川先輩!元気か?」

「元気だがなぜおまえは毎回蹴ろうとするのか」

「これは....そうだな茶川...茶川祐樹先輩への敬意だな!」

「敬意じゃなくて悪意があると思うんだけど!?」

「10%敬意80%悪意かな!」

「後10%はなんだ!」

「茶川先輩なら悪意が多い!と突っ込むと思ったのだが...さては...偽物か..?」

「誰が偽物だ!」

「相変わらず元気だなぁ」

「誰のせいだ!」

何故こいつはいつも疲れる会話をしてくるんだ


こいつは長谷川、長谷川菜々美

いつもあった時に(さすがに校内ではやらないが)やってくるのだ

「あぁ、そうだ」

「ん?どうしたんだ?」

「これ、」

「おぉ!これは...!」

それはとある雑誌だった

その雑誌はいわゆる..その...青年が読む本だ。

さすがにこの小説であの名前で言うのはまずい。

こいつはどうやら夜、外に出ることを禁止されているらしく、

そういう系が買えないらしい

しかし男子ならこれに趣味を持つのはわかる。てゆうか当たり前だ

しかし、名前から察している人もいるかと思うが

そう、こいつは男子ではなく女子。女だ。

「なぁ、なんでお前女なのにそんなん読むんだ?」

「そりゃぁもちろん!美しい女性の肌を堪能したいからにきまっておるではないか!」

「お前は男か!そしてヘンタイか!」

「どうみたって女でヘンタイだろう。さっきも私のパンツは女だったろう?」

「パンツ見えているの知ってたのかよ!てか女なら恥じらいをもて!」

「ちゃんと持っているぞ?今も..恥ずかしい...ぞ..うはっ」

「なぜ吐きそうになっている!?」

「恥ずかしい..というと吐きそうになるんだ..」

「なぜだ!」

そんな他愛もない話をして数十分。俺は帰路を歩いていた。

そして、俺はここで怪物と出会う。


家に向かうには少し不気味な森を通らなくてはいけない

大体そこで妖怪とであうのだけれど...

「ウガ...オマエ..」

そして、目の前に突然、でかい何かが出てくる

最初はカベとも思ったかが柔らかさから違うかった。

そして上を見ると、でかい顔があった

「まさか、ミエル..?」

微妙なカタコト

「人間のくせに?」

またそれか。でもでかいってことは走るのも遅そうだな。

逃げるか

「クソ...食ってやる...!またみられた...モウイヤダヨ]

そんなこと思っているうちによく言うセリフを言う

・・・あれ?また?つまり誰かに見られたってこと?

いや、まず逃げよう

家まで俺は走る準備をした。


油断した。大きいから。遅いと。完全に人間の予想範囲なことを思ってしまった。

こいつは妖怪なんだ。

お化けなんだ

化け物なんだから。

そいつは案外早かった。

猛ダッシュする。

自分が餓鬼のころは体育嫌いどころか運動嫌いっ子だったが

こんな化け物見えてるところで、逃げなきゃいけないわけで

強制的にでも走ることを強いられていたため、自然と足が速くなった

まぁそれが今になっては吉なのだろうが

「はぁ..はぁ...まだ追ってくるのかよぉ!」

大声で叫んだ。

これはすごい粘り強さだ。

軽く二十分は走っている気がする..

さすがに..疲れてくる。

「あぁ!」

ちょうど森から抜け、草原へ出たところで僕は転んだ。

「うわ─」

そして転んでしまった

そして後ろには化け物

あぁ終わった、俺の人生

せめて彼女はほしかった。

約十五年の人生が幕を閉じようとしていた

あれ?でも高1だから十六年か?

しかし相手が襲ってくる気配はなかった。

「どこだ~どこへいった~」

そして遠ざかっていく

「もしかして..逃げれた..?」

どうやらあのでかぶつは下を見ていないようだった

「ふぅ...なんか...安心したら眠くなってきた...」

大の字になる

正直戻ってくる可能性があるから寝たらヤバイのだろうけど

だけど...



 「寝ちゃったのかー・・・」

そして今に至る。そういえば自分がだれか言ってなかったきがする

自分。茶川祐樹。さがわ ゆうき

よくちゃがわさん?とか言われる

一応高1だけれど...

まだなったばかりの五月で、もうすぐでゴールデンウィークなのだけれど...。

「はぁ...」

溜息も付きたくなるよ

だって五月初日にこんなことあったんだから!

「あれ?茶川さんじゃない?」

「・・・?あぁ坂牧じゃないか」

坂牧、坂牧里香。

優等生でなんでも知っててなんでもできる

体育だって簡単そうにやってのける

「こんなとこで何してるの?昼寝?」

笑いながら言う。

「いやーでも昼寝って時間でもないね。夕寝?」

「・・・夕?今何時だ!?」

「おぉっとびっくり」

自分は突然起き上がったためびっくりさせてしまった。

「えっとー今は6時かな...」

「あぁやばい!」

「あれ?どうかしたの?」

「いや!自分で飯作るから。親がいないから..あっ」

やばい!これ秘密のことだったのに!」

「何そのやばいって顔は?」

「・・・聞いちゃった?」

「聞いちゃったかも」

うわあああああああこれだめなのにいいいいい

「料理作れるなんて...以外」

「そっちかよ!」

「まぁ、ダメっていうならなんも聞かないけどね」

「いや..ここまで知ったなら全部知るんだ」

「えぇ..」

「確か帰路って俺と大体一緒だよな?」

「あぁ、うんそうだよ。」

「じゃぁ、話しながら行こうぜ」

「あぁ...」

ん?何考えてるんだ?やっぱりバカと一緒に歩くのは嫌なのか?

