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48話 マグマと悪巧み

草刈りの後は、レベル10達成したものから、流れ解散となっている。


もちろん、一日で無理なものは補習という形を行われるのだ。


そして、レベル10に達したものは帰りに必ず転職をするようにいわれていた。


ちなみに、転職も終わりさきほどあった話をだらだらとエリートコースの三人組は話をしていた。


「くそ、本当あいつらいらつくわ。」


そうここは、エリートコース用の教室となっている。


やはりエリートコース用ということもあり、普通の机より豪華なつくりになっており、すべての椅子にクッションがついている。


ちなみに冒険者コースは普通に木の机に木の椅子、よくある学校用の備品だ。


これは格差というより、むしろ変なことがおきるようにわざと仕込んでるようにしか思えないが、まあドクロさんならありえることだ。


今文句をつぶやいているのは、さきほどマグマに遊ばれた三人組でリーダー格の背の小さいやつだ。


「でもさ、ヒデちゃん。あのマグマって子だっけ?絶対すげえアイテム持ってるぜ。」


どうやらリーダー格はヒデというらしい、そのヒデの前にある机に肘をのせ、話しかける。


「だよなぁ。動きが忍者みたいな動きしてたもの。」


「ちっ・・・。」


親からもらった装備を全部持っていけばよかったと後悔をしてたところだ。


バーストのスクロールもレベル上げの時に全部使ってしまっていた。


そして、三人で話をしていると話しかけてくるやつがいた。


「予想以上にやられちゃったね。」


金髪でまさに美少年、そうハウスが女の子三人と一緒に三人組に話しかけた。


「なんだてめえ?」


あまりの態度に、となりにいる女の子が叱責する。


「図々しい!ハウス様になんて態度!!あなたハウス様はどなたと!!」


さっと手をあげて女の子を制する。


その行動だけでもさまになっている。


「いいんだ。いきなり話しかけた私が悪いんだ。」


「・・・しかし!?」


なにか雰囲気を察したのか、威嚇をやめる三人組。


「エリートコースの仲間じゃないか。仲良くしようじゃないか。」


そういうと袋から何か三つの武器を渡す。


「・・・なんだこれは?・・・おいおいまじか?この・・・なんだこの能力・・・。この武器がどうしたんだよ?」


ニコニコ笑いながら、軽くうなずくハウス。


「君たちもなにかと物入りだろう?エリートコースの仲間としてのちょっとした贈り物・・・まあお近づきのしるしということで。」


予想以上の武器の能力に黒い笑いが沸き起こる。


「いいのか?後で返せとかいうなよ?」


「ふふふ・・・、それは君らへの贈り物といったじゃないか。それとぼくとしても冒険者コースのやつ等の態度にはちょっと気分が悪かったものでね。まあうまく役立ててくれたまえ。」


「ああ、まあ楽しみにしててくれ。」


そういうと三人で作戦会議という名の悪巧みを話し合おうとしゃべりだした。


「ありがたいことにこの武器があれば、あいつに負けることはないと思うな。」


「ああ・・・、しかしよくこんなのが手に入ったもんだな。」


「詮索はいい。とりあえずあいつらをギャフンといわせればいいしな。」


「ああっと、そうそう!!」


そういってその場を去っていこうとするとこに、一瞬とまり振り向かず三人に語りかける。


「これはただの独り言だ。あの子は・・・マグマって子は、たしかに何か装備を上級者にもらっているかもしれない。でもあの子の周りの友人達・・・はどうだろうねえ?・・・いや独り言だ。気にしないでくれたまえ。」


