④
体育館に着くとそこにはたくさんのパイプ椅子が置かれていた。体育館にはすでに多くの生徒たちが入っていた。
「へえ、とっても広いね〜」
アイサは驚きの声を上げた。
驚くのも無理はない。今でも大体100人ほど入っているが、全然窮屈さを感じさせない。
「俺たちも座ろう」
「でもどこに座るの?」
「さっきの先生がいるところだろう」
まあ普通に考えたらそうだろう。
それから俺たちは先生がいるところに向かい、席に座った。それと同時に教師たちが生徒に座るよう指示を出していた。
生徒たちが全員座った後、1人の先生が前にある教壇に立った。
「えー…みなさん、改めて入学おめでとうございます。私は教頭の桂木 海城です。まずは校長からの御言葉と連絡です。」
その後教頭と入れ替わりに、白髪の男が教壇に立った。
「…あれ?」
見覚えがある気がした。しかしそれを思い出そうとしてもまるで煙のようにかき消えてしまう。
「みなさん、初めまして。私はこの学園の校長、白川 神羅です。私は君たちのようにガンナーの素質を持つ者達を歓迎する。これからの学園生活を楽しんでくれ」
校長はそこまで言うと一度微笑んでからー
「…そして、これから君たちには闘ってもらうよ」
微笑んではいるが、まるでようよくがない言葉。まるで機械のようにそう言った。