「いいよ」

優しい



「って、わけなんだ」

「そういうことなのね、じゃぁ妹さんと一緒に?」

「あぁ、そうだ。」

妹の名前は茶川三奈美 さがわみなみ。

案外乱暴な妹で少し暴力的なところがある

「そりゃ、ハーレムだね」

「は?」

何言ってんだこいつ

「イタ....オマエ...」

唐突に声がする

そう、さっきのヤツがいた

後ろから手を

僕はそれをスレスレでよける

「ど、どうしたの!?」

しまった、今は坂牧がいたんだった!

「坂牧、すまない!今用事を思い出した!先帰っててくれ!」

「さっきのは用事に必要な動きだったのかな!?」

「超必要だった!!じゃぁな!」

「あぁ、うん...」

バレてないだろうか、いや、怪しんではいるだろう

いきなり前に行ってしかも逃げ出したんだ

なんだその不審者。マスクとサングラスしてたら完全に不審者だよ

「なんで...お前はそんなしつこいんだよー!」

「ミラレタカラ..マタ、ダマサレルカラ...モウイヤナンダヨ...」

悲しい声がする

「ック...そ」僕は横へと急ブレーキ急加速

そして神社が見える

神社へ行くと妖怪はよってはこない。

しかし、もうすぐ追いつかれてしまう。

もうだめだ。

こんどこそ終わりだ。

恐らく寝そべっても意味はないだろう。

頼む!間に合ってくれ!


「まったく。これだから人間は嫌いなんだ。大嫌いだ」

そんな発言が聞こえた後だった。

後ろにいた化け物は粉々になり、跡形もなく消え去ったのだ

それに驚いて、立ち止まってしまう

「あ・・・」

「うぬ..あ、礼か?礼には及ばぬぞ?」

すごくうれしかった。御礼というかマネーをあげたいレベルに嬉しかったんだけどね

スっごく気になったとこがあったよ


「なんだ、その言葉」

やべぇ、口にしちゃった!

助けてくれたのに失礼じゃないか!


「は?なにいっておる?これが現代語ってものではないのか!?」

いや、それかなり昔の言葉だぞ!?

それに今で現代語って言ったら英語とかではないのか!?

「えっと..多分だけど違うと思う」

「なんじゃとぉ!あの男..だましたな...」

男?

「そっ、それに!おぬしもおぬしじゃ!失礼ではないのか!」

なんか涙目になってる。かわいい

「え、ええっと...それは謝る..ごめん...。なぁ、名前、教えてもらえないか?」

「ふん!自分から名乗るもんではないのか!」

「あ!ごめん...」

めんどくさなぁ、この女。しかも何で木の上にたってんだよ

「えっと自分は茶川..茶川祐樹」

「さがわ?お茶の茶に川...でさがわか?」

「はい、そうですけれど」

うん?聞いたことあるのかな?

「はぁ~通りで似てるわけじゃな」

誰に似てるというんだろうか

「いやな?おぬしだと..えーっと─」

「茶川君!!」

話している途中で声が聞こえる

「なんじゃあやつ」

そんな声を無視して話始める

「さっき!なんで逃げ出したのさ?」

「それは、用事だって」

「なんの用事?」

「それは─」

そういえば考えてもいなかったな

どう言い訳すれば、いや、そもそも説明する義理もないんだ、

「そりゃ、家庭の用事だ」

「家庭の用事?なのに家にはいかないの?」

しまった!そういえば逆方向に行ったんだ!

「あ、ああそうだ。ちょーっとだけ色々あってなああ?」

めっちゃ焦ってめっちゃ噛んだ!

「それに、今誰としゃべっているの?」

その言葉を聞いた瞬間今しゃべっている奴がだれだかわかった

あの化け物を倒したときに気づくはずだった

今話していたのは妖怪だと


「なぁ、坂牧、」

「なにさ」

何か少し怒っている様子だった

「今、いうことをお前は信じられるか?」

「言わないと、わからない」

「そ、そりゃそうか

「えっと、まず守ってほしいことがあるんだ」

「守ってあげる」

なんで上から目線なんだ...

「守ってほしいことってのは簡単だ。

一つめは誰にも言わないこと

二つ目は信じること..かな」

「案外簡単なのね?」

「まぁな」

そして僕は話した。

ここから妖怪の話まで、

しかしここで軽率な考えて教えるのはすごくまずかった。

もしここで教えなければ。

僕はとことんバカだなと実感した。



はじめましての方は初めまして。こんばんわのかたはこんばんわ。

恐らくこんばんわの方はもう一つの作品の方を見られてると思いますが...

こちらの作品は息抜きで始めたものなので次投稿はかなり遅れるかと思います。


 息抜きなのにこっちの方が進むのはなんでなんでしょうかね?


そういえば今回でてきたキャラ。

茶川 祐樹

坂牧 三奈美

長谷川菜々美

それぞれ読みづらい名前ではありませんか?茶川を読み間違えてる人っていますよね。仲間です。

実はこの名前これ書くときにすぐ決めただけなので少し変なとこがあるんですよね。すこし公開しています。

と、まぁ今回はここまでです。

ではまた次回

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