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魔女っ子に男の子が選ばれたら  作者: フローラルカオル
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魔帝と魔性の作戦会議

猫は寝てる颯真に近づく。

「颯真、かわいくおねだりするよ。ご飯ちょうだい。」

ペロペロ

猫の舌は痛い。

かわいいって言うか痛いぞ……

颯真は目を覚ました。



まず人間界征服としての足掛かりとして、高校生と言うものを調べ尽くしたメアリ。


高校

3年間、勉学に励む、学びの場


高校生

そこに在学する生徒。女子生徒、男子生徒とある。主に15才から18才までの生徒が多いが、それ以上でも入学可能


制服

制服萌えといった言葉もあるくらい、根強い人気を誇るファッション。本来は学生のための物だが、時々学生以外もする。各学校でデザインの違う制服は、それだけで選ぶ者もいるほどの人気を誇る。コスプレなどといったジャンルでも人気がある。

大人でもその萌えをこじらせ、着てほしいとの要望は根強い。



メアリは調べ尽くした。どこか寄ってる情報は、それらを調べたドロシーのせいだ。お陰でメアリは

「颯真の制服だと!見たい!」


などと、光の早さで食いついたのだ。

ドロシーは

「なら、一度あのスカートひっぺがした上で着させては?」


メアリは

「どうしてドロシーは颯真を、脱がそうとするんだ‼」


ドロシーは、まず、脱がせようとしてくる。

メアリは

「男子の服を、みだりに脱がすとは何事だ。そんなハレンチな事を颯真には絶対するな」


ドロシーは首をかしげ、

「あら。メアリ様は見たくないですか?」


メアリは

「うきゃきゃきゃー」

想像したのかなんか、真っ赤になって湯気出てる。壊れた少女だ。


ドロシーは

「ほら、ごらんなさい」


メアリは否定する

「違う。それらすべて、同意してからだろ。まったく。手順って物があるんだ。いきなりだったら、ビックリする」


そう言いながらも、そうは言い切れない顔してそうなのがドロシーには気にかかるが

「ええ。私は脱がそうと思います」


完全、メアリの意見はスルー


メアリは

「もう、ドロシーは連れていかない。次は1人で行く」


いやいや、こんな面白そうな物、見に行かない手はない

「冗談です。本気にはなさらないように」


冗談ではない。本気で脱がせたい。そう言った気持ちはある。ピッチピチの男子校生だ。そのフレッシュさは存分に堪能したい。若干おかしなファッションも、そしたら、目をつぶれる。


メアリは

「本当かー?まあいい。私が気に入られるために、まずは颯真をリサーチしたい。他に何か情報はないか?」


「女装好きの変態としか……」


メアリは怒った

「違う。颯真は脅されてるんだ。かわいそうなんだ。私が守ってあげなきゃなんだ‼本当は王子で世を忍ぶ仮の姿で高校生やってるんだ。それ以外の情報だ」


今のセリフ、妄想も含まれていなかった?

ドロシーは思う。


メアリは

「そうだ。颯真を脅してる何かがいるはずだ。その辺はきっと次元パトロールの連中だろ。いたいけな民間人を巻き込んで何してるんだ」


それを言うなら、人間の世界を征服しようとして穴をあけたこっちも何してるんだである。そのせいである。

ドロシーは

「本当に、プチっと潰しましょう」


メアリは

「しかし、本拠地がわからない。うまく隠れているだろう」


次元パトロールの連中は穴が繋がる前に修繕してくる厄介な奴だ。大型重機を売りにさっさと埋め戻してしまう。


今回は繋がったが、ここに繋げるには、磁場が悪いためか苦労した。そのせいもあって、修繕もうまくいってないため、完全にはまだ穴を塞ぎきれていない。次元ショベルカーや、次元トラックが運び入れられないのである。


魔界の連中も、手作業で掘り進めた。中には手だけになって掘り進めた執念があるらしい。

ボコボコに殴り返されて救護されていた。何があったと聞いても、口がないからしゃべれなかった。


そんなこんな、やっと巡ってきたチャンス。颯真と結ばれるのは運命だった。

まずは、12時の鐘がなるまでダンス。そして、シンデレラの魔法が解けた私を抱きしめる颯真。

そして、颯真は言う

『魔帝でもいいよ。』


「ちょっとよろしいですか?」

ドロシーはおかしな妄想してヘラヘラしてる少女に


「さっさとさらってきてはいかがかと」


犯罪的な事を言った。

メアリは

「待て。それは、向こうの同意があってから」

何事も真面目なようだ。真面目にさらうのもおかしい。同意を得てる時点でさらってない。


真面目でないドロシーには退屈だ。

さらって牢獄に監禁して、ムチでしばいて、その悲鳴をBGMとしてのモーニング。いい……


屈折した大人の女性、ドロシー。

うっとりと、

「颯真にはムチの跡が似合うわ」

こっちも妄想していた。


メアリは

「いやいや、勝手に私の颯真をムチでしばくな」


ドロシーは

「そちらこそ、私の妄想の颯真に勝手に王子の服なんて着せないでほしいわ」


そして、しばらくしたら、メアリは

「よし、もう一度行こう。その前にオシャレするから2時間ほど待て」

また行く気らしい



颯真は授業受けながらぞっとした。もうすぐ夕方になる。

そうすれば魔法少女卒業できる。

何事も起こらないといいが……

彼の第六感に、すでに起こる嵐の予感。

無事魔法少女卒業できるのか。

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