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41話 マグマと入学

少し時間がさかのぼる。


デッカッドーに出かけた後、カナンに残ったマグマ。


「よ~し。じゃあ転生の儀式いってこよっかな!」


転生の儀式。


場所はカナンの教会で行う。


教会の神父より、生まれ変わりを宣言することで、


転生ノービスとなるのだ。


転生する条件は、ナイトである場合は、lv99となっていること。


他は特にない。


多少のお布施は払わなければいけないが、その分はしっかり財布に入っている。


勝手しったるカナンで、しかもすでに方法は聞いている分だけ流れはスムーズだ。


「汝、新しい生をうけ、新しい人生を歩むことを神に誓うか。」


文言は聞いていたとおり、これに対し了承することで新しい生である転生を受けることができる。


「はい。」


返事を行うと、今までの装備がすべて解除される。


靴はただの革靴、ズボンは男女共にハーフパンツに戻ってしまう。


ただ、転生ノービスなわけであるから普通のノービスよりはステータスが高い。


しっかり転生ができたか確認を行った。


「ステータス。」


ステータス

名前:マグマ

職業:ノービス

レベル:1

HP :115

MP :110

力:105

器用:105

速度:105

強度:107

運 :105



ナイトのころと比べ、かなり落ち込むが、普通のノービスのステータスより、+100といったところだ。


「さてと装備装備。」


鎧:初心者の鎧

盾:初心者の盾

アクセサリー:初心者の真珠

剣:ノービスブレード


特殊:

初心者装備で鎧、盾、アクセサリー、ブレードを装備していると以下の効果。

HP+500、MP+500、即死回避、ステータスALL+100


「またお世話になります~。」


ドクロさんに最初にもらった装備を装備する。


「よし!レベルあげいこっかな!」


教会の神父に挨拶をし、教会を後にした。


「何処いこうかなぁ~。」


考えながら、何処のマップでレベルをあげるか思案していた。


「あれれ~?迷子かな?よかった~こっちだよ~。」


「え?」


なにか知らない上級職の人に引っ張られる。


「なんです?なにが起こるんです?」


いきなりひっぱられ、そのまま着いていくマグマ。


「カナンは初めてなのかな?そんなに大きくないけど迷うよね~。」


見たことの無い人だった。


最近こっちにきた人なのかな?っと引っ張られながら考え込む。


15分ほどだろうか。


引っ張られた場所はそう。


以前デッカッドーに出かける前にフィールドスキルで作った、「ノービス育成学校」だった。







「おお~。作ったって聞いたけどフィールドスキルすっげー。」


思った以上に立派な作りだ。


この世界土地だけはばかみたいにあるため、かなりの広範囲で学校ができあがっている。

普通にこんなの作ったら何年かかるんだろう。


それを出かける前にチョコチョコっとつくってしまう姫が異常なのだ。


立派な門が見える。


フェニックスをかたどった大きな門だ。


「ほらほら~つったってない~。」


ずんずんと奥にすすんでいく。


運動場だろうか。


結構な人数のノービスが集まっていた。


1000名はいるだろうか。よくこれだけの人数が集まったもんだ。


「ほら。入った順番だから一番左に並んで~。」


(ええっともしかして普通のノービスと間違われた上、学校入学者と勘違いされた?)


普通ノービスがあそこでうろうろしていれば、


ここの学校の話を聞いて迷っていると思ったのだろう。


(まあいいや。面白そうだからならぼっと!)


