番外編 2
みなさん、おはようございます、こんにちは、こんばんは、お疲れさまです。
4時30分。
ピピピピ!
目覚まし時計が鳴る。
月詠宅2階、竹本と佐藤の部屋。
竹本は、目覚まし時計を止めた。
「う~ん・・・」
竹本は、背伸びをした。
布団を跳ね除け、身体を起こす。
佐藤も、身体を起こした。
「おはよう」
「おはよう」
竹本の朝の挨拶に、佐藤が朝の挨拶を返す。
竹本は、そのまま立ち上がり、カーテンを開け、窓を開ける。
4月の朝であるため、窓の外は、まだ暗い。
冷たい風が、部屋に入る。
竹本と佐藤は布団をたたみ、それを押入れの中に入れる。
佐藤は、冷蔵庫を開け、水の入ったペットボトルを2本取る。
「恵。お水」
「ありがとう、敦美」
竹本は、水の入ったペットボトルを受け取った。
2人は、ペットボトルの蓋を開けて、水を飲む。
5時ちょうど。
身支度を整え、竹本と佐藤は、部屋を出る。
別の部屋から、月詠邸で生活している少女たちが、部屋を出てくる。
元暴力団組員の部屋と、少年たちの部屋は、すでに空だった。
「おはようございます。メグミ、アツミ」
パリザタが、朝の挨拶をする。
「おはようございます!恵さん!敦美さん!」
ミキが、元気よく挨拶する。
「おはよう。パリザタちゃん、ミキちゃん」
竹本が、挨拶する。
「おはよう」
佐藤も、挨拶する。
その後、少女たちと階段を降りて、玄関から外に出る。
すでに外に出ていた少年たちが、何かの準備をしている。
「全員、揃ったな?」
最年長の少年が、全員揃った事を確認すると、CDラジオのスイッチを入れる。
CDラジオから、ラジオ体操の音楽が流れる。
月詠、元暴力団組員、少年たち、少女たち、外科医、内科医、歯科医、獣医、看護師、動物看護士、薬剤師、管理栄養士たちが、朝のラジオ体操を始める。
5時20分。
ラジオ体操が終わると、少年たちが片付けを開始し、他のメンバーは、月詠宅の家の中に入る。
少年、少女たちと佐藤は、朝食の準備に入る。
元暴力団組員たちは、家の掃除を開始する。
月詠と竹本、獣医師、獣看護師たちは、月詠宅で飼われているペットたちの世話を行う。
獣医師は、それに合わせてペットたちの健康検診を行う。
「はい、ご飯だよ!」
竹本がニワトリ小屋に入ると、10羽のニワトリが、餌置き場に集まる。
餌を置くと、ニワトリたちは餌を突く。
竹本は、ニワトリ小屋のドアを開放し、ニワトリたちが外に出られるようにする。
彼女は、そのままニワトリ小屋の中に入り、巣箱の中にある卵を確認する。
6個の卵が転がっていた。
竹本は、卵を回収する。
その卵を持って、家の中に入り、調理室の冷蔵庫に入れる。
調理室では、少年や少女たちが、朝食の調理をしている。
竹本は、そのまま娯楽室に入り、猫たちの世話を開始する。
猫だけでも6匹いるため、世話は大変だ。
犬たちの姿は無い。
犬たちは、月詠がトイレに出している頃だろう。
「ちょっと待ててね」
竹本は、猫たちの朝ご飯の準備を行う。
冷蔵庫から猫のご飯として作られた、野菜と肉を細かく切って煮たスープを取り出し、キャットフードを餌置き場から取り出した。
餌を入れる器に適量のキャットフードを入れて、スープをかける。
「ニャア~」
「ミャア~」
猫たちが鳴く。
朝ご飯の準備が出来て、6匹の猫たちの前に器を置く。
猫たちは、仲良く並んで朝ご飯をガツガツと食べる。
その間に、猫トイレの掃除と、飲み水の入れ替えを行う。
そうこうしているうちに、ドックランでトイレを終えた犬たち4匹が、帰って来る。
月詠が、犬の餌やりを開始する。
6時30分。
食堂に、全員が集まる。
