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魔女っ子に男の子が選ばれたら  作者: フローラルカオル
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魔法少女やだ

魔法少女って……男がやってる時点で魔法少年じゃないか?

颯真は倉庫で膝を抱えてる間、色々考えるのだった。

颯真は猫に

「なぁ、やめてもいいか?」

怒っている。


ミケランジェロは

「な……何をいうんだ」


颯真は

「こんなに学業にも支障あるなんて聞いてない。俺は今日、無断で学校を休んだ。無断で。無断でだ‼」


怒りは凄まじい。元の服に戻って、やっと帰れると言うのに、まだあの原っぱのトタン屋根の倉庫にいる。


ミケランジェロは

「怒りはわかる。けど、やめると言うのは違うんじゃないか。途中で投げ出すなんて」


よく言う。途中で投げ出して通信切って煎餅食べてたくせに。何もかも胡散臭く感じる。


ミケランジェロは

「僕も遊んでいた訳でない。この手に余る案件を上に報告したんだ。魔帝が動いたとなれば、警備パトロールの手には余る。もう少ししたらキチンとした組織が動いてくれる事になったよ」


颯真はツーンと拗ねている。もうやらない。もうやめる。


そんな気配に

「それにしても、あの魔帝を退けるなんて、どうやったんだ。その装備には穴の修繕であるシューティングスターと、それ以外にスプラッシュスターと、スターボムしか使えないだろ?」


颯真は

「おいおい。そんなに技使えたのか。教えていけよ」

めちゃ怖い顔してる。


ミケランジェロは

「本当は煎餅なんて食べてない。食べたけど、食べてないよ。」


颯真はあきれて

「食べてるじゃんか」


ミケランジェロはしまったと言う顔をする。

「とにかく颯真。ちゃんとした組織が来るまで、なんとか僕らが食い止めないといけない事になった。人間界のためにも戦ってほしい」


誤魔化したなー。

颯真は

「やだよ。どうせ滅ぶなら学校くらい行かせてくれ。親に心配掛けたくない」


ミケランジェロは

「その辺は調整済みできる。颯真の家族を猫好きにした手順で今日は風邪って事になっている。」


今、おかしな事を言わなかったか?家族を猫好きにした手順?


「俺の家族に何してる‼」

颯真は声を荒げた。


ミケランジェロは

「大丈夫だよ。ちょっと好きになってもらっただけだ。僕のかわいい外見の力だ。ほとんど」


颯真はため息をつき、

「信用できないな」


この胡散臭い猫が、信じきれない。ミケランジェロはしゅーんとして、

「颯真。君の気持ちを軽んじていたかもしれない」


やっとしおらしくなったか。

颯真は

「……」

返事をしない。


ミケランジェロは

「急ぎ、新しい石を作っているんだ。明日完成する。せめて明日の夕方までは魔法少女続けてほしい」


颯真は

「明日だな。なら、いい。けど、そこまでだ」


ミケランジェロは

「ああ。ありがとう。所で颯真。僕はお腹が減ったよ。かわいい猫でいるから颯真のうちにいていいだろ?」


颯真はぶっきらぼうに

「……ああ」


そう言った。









魔界に戻ったメアリ。

落ち着こうといつもの玉座につきながらトントンと指を叩く。広間には、いつもの静寂な雰囲気はない。

「おかしい、おかしい、おかしい」


目をくるくる回しながら言っている。


ドロシーはセクシーメガネのエロ教師からいつものSM女王様のような衣装に着替えた。


ドロシーは

「おかしい?どうされました?」

おちょくって遊ぶにはちょうど良さそうだ。ドロシーは何も知らない顔だ。


メアリは

「わた……私がどうしてこんなに動揺しなくてはならない‼あんな王子みたいな奴に‼」


あれ?女装した変態だったはずなのに、おかしいな。

ドロシーは

「いいえ。女装した変態ではありませんでした?」


そしたら、

「違う。無理やり脅されてるって言ってたぞ。なのに誠実で好青年ではないか!お前は服だけで相手を判断するのか‼」


すごい惚れ込みよう……ドロシーは

「そうでしたわ」


メアリは

「もう少しお話したかった。けど、なんで私は逃げてしまったんだ。ニコッてされたら、電気みたいな物が走ったぞ。新しい攻撃魔法か?」


ドロシーは

「まぁ」


今日は御赤飯にしましょう。


メアリは

「それに、誠実な喋り方だった。もっと話したかった。なのに、なのに……」


この動揺した少女からはこれ以上出てこないらしい。

ドロシーは

「なら、捕獲して、脱がせて、ムチでしばくのはどうかしら?」


メアリは

「お前は!なんてひどいことをするんだ‼」


メアリは想像する。

むしろ、あの王子みたいな青年に、まず、気に入ってもらう。そして、仲良くなる。そして、一緒に人間界を制服する。王子が王になる。


「これだ‼」

メアリは何か確信したような顔をしてる。


ドロシーは

「はて?」


メアリは

「つまり、高校生って物を調べろ。至急だ‼」


何事もリサーチだ。

メアリは

「あーはっはっは。待ってろ。颯真。」









同じ頃、颯真はゾクっとする。なんだろう。スカートなんてはきっぱなしで冷えたのか?風邪でも引いたのか?


部屋で、猫はさっさとフトン敷けっていうから敷いたら、そこで、ご機嫌でゴロゴロしてる。


ミケランジェロは

「それにしても、僕の本体がどんなのか気にならないかい?僕はとてもイケメンだよ。金髪碧眼の汁も滴る美少年だ」


汁?ああ、露もしたたるか。変態かと思った。これも通信による変換ミスってやつか?


ミケランジェロは

「信じてないだろ。まったく。颯真は自分の方がいい男だと思ってるんだろ。まったく、リア充爆発しろ」


颯真は

「やれやれ。どこがリア充だ」


基本リア充は魔法少女の格好なんてしないだろ。


ミケランジェロは

「颯真。ところで、魔帝メアリは可愛かったが、どうやって追い払ったんだ」


颯真は

「ああ、勝手に走ってった。事情はわからん」


戦ってたら、負けたかもしれない。

ミケランジェロはゴローンとお腹を見せながら

「ああいう子に魔法少女させるのが正解なんだ」


颯真は

「あー」

机の所で予習している。今日学校に行けなかったせいだ。


ミケランジェロは

「なんだ。君は魔法少女を熱く語ろうと思わないのか?」


颯真は

「ああ。あんまり興味ないな」


だいたい、小さな少女ではなく、男が戦うべきなんだ。守ってもらうのではなく、守ってやる。それができずに守られてる男はクズだ。


そう思うと、颯真は自分が犠牲になって魔法少女やってる事が誇らしく思え……いや、やっぱり衣装が……


颯真は

「まぁ、魔法少女も明日までだ」

そう言ったら


「僕はなかなか君の魔法少女姿好きだよ。嘘だけど」


「嘘かよ⁉」


まぁ、期限が決まったこの仕事、精一杯頑張るとしよう。颯真はやれやれって顔をした。






あんまりゴロゴロしてるミケランジェロ。

少し触っていいだろうか。

颯真が手を伸ばすと

「触るな変態っ」

手をシャッと猫パンチされた。

爪が出してない猫パンチに萌えた。

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