さすがドクロさんの弟子だけあって面白いことには全力である。


「ありがとうございます。」


ニコニコ笑いながら、つれてきてくれた上級職の女性にお礼をいう。


「いいのよぉ~。また後でね。」


そういうと教師側の場所へいってしまった。


「皆さん、こんにちわ。」


(うへ、マルスだ。)


そう魔族が挨拶をしている。ドクロさんに言われたとおり、ちゃんと運営をしているようだ。


そしてやはり目がいいのだろうか。


こちらを見て、目を見開いて、一瞬にやりとした気がする。


(まさか気づいてないよね。)


「ねえねえ。」


となりのノービスの子が話をかけてきた。


髪型はボブカットで小さくてかわいらしい子だ。


いかにも女の子女の子した子。


「はい?」


「すっすいませんっ。次にきたこに絶対に話しかけるっておもってたので。」


もじもじしながら話しかけてきた。


(なんかこの子・・・かわいい。)


かわいい小動物を見る目でボブカットの子を見る。


「あっそうなの?えっとなんだろ私マグマって名前だよ。よろしくね。」


ぱっと明るい顔をしてまたモジモジする。


「よっよろしく!よろしく!わぁやった。友達になれるかも。えとえとフルーフっていいます!よろしく!あれ?よろしく三回目ぐらい?」


心で思ったことも一緒にもれている。すごくほのぼのした。


「学校があってよかった~。なんとかほそぼそバイトしてて食べ物くいつないでたんですよ~。」


やはりノービス、そして一般人には生きにくい世界のようだ。


「そしたらノービス育成学校に入学したら、食事は2食に寮まで無料、しかも職業の斡旋もしてくれるなんてふとっぱらな人がいるもんだよね~。同じ冒険者らしいよ。」


(そんなことまできっちり決まったりとかどんだけ力入れてるのよドクロさんっ)


学校を作らないといけないとか話なんて2日前ぐらいだったはず。


その間すべて作成、他の街に通達。


明らかに異常すぎる。


(まあドクロさんならありえるんだろうね~。)


「マグマちゃんも?マグマちゃんもやっぱお腹すいちゃってきちゃった感じ?」


「え?ああうん。フルーフちゃんと同じ感じ?かなぁ?」


迷って適当にいるなんてこのキラキラして同じ状態だよね?!っていってくる子に言えない。


「よって。これからクラス分けをはじめるので、教師の指示に従ってください。」


フルーフちゃんと話している間にいつの間にか話が終わっていた。


(やば。ぜんぜん聞いてなかった。)


「うわ。どうしよう。聞いてなったよぉ。」


なんかプルプルしている。


「ふぅ。なんか学ぶ別にクラス分けするから、行きたいクラスの場所へいけってことらしいで?」


なんか猫目で関西弁、髪の毛はめずらしくひとつにまとめている子がこちらの話に割り込んで答えてくる。


「え?あ!ありがとうございます!」


ペコペコと頭を何度もさげるフルーフ。


「いいていいて。とりあえず教師がなんかプラカード持ってるな。選んでその周辺にいけってことやろ。」


教師がプラカードを掲げている。


10ほどあるようだ。


1.冒険者コース

2.一般コース

3.職人コース

4.教師コース

5、役人コース

6.技術コース

7.暗殺コース

8.嫁婿コース

9.城勤務コース

10.エリートコース


なんだこの暗殺やらエリートってのは。


「やっぱ、わては職人コースやなぁ。」


答える関西弁の人。


「えっとね。えっとね。私は・・・。」


「「嫁婿コースだね(や。)」」


「えええ!?違うよ!?違うよ?!冒険者コース!」


(うーんこのまま、レベルあげするなら冒険者コースかなぁやっぱり)


ある意味、魔族やドクロさんが作った効率化された学校だ。


ただやみくもにするよりここでレベルあげと、マグマ自身やはり、この世界の知識が足りないことは自覚しているのだ。


ここど基礎を学ぶことは悪いことじゃないかもしれない。


「んじゃわたしも冒険者コースいこっと。」


また目をキラキラさせるフルーフ。


「一緒・・・!!!」


「なかええなぁ~。んじゃ、分かれてしまうけど仲良くしてな!じゃっ!」


そしてそのまま、名前も聞くこともできず、さっさといってしまう。


(しまったなぁ~。名前きくの忘れてた。)


だがとなりのキラキラの視線が痛い。


一緒に冒険者コースの列に並ぶことにした。


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