月詠が席に着くと、すでに朝食が並べられている。
今日の朝食は、ご飯、豆腐の味噌汁、漬物、アジの開き、サラダ、である。
「メグミ。ご飯の量は?」
しゃもじを持った、少年が聞く。
「並で」
「並だな」
お茶碗に、並みの量のご飯が盛り付けられる。
全員に配膳が終わると、月詠が、「いただきます」と言った。
「「「いただきます」」」
全員が手を合わせて、茶碗を手に取る。
これまでが、朝の流れである。
8時30分。
「今日も1日、元気で授業をしましょう!」
1人の男が、月詠宅に訪問して来た。
彼は、月詠宅で生活している少年たちや、少女たちに、勉強を教えている先生である。
「今日も1日、よろしくお願いします」
竹本が、応対した。
「皆!授業の時間だよ!」
とにかく陽気な男である。
「さて、私も」
竹本は、地下室に設置されている道場に移動した。
更衣室で、道着に着替えた。
更衣室を出ると、佐藤が道着姿で準備運動していた。
竹本も、準備運動をする。
基本的に道場での鍛錬相手は佐藤であるため、2人が一緒になるのは当然である。
「始めようか?」
「はい」
佐藤と竹本が、向き合い一礼する。
今から行うのは、柔道である。
組み手争いから始まり、佐藤が組み手争いに勝利する。
「はぁ!」
竹本が、投げられた。
竹本は受け身をとり、畳の上に転がる。
そのまま立ち上がり、再び組み手争いを行う。
今度は竹本が、組み手争いに勝利する。
「やぁ!」
竹本が佐藤を、投げる。
佐藤が、畳の上に叩き付けられる。
「さすがは警察官ね」
佐藤が立ち上がりながら、称賛する。
「敦美さんも、強いですよ」
こんな感じで、時間は流れていく。
午前の前半を柔道で終えると、地下室にあるトレーニングルームで、力をつける。
腕立て伏せ、腹筋、背筋、スクワット、柔軟、ランニングマシンというメニューである。
午前中は運動で終わり、昼食の時間になった。
再び少年たち、少女たちが管理栄養士の監督下で昼食を作る。
竹本たちが食堂に行くと、昼食が並べられている。
昼食は、味噌ラーメン、中華サラダ、餃子であった。
食事時の挨拶を行い、昼食を食べる。
昼を過ぎると、宅配便を取りに行っていた金森が、弟分たちを連れて戻って来た。
「わぁ~」
竹本は、宅配便の数を見て、驚く。
基本的に宅配便等の受け取り物は、月詠宅近くのコンビニを通して行われる。
「え~と、これは、防衛省・・・これは、香川県警察本部・・・」
「何ですか?」
「ん?」
金森が、顔を上げる。
「防衛省や、香川県警からの届け物って?」
「ああ、これは・・・ですね」
金森は厳重に梱包された、宅配物の木箱を開ける。
「自動小銃、拳銃・・・これは、佐藤さんのだ。手榴弾、Cー4爆薬・・・信管」
「な、何で、そんな物が、コンビニにあるんですか!?」
「え~と、これは・・・竹本さんのだ」
「私の?」
「自動拳銃、特殊警棒、手錠等の拘束具、防弾チョッキ、防刃チョッキ等々・・・」
「・・・・・・」
竹本は、言葉を失った。
「これは・・・ワシのだ」
厳重に梱包された絵画が出て来た。
「これは、高名なジェームス画伯が、描いた絵ですね」
(誰!?)
まったく聞いた事も無い画家の名前に、竹本は心中で絶叫した。
「これはいいですよ。本来は100万円もするんですが、50万で買えました」
「あははは・・・」
竹本は、苦笑する。
(それ・・・多分、贋作です)
竹本は、心中で指摘した。
番外編②をお読みいただきありがとうございます。
誤字脱字があったと思いますが、ご了承ください。
次回の投稿ですが、来週はお休みにさせて頂きます。
次話投稿は、6月10日を予定しています。




