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安全第一異世界生活  作者: 笑田
愚王の崩壊

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80話 魔道具完成と美味しいご飯

「「出来たぁ!!」」


私とトーさんは出来上がった魔道具を掲げニヤニヤ。終わったことを喜んでウハハがポヨンポヨン飛び跳ねる。

デザインは前の世界の記憶のある私が紙に描き、それを見て魔石使用へのデザイン変更をし、試しに作り、失敗し、何が悪かったか討論し、改善策を模索しまた作るを繰り返し

試作8回目にして大方希望どうりに出来上がったガラケー型の魔道通信機とりあえず材料あるだけ12台作成。


本体は縦長12㎝x横4㎝の長方形で厚みは1.5㎜

付属品は

〇相手に魔力を登録してもらう登録カード

〇イヤーカフ型イヤホン

登録方法は

相手の魔道通信機に自分の魔力を登録してもらう。魔力登録時カードにある番号入力。一度登録すると削除しない限り保存される。相互通信する場合は必ずお互い登録しなければいけない。

使い方は簡単、登録時に押した番号を圧して通話するだけ。


液晶が再現できなかったので番号を覚えるかメモする事が必要になるけれど、電話をかなり再現できたと思う。ただ通話中自分の魔力を注ぐので、魔力量によって範囲と通話時間が変わる。お兄ちゃんなら…王都からコルドナの街までギリギリって所。父さんだと北の辺境地から南の辺境地まで問題ない。私は問題なくどこでも届くよ。ジャルの森とか魔力が安定してないところや、魔力が遮断されているところでは使えないけど。


ひとまずこれで北と南と王都の面々で連絡が取れる。


私はウハハを抱え、トーさんは魔道具をもっていそいそとみんなの集まっている所に。

扉を前に皆を驚かせようと様子をうかがっていると、中から大きな声が聞こえてきた。


「はぁ!!国の分離独立だとぉ!」


私とトーさんは扉を少し開け中の様子を覗き見た。狼さんにさっちゃん・伯爵様がテーブルを囲んで話し合い中


「私が調べてきた王城の様子だが、平和に見えましたが、文官がかなり慌てておりまして、また、どこかの領地が独立国になると言う話でした。どの国に割譲されるのかまでは判らなかったのだが、隣国のドナウヘル王国なのかそれとも離れた国なのか…宰相閣下にはお目通りかなわなかったのでどこまで正確なお話かは分かりかねる。ただ国家の一大事であるとだけ」


「隣国に接しているなら北の辺境ですが、一番この国のかなめとなるのは西の商人の街「アルカイナ」の方が狙われる確率は高いですね。王都と西以外は、基本魔の森が近い領地ばかりです。そこまで他国が欲する能力としては、聖女を召喚できる国と言うところでしょうか?」


「そこは、聖国が調べてもわからなかっただろ。一部独立は意味がない」


「そうですね」


「とりあえず神殿の方は基本動かない。第3王子の後見に着くのはケリィーズイット公爵。宰相だ。」


「宰相さん大丈夫?第1王子・第2王子の母親の正妃様に狙われない?」


「あの女狐、かなりやらかしてる。宮廷魔法師の闇魔法使いのご隠居抱え込んで、王妃の周りの人員がたびたび人が入れ替わる。辞めた奴の行方が分からないんだ。宰相も今影を使って証拠集めしてるけれど、王妃の実家のエヴゲニー公爵家の影も優秀だ。一筋縄ではいかない」


白熱してる……というか出てくる話が全部ヤバそうなんだけど大丈夫この国?中のお話の内容がそもそも不穏。中に入るかどうするか迷っていると、肩に手を置かれ


「まったく盗み聞きなど、お行儀が悪うございますよ。お二人とも2日間お風呂にも入らず何か制作されていたのでしょう。おなかも空いてると思いますので、湯あみしてから食事に致しましょう。」


腰に手を当て首をかしげながらにこやかに伯爵家の圧の強いメイドさんに言われ、私とトーさんはシャッキーン!っと背筋を伸ばし敬礼すると急いでお風呂に向かった。

ん?さっき2日間とか言った?え?此処にきてもうすでに2日経っているって事?嘘!私達集中しすぎた!!


伯爵家のお風呂は猫足バスタブでした。可愛い♡雑誌でしか見たこと無かった。お風呂のお手伝いは遠慮していただきました。日本人ですもの一人でできます。

ホコホコとあったまった後、食堂でごはん。トーさんも先に戻って食堂でみんなと話してる。私が入るとみんなが挨拶してくれた


「やっと来たか。お前烏と一緒で集中するとダメだな」

「どんなに忙しくても、ご飯は食べなきゃ大きくなれないよ」

「カナメちゃん席に座ろう。おなかに何か入れてから何を作ったのか教えてくれないか?」


うわぁ皆に心配かけていたなこれ…私お爺ちゃん達にもきちんと挨拶した覚えがない!!うわぁーーーー!!少し前まで孫も居た自分が、なんてことだ!!私は立ち止まってみんなに向かって頭を下げた


「えっと…ごめんなさい。夢中になっていてご挨拶もきちんとせず大変失礼しました」


「うんうん。良いよ良いよ礼儀作法は今度ね。とりあえずは座って食事をしなさい」


にこにこしているお爺ちゃん、隣の椅子をトントンされてそちらに行こうとすると、トーさんも隣の椅子をトントン。私も含め狼さん以外の目が点になる。狼さん後ろ向いて顔そらしても笑ってるのばれてるよそこ肩震えてるから。私は考えてニコっとトーさんを見る


「今日はお爺ちゃんの隣行く!」


トーさん後ろに「ガーン」って効果音が見えそう。お爺ちゃん大満足なお顔だ。トーさんの横にはウハハが行く。席に座ると、食事を持ってきてくれた。

お野菜のたっぷり入った暖かなミルクシチュー

柔らかいミルクパン

お豆のコンソメスープ煮

緑野菜のマリネ


「「いただきます」」「うはは」


手を合わせてトーさんとウハハも一緒にあいさつをして食事

パクパクもぐもぐ、あぁ口の中が幸せ。やっぱ集中してる間食欲も蚊帳の外にあったのでかなりお腹空いていたみたい。もぐもぐもぐもぐ至福♡

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― 新着の感想 ―
ガラケータイプで厚さ1.5ミリ。そんなのあれば欲しかった(*T^T) ただソッコー折れて粉砕しそう。
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