シルト・ポワニャール→**********
(前回に引き続きシルト目線です)
「ようこそ、我が屋敷、地獄へ。我がこの地獄を取り纏める閻魔だ」
声のする方へ顔を上げる。
60代後半、和服に身を包み扇を手に持つ男性が高級そうな椅子に座っている。
「お招き頂き感謝するわ。私はシルト・ポワニャール 」
「お前の事を承知で殺させたのだ。自己紹介など要らぬ」
さて、と言うと閻魔は立ち上がりこちらへ歩いてくる。
それと同時に2人のスーツ姿の男性が私の前に現れた。
一人の男は紫紺の宝石を持ち、もう一人はスタンプラリーにでも使いそうな大きなハンコを持っている。
「これより、契約の儀を開始する」
閻魔が仰々しく宣言を行い、ハンコに朱肉を付ける
「背中を出せ」
私はマントと服を脱ぎ、閻魔に背中を向けた。
次の瞬間、背中に焼き付けるような痛みが走った。
ジュワジュワと音を立て、背中から湯気が出ている感覚がある。
「これより、死因子をお前の体内に入れる。良いな? 」
「ええ」
魔王が背中に触れると同時に、ガラスのコップに一欠片の氷を落としたような“カラン”という音がした。
そして、意識が遠のき始めた。
否、意識が遠のくというよりも、「私」という意識が、人格が脳の隅に追いやられている。と表現するのが相応しい。
私の頭をジワジワと侵食するモノの正体は何だろうか。
既に私の心の大半は侵食されている。
・・・・・・「私」の中の「私」の情報は遂に要らない情報として脳の片隅から零れ落ちようとしている。
こうして、「私」は死神となった。
シルト・ポワニャール 新ステータス
~status~
氏名 *********
種族 死神
番号 EPN50794
スタミナ 99999+
物理攻撃力 99999+
防御力 0
メンタル力 99999+
判断力 99999+
魔法 99999+ 適正 水
加護 攻撃必中
神の手
甘い囁き
特殊能力 なし
能力補正物質 死因子
(補正内容)
防御力を除くステータスを最大値まで増加
物理攻撃無効化(100%カット)
魔法攻撃無効化(100%カット)
加護 先手必勝→攻撃必中
追加加護→神の手
甘い囁き
特殊能力 威圧感→能力失効
単独主義→能力失効
驚異の切れ味→能力失効
鉄壁の防御『盾』→能力失効
難敵キラー→能力失効
追加特殊能力 同士討ち
(加護説明)
攻撃必中・・・攻撃が必ず当たる
甘い囁き・・・目が合った状態の相手を洗脳する
(特殊能力説明)
同士討ち→死神による攻撃を受けると魂が消滅する




