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安全第一異世界生活  作者: 笑田
旅と出会いと冒険と

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47話 聖女とトーさんの出会い 5

今回のガンズ村の皮膚炎は小さな虫の魔物が原因だと分かった。虫ゆえに村にも入り込み、繁殖していたようだ。

虫よけの香や魔物除けの煙を炊いて、今後対応していこうと思うと村長さんが言う。一番いいのは浄化して、魔物の入れない土地にすることだとか。浄化が使えるのは、神殿に努める 司祭や神官や、聖女様くらいらしい。その話を聞きながらサトはアリスとジャックと相談を始め、そして、集会所前にサトは膝を付き祈り始めた。


祈り?サトは…神殿関係者だったのか?


祈り始めて少ししたときサトがキラキラ光り始めた。俺は目の前に見える光景に唖然とした。サトの身体から出始めたキラキラは村を包み込みそして近隣の田畑の上にも広がりキラキラが突然雨粒に変わった。サーと一帯を濡らした雨はすぐに上がり、雨の上がった村に虹がかかった。

辺りは一面清浄な空気に満ち子供や、村人たちは口々に歓声を上げた。


ただその中、サトは倒れた。魔力切れだ。


サトは浄化の力があるが魔力量はそこまで多くは無いそうで、今は魔力量を上げるため冒険者になって修行をはじめたのだと、アリスさんに教えてもらった。なるほどやはり良いところのお嬢さんか。ただ、この一帯を浄化できる魔力で魔力量が少ないと言われるとは、どんな浄化を要求されているのか……彼女の明るい人柄を見ても想像もつかない


少し休憩をして街に戻ることにしたが、彼女の体調とお礼もかねて村長が荷馬車だが馬車出してくれた。感謝だ。

ガタガタ揺られる馬車に乗りながら少し復活した彼女は俺の背後で俺の髪を編む。


「クロトって髪ツヤツヤじゃん?マジで手入れすればもっとキラキラになるのにー!」


「俺には不要だ」


「もったいなくない?しかもめっちゃ長い三つ編み出来たぁーー良くない?」


俺の髪をきれいに編んできれいに出来たと喜ぶサトに俺はクスリと笑みがこぼれた。そんな大したことない話をしながらのんびりした空気の中コルドナの街に1日ぶりに戻った。


ギルドに依頼完了報告と、村長からの手紙を提出した。その手紙を手にしたのは、軽薄で強そうなオヤジだ。実は副ギルドマスターだと後から聞いてあきれた。

ゾイの時に笑って止めなかった大人が副ギルドマスターとは呆れてしまう。


おじさんは手紙を読むと、手紙から顔を上げサトを凝視し、絶句した。


あ…こいつ鑑定持ちか…。オヤジがガタっと立ち上がってそのまま急いで手紙をギルマスに届けるようにほかの職員に指示した。…村長は何を書いたんだ?


「村長が大変感謝していて、報酬はもともと金貨5枚だったんだが、ノノギリ草を大量納品と、製薬の手伝い、虫対策まで手伝ったので報酬割り増しだとよ。一人当たり金貨2枚だ!!お疲れさん」

オヤジは俺たちにニカっと笑った。今の笑いに何かの意図が含まれているような…そして俺と目が合うとオヤジは


「クロトは今回の依頼でDランクからCランクにランクアップだ。手続するぞ」


え?今か?それ今から手続きするのか?俺はいぶかし気な顔をオヤジに向けたが突然背中をバーーーンっと叩かれた!!


「えーーー!クロト、アリスと一緒のランクじゃん!!マジおめでとぉー!良かったねー!!」


おめでとーと言いながらサトが嬉しそうに人の背中をバンバン叩く


「痛い!!やめろ!!痛いって馬鹿力!!!」


「クロト様ならすぐにBランクに上がりそうですね」


「おめでとうクロト!!」


次々にお祝いを言われてしまい、『後日でいい』という言葉を飲み込んでオヤジに続いてその場を離れた。さっきの手紙の反応と言い何か首の後ろがザワザワする‥‥気のせいならよいのだけれど


個室に入るとオヤジではなくほかの職員に俺は預けられた。まずは、カードの更新とランクアップ時の成績・素行・あとは犯罪の有無

10分くらいで終わりますよと言われ俺は大人しく席についた。



【冒険者ギルド 副ギルドマスタースパイク 視点】


おい!おい!おい!おい!おい!!!!!

俺は村長からの手紙を見てぶるぶる震えそうになるのを必死に押しとどめた。

なんでただのFランク冒険者が村一つ浄化してんだよ!!やばい奴だ!!これは全面的にやばい。今そんな事出来るのは、聖国の大司教や聖国の聖女様ぐらいだろう!!村長、何のんきに感謝していますとか言ってんだよ!!馬鹿野郎!!村の浄化とか些末な事に神聖な力を使ったと、国が抗議を受けるぞ!!!俺は、手紙からゆっくりと顔を上げ、目の前にいるきれいな赤毛の少女を鑑定した。


名前 : サト***

年齢 : 17歳 

種族 : 人属

職業 : 魔法使い/**

レベル: 17

体力 : 250

魔力 : 10000

攻撃力: 200

防御力: 500(+280)

俊敏性: 289(+200)

運  : 77

称号 : ******

加護 : ******

スキル: 浄化の祈り(1)・ 癒しの祈り(1)・光魔法(MAX)(言語理解(MAX)・インベントリー(MAX)鑑定(MAX))

固有スキル:****


見るんじゃなかった。

なんだ……あの「***」って文字。あれは文字なのか?基本事なかれ主義のわしがこんな糞めんどくさい人物の対応とかごめん被る。っがこのお嬢ちゃんの近くになんでお前が居るんだよクロト!!!わし絶対お前のスキルと相性悪いって解かってんだからな!!。良し分断しよう。嬢ちゃんたち3人なら何とか対応できると思う!!そうして、クロトがランクアップしたのを良いことに、少しの分断に成功し、


「村長からの手紙の内容について、ギルマスの所で少し話を聞かせてくれ」


嬢ちゃんたちをギルマスに押し付けるため移動しようとした矢先、いきなりギルドの扉が吹っ飛んだ。今度はなんだ!!!


入口から入ってきたのは黒いオーラを纏っている…人だ。なんだあれ?凄い顔に何かとりついているなんだあの大きな目みたいなもんは魔者か魔族か?‥‥‥‥「鑑定」冗談はよしてくれよ!!この大変な時に今度は魔生物に憑依されているゾイ!!かよ勘弁してくれ!!糞!!


「ゾイが魔生物に憑依された!浄化可能な聖職者、白魔法使いはいないか!浄化で魔生物を剥がせる!」


わしは叫んだ!!ギルドに響く様に!!

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