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桜花 ~社会秩序庁の事件簿~  作者: 高井高雄
10/14

番外編 2

 みなさん、おはようございます、こんにちは、こんばんは、お疲れさまです。

 4時30分。


 ピピピピ!


 目覚まし時計が鳴る。


 月詠宅2階、竹本と佐藤の部屋。


 竹本は、目覚まし時計を止めた。


「う~ん・・・」


 竹本は、背伸びをした。


 布団を跳ね除け、身体を起こす。


 佐藤も、身体を起こした。


「おはよう」


「おはよう」


 竹本の朝の挨拶に、佐藤が朝の挨拶を返す。


 竹本は、そのまま立ち上がり、カーテンを開け、窓を開ける。


 4月の朝であるため、窓の外は、まだ暗い。


 冷たい風が、部屋に入る。


 竹本と佐藤は布団をたたみ、それを押入れの中に入れる。


 佐藤は、冷蔵庫を開け、水の入ったペットボトルを2本取る。


「恵。お水」


「ありがとう、敦美」


 竹本は、水の入ったペットボトルを受け取った。


 2人は、ペットボトルの蓋を開けて、水を飲む。





 5時ちょうど。


 身支度を整え、竹本と佐藤は、部屋を出る。


 別の部屋から、月詠邸で生活している少女たちが、部屋を出てくる。


 元暴力団組員の部屋と、少年たちの部屋は、すでに空だった。


「おはようございます。メグミ、アツミ」


 パリザタが、朝の挨拶をする。


「おはようございます!恵さん!敦美さん!」


 ミキが、元気よく挨拶する。


「おはよう。パリザタちゃん、ミキちゃん」


 竹本が、挨拶する。


「おはよう」


 佐藤も、挨拶する。


 その後、少女たちと階段を降りて、玄関から外に出る。

 