そういうとそのまま教室を出て行ってしまった。


「・・・なるほど・・・たしかあいつの周りに二人いたな。」


「ああ、たしか男と女一人ずついたな。」


「人質ってやつか。」


三人とも目をあわせる。

ただ、その意味を察しても黒い笑顔は変わらなかった。


「まあ・・・盾にしてちょっと・・・痛めつけるだけだ。」


「それにこの世界一人減ったところで・・・。」


「だれも探しもしない・・・な。」


そう話が終わると、明日の狩りのタイミングで罠をはるべく、三人とも無言で自分の部屋に戻っていった。


「ハウス様?あんなやつらに渡しちゃっていいんですか?」


そのまま、振り向くことをせずに女子の質問に答える。


「ああ、所詮は量産品ですよ。これで排除できるならよし。もしあのマグマって子が・・・。」


「ええ、最悪の事態を考えないといけませんね。」


そう会話をすると、この4人も自室へと消えていった。



















そして一方、マグマ側はさっそく転職をしていた。


「じゃじゃーーん!チャキン!」


前に剣士になった時と同じポーズをとっている。


そう、ハイ剣士になったところだ。


「私も・・・どうかな?」


フルーフはアコライト、僧侶の見習いだ。基本的に回復や身体強化などの支援系が多い。回復にすぐれているかわりに宗教上、武器を持つことを禁止されている。


「かわいいかわいいっ、なんかそういう服装に合うね!」


転職時は、転職に伴って基本的な服が支給される。


これの上に鎧を装備したり、マントを装備したりするのである。


アコライトの服装は、白いワンピース風にケトルを羽織っているような服装である。


「おれもおれも!みてみて!!」


ユウキは忍者。速度重視と状態異常系に優れている。

ただ、大きな剣などの重い武器は装備できないかわりに小さな武器であればなんでも装備できるオールマイティである。


「ねえねえ!スキル使ってみていいかな?」


アコライトになったばっかりで、使ってみたくてうずうずしているようだ。


「じゃあ私にかけてみて。」


「うん!」


そういうと、なにか不思議な沈黙が流れる。


「フルーフちゃん・・・?」


なにか一生懸命手をかざしてうんうん唸っている。


「う~ん・・・う~ん!でた・・・?回復した?」


「えっとね。スキル名を言った後・・・指差してなんかこう・・・魔力をブリブリっと出す感じ?」


あくまで感覚なので微妙な説明になるマグマ。


「えええ~、なにそのどっかのミスターてきな「ホームランの打ち方ですか?こう・・・球がきたら、ビュンっとふってガッと当てて、ピューンとやればいいんですよ」みたいな説明!」


ちょっと呆れ顔でユウキがマグマを見ている。


「えっとな。スキルをスキル名をまず言うんだ。次にスキルが発動する条件になったら、回復系の場合は、指先が光るからそれを回復したい人に指差す。すると魔力がでるから・・・魔力の出し方は個人の差があるけど、気合いを入れる感じに近いかな?そしたら、相手にそれが届くと回復するって感じ・・・ってどうしたんだその反応。」


ぽかーんっと二人ともまるで別人を見たかのように反応する。


「どうしたの!?ねえ!?ユウキじゃないみたい!」


「・・・もしかして偽者・・・?」


とても失礼なことをいう二人に反応する。


「あのなぁ・・・これ授業で説明してたろ?っつか聞いてねえの?」


あはははっと笑う二人。


「いやね?スキルの発動は知ってからここは流していいかなぁ?って?」


「うう~ん、なんか説明いってたけど、まだ先だからまとめて覚えればいいかなぁ?って?」


完全に駄目っぷりに頭をかかえるユウキ。


「・・・。寝る前に二人とも復習!!チームメイトが落第とか勘弁しろよっ!」


「「は~い・・・。」」


どうやら今夜は違う意味で寝れない日になりそうだ。


ただし、ある意味、ノービス時代はあくまで準備期間であることはたしかだ。


これで冒険者コースの皆も一般職にあがった。


つまり、三人は試験の結果次第でダンジョンに潜る許可ももらえたりするのだ。


だからこそユウキとしてはたかが筆記で入れなくなるのは望まぬところなのである。


しかも、マグマに関しては実力的にはダンジョンに単身で乗り込んでも余裕で生還できる実力はあると踏んでいる。


(こんな勉強はさっさと終わらせて、マグマの戦い方を学ばないとな。)


そういろんな思いが入り乱れ、明日の試験を迎える。























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