なろうサイトが本当に必要だったもの
なろうサイトと読もうサイトがリニューアルされました。
どうですかね。みなさんの感想は。
おそらくは「きれいにはなったけど・・・」って感じではないでしょうか。
何故そう感じるかわかりますか?
それはなろうサイトが前と変わらない「見せたいものだけを見せる」サイトデザインだからです。
このスタイルのデザインはプロダクト系サイトに多く見られます。ユーザーは商品の情報を求めてやってきて、必要な情報を得て去っていきます。簡単に言うと情報項目(≠情報量)が少な目のサイト向きのデザインです。
次の段階、情報項目が多いサイト。例えば古めのショッピングサイトはいかにユーザーが望む情報に少ない手間でたどりつけるかを重視します。バナーの置き方、メニューの作り方、カラムの組み方、検索フォームの使い勝手などを徹底的に改善します。「見たいものをいかに見つけやすくするか」というデザインです。
そして今どきのサイト、特にユーザーメインのサイトは「ユーザーが見たいものをいかに見せるか」に特化しています。ユーザーの行動データや購買データから「ユーザーが求めるもの」を分析、予測し表示します。ア〇ゾンをイメージしていただければ理解しやすいでしょうか。探す前に出すのが最強という理論ですね。
もちろんサイトによって精度に差はあります。かつての楽〇は「自転車買ったら色違いの自転車がオススメに出てくる。もういらんちゅうねん」などと笑われたものです。実際開発は難しいんですけどね。
さて話を戻しましょう。
なろうサイトは情報項目が多いサイトにも関わらず、最も原始的なサイトデザインのままなのです。
だから見た目が変わっても使い勝手が変わらない。
せめて「見たいものをいかに見つけやすくするか」というサイトデザインに進化していただきたいものです。例えばスマホサイトにオーバーレイのメニューをつけるだけでも使い勝手は全く変わるでしょう。
さらに一歩踏み込んで、「ユーザーが最後にみたランキングをユーザーのデフォルト表示にする」というのもアリです。読もうサイトなら「前回のユーザーの検索条件を保存」もアリでしょうし、あらかじめ過去の検索結果からレコメンドを出してしまうのもアリです。
ここまでは割と簡単に実装できるレベルの話です。
私でも作れます。
つまりですね
何が言いたいかというと
「こんな見た目だけのリニューアルするぐらいならオレにやらせろ」って事ですよ!
文章書くより簡単だからね!
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ここから先は独り言になりますが、なろうサイトで本当にリニューアルしなければならないのはユーザーホームです。ユーザーホームは読者と作家で全く用途が違いますが、レイアウトが変わりません。読む人が必要なのは右側のブックマークのみなので、中央のスペースがあまりにもったいない。ここは読者向けに活用すべきです。
企業サイト担当者ならなぜここにバナーが置けないのかと思うでしょう。
レコメンドが作れなくても読者向けに書籍案内出してもいいじゃないですか。
もったいない。
作家向けの表示も十分とは言えません。
だって・・・欲しくないですか?
作品名の横に現在のポイントとかブクマ数とか・・・
欲を言えば前日比も欲しい・・・
ランキング履歴もないし
運営様お願いします!私に作らせて下せえ。
なんでもしますから!(なんでもするとは言っていない)