 すでに外に出ていた少年たちが、何かの準備をしている。


「全員、揃ったな?」


 最年長の少年が、全員揃った事を確認すると、CDラジオのスイッチを入れる。


 CDラジオから、ラジオ体操の音楽が流れる。


 月詠、元暴力団組員、少年たち、少女たち、外科医、内科医、歯科医、獣医、看護師、動物看護士、薬剤師、管理栄養士たちが、朝のラジオ体操を始める。





 5時20分。


 ラジオ体操が終わると、少年たちが片付けを開始し、他のメンバーは、月詠宅の家の中に入る。


 少年、少女たちと佐藤は、朝食の準備に入る。


 元暴力団組員たちは、家の掃除を開始する。


 月詠と竹本、獣医師、獣看護師たちは、月詠宅で飼われているペットたちの世話を行う。


 獣医師は、それに合わせてペットたちの健康検診を行う。


「はい、ご飯だよ!」


 竹本がニワトリ小屋に入ると、10羽のニワトリが、餌置き場に集まる。


 餌を置くと、ニワトリたちは餌を突く。


 竹本は、ニワトリ小屋のドアを開放し、ニワトリたちが外に出られるようにする。


 彼女は、そのままニワトリ小屋の中に入り、巣箱の中にある卵を確認する。


 6個の卵が転がっていた。


 竹本は、卵を回収する。


 その卵を持って、家の中に入り、調理室の冷蔵庫に入れる。


 調理室では、少年や少女たちが、朝食の調理をしている。


 竹本は、そのまま娯楽室に入り、猫たちの世話を開始する。


 猫だけでも6匹いるため、世話は大変だ。


 犬たちの姿は無い。


 犬たちは、月詠がトイレに出している頃だろう。


「ちょっと待ててね」


 竹本は、猫たちの朝ご飯の準備を行う。


 冷蔵庫から猫のご飯として作られた、野菜と肉を細かく切って煮たスープを取り出し、キャットフードを餌置き場から取り出した。


 餌を入れる器に適量のキャットフードを入れて、スープをかける。


「ニャア~」


「ミャア~」


 猫たちが鳴く。


 朝ご飯の準備が出来て、6匹の猫たちの前に器を置く。


 猫たちは、仲良く並んで朝ご飯をガツガツと食べる。


 その間に、猫トイレの掃除と、飲み水の入れ替えを行う。


 そうこうしているうちに、ドックランでトイレを終えた犬たち4匹が、帰って来る。


 月詠が、犬の餌やりを開始する。





 6時30分。


 食堂に、全員が集まる。


 月詠が席に着くと、すでに朝食が並べられている。


 今日の朝食は、ご飯、豆腐の味噌汁、漬物、アジの開き、サラダ、である。


「メグミ。ご飯の量は?」


 しゃもじを持った、少年が聞く。


「並で」


「並だな」


 お茶碗に、並みの量のご飯が盛り付けられる。


 全員に配膳が終わると、月詠が、「いただきます」と言った。


「「「いただきます」」」


 全員が手を合わせて、茶碗を手に取る。


 これまでが、朝の流れである。





 8時30分。


「今日も1日、元気で授業をしましょう!」


 1人の男が、月詠宅に訪問して来た。


 彼は、月詠宅で生活している少年たちや、少女たちに、勉強を教えている先生である。


「今日も1日、よろしくお願いします」


 竹本が、応対した。


「皆!授業の時間だよ!」


 とにかく陽気な男である。





「さて、私も」


 竹本は、地下室に設置されている道場に移動した。


 更衣室で、道着に着替えた。


 更衣室を出ると、佐藤が道着姿で準備運動していた。


 竹本も、準備運動をする。


 基本的に道場での鍛錬相手は佐藤であるため、2人が一緒になるのは当然である。


「始めようか?」


「はい」


 佐藤と竹本が、向き合い一礼する。


 今から行うのは、柔道である。


 組み手争いから始まり、佐藤が組み手争いに勝利する。


「はぁ!」


 竹本が、投げられた。


 竹本は受け身をとり、畳の上に転がる。


 そのまま立ち上がり、再び組み手争いを行う。


 今度は竹本が、組み手争いに勝利する。


「やぁ!」


 竹本が佐藤を、投げる。


 佐藤が、畳の上に叩き付けられる。


「さすがは警察官ね」


 佐藤が立ち上がりながら、称賛する。


「敦美さんも、強いですよ」


 こんな感じで、時間は流れていく。


 午前の前半を柔道で終えると、地下室にあるトレーニングルームで、力をつける。


 腕立て伏せ、腹筋、背筋、スクワット、柔軟、ランニングマシンというメニューである。





 午前中は運動で終わり、昼食の時間になった。


 再び少年たち、少女たちが管理栄養士の監督下で昼食を作る。


 竹本たちが食堂に行くと、昼食が並べられている。


 昼食は、味噌ラーメン、中華サラダ、餃子であった。


 食事時の挨拶を行い、昼食を食べる。





 昼を過ぎると、宅配便を取りに行っていた金森が、弟分たちを連れて戻って来た。


「わぁ~」


 竹本は、宅配便の数を見て、驚く。


 基本的に宅配便等の受け取り物は、月詠宅近くのコンビニを通して行われる。


「え~と、これは、防衛省・・・これは、香川県警察本部・・・」


「何ですか?」


「ん?」


 金森が、顔を上げる。


「防衛省や、香川県警からの届け物って?」


「ああ、これは・・・ですね」


 金森は厳重に梱包された、宅配物の木箱を開ける。


「自動小銃、拳銃・・・これは、佐藤さんのだ。手榴弾、Cー4爆薬・・・信管」


「な、何で、そんな物が、コンビニにあるんですか!?」


「え~と、これは・・・竹本さんのだ」


「私の?」


「自動拳銃、特殊警棒、手錠等の拘束具、防弾チョッキ、防刃チョッキ等々・・・」


「・・・・・・」


 竹本は、言葉を失った。


「これは・・・ワシのだ」


 厳重に梱包された絵画が出て来た。


「これは、高名なジェームス画伯が、描いた絵ですね」


(誰!?)


 まったく聞いた事も無い画家の名前に、竹本は心中で絶叫した。


「これはいいですよ。本来は100万円もするんですが、50万で買えました」


「あははは・・・」


 竹本は、苦笑する。


(それ・・・多分、贋作です)


 竹本は、心中で指摘した。

 番外編②をお読みいただきありがとうございます。

 誤字脱字があったと思いますが、ご了承ください。

 次回の投稿ですが、来週はお休みにさせて頂きます。

 次話投稿は、6月10日を予定しています。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 一日の流れが見れた事です。 [気になる点] 私は、IF自衛隊派遣の更新を心待ちにしてます。 後は、未来人は戦艦を馬鹿にしている雰囲気がありますが、現代人にとっては国家の象徴であり、国民に…
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