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39話 力試しと試練

マーガレットがゴランに向かって突っ込んでくる。


思った以上にゴランは冷静である。


(まずは、できるかどうか試してみるっす。)


マーガレットから攻撃を繰り出す。


見た目どおり、肉体派のようだ。そのまま豪腕を繰り出す。


「鉄拳っ!」


スキルの発動。


鉄拳はそのまま、字のごとく鉄のごときこぶしで攻撃を繰り出す。


単純な攻撃ではあるが、バトルマスターのスキルだけあって攻撃力は高い。


そしてそれを無言のまま、右手をそえてスッと逸らす。


「!?」


力みがなく、流れるように逸らした。


予想外の対応に驚きを隠せないマーガレット。


「見た目よりスマートな戦い方をするんだな。」


スキルが発動したことすら気づかない。


ニヤニヤと関心し、ゴランに話しかける。


(出来た!!!)


マーガレットの言葉をよそに、ぶっつけ本番の技が成功したことに感動している。


そう今のはスキル「はらう」である。


ゴランはそれを無詠唱で行ったのだ。


そう、ドクロさんがレベル譲渡の時、さまざまなスキルを無詠唱で行っていたことから思い立ったのだ。


『もしかして、スキルはスキルの動きをちゃんとトレースするとスキルとして発動するのでは。』


っということを理解し、今回実践してみせたわけだ。


姫の指先による詠唱カットもしかり、ドクロさんの奥義『3分身』もしかり、

実はそれこそが、中位と上位との大きな壁なのである。


だからこそ中位以下は上位の戦いは『何をどう戦っているかわからない。』という結果になるのだ。


その事実を知っているのは上位とある一部のソロ達だけである。


普通は教えないという暗黙の了解もあるなか、知っていても簡単に出来ることではない。

何故ならば失敗すればただの1動作にしかならないのでリスクは高いのだ。


だからこそ、何千、何百として練習をし確実に発動するよう練習をするのだ。


但し、上位陣は当たり前のように使いこなしてくる。


「連打衝!」


4連撃の衝打攻撃、顎、腹、急所、目の人間の弱点を的確に攻撃をしてくる。


はらう、はらう、はらう、はらう、それを無言で受け流す。


「ひゅうぅ・・・。でもこれはどうだ。」


「フレ!フレ!ブレイクッ!」


魔法スキルの『フレイム』と奥義スキル『ブレイクダウン』の連続攻撃。


フレイムは中級魔法スキルだが、広範囲でよけにくい。


ブレイクダウンは両手をクロスさせ、空中から空気をたたきつける不可視の攻撃。


だがそれを、右手でフレイム×2をまきとり霧散させる。


(なにか!!なにか出来る気がするっす!!!!)


そう、無詠唱の魔法廻し受けで消し去る。


不可視の空気の攻撃を左手ではじけさせる。


(たぶんこれも!!!)


奥義廻し受けで消し去る。


「一皮むけたか・・・!?」


予想以上の成長にニヤニヤがとまらないドクロさん。


「武道家スキルの『払い』と『投げ』の二種類を無詠唱できるようになれば御の字と思っていたが・・・。」


そう今のゴランのスキルは以下だ。


<拳スキル>

パワーパンチ

手刀

連続手刀 ←NEW


<防御スキル>

払い

投げ

つかみ握り

パリィ

流し受け

廻し受け

魔法流し受け

魔法廻し受け

奥義廻し受け

剣廻し受け

カウンター

超カウンター


<パッシブスキル>

HPアップ

筋力アップ

瀕死モード


奥義廻し受けも魔法廻し受けも実は、バトルマスターのスキルである。


これを無詠唱でやってのけるのは、もともと防御系バトルマスターは皆無である、


つまりドクロさんでもはじめて見る光景だった。


(バトルマスターで防御系を極めるとここまでになるのか?!)


予想以上の結果に旋律するドクロさん。


そうこうしているうちに30秒たった。


「ふう・・・無傷は予想外だ。防御は文句無しだな。」


うれしそうに頷きながらマーガレットが答える。


マーガレットはゴランがなにをやったかはわからないが、すべて防ぎきったのはわかるわけだ。


「じゃあ次はそちらの番だ。ばっちこい!!」


カモンカモンと手で挑発する。


そう、ゴランの実力はマーガレットを軽く凌駕しているのすら気づかない。


「ほらほら。ばっちこい!」



手刀を2回叩き込む。その後連続で、連続手刀。


無詠唱で行う。


普通の攻撃だと思い、余裕でそれを受けようとする。


「ごべっ!ぶげっ!どべしっ!」


効果音と口からでる効果音が鳴り響き。


ずだーん。


倒れた。


初刀は普通の攻撃に見えるが、実は暫戟系の攻撃の為、相手を切り裂く。


「あっあれっす?おわり??」


ピクピクして瀕死状態になっている。


「なんかこいつ防御のかけらもしてなかったな。」


攻撃ターンはおもったよりはやく終わった。


そして、ドクロさんの応急で回復させて、ゴランの力試しは終了となった。








「ふう・・・思った以上にやるな!本気になるとこだったぜ。」


あれで本気じゃないならなんだったんだろうか。


たぶんかなり強がりをいってることはたしかである。


「とにかく、約束通り好きな魔眼を選んでくれ。ただ魔眼選びは自分で行うこと。」


怪訝な顔をするルシアンメンバーたち。


「魔眼はな。ある意味ここの村人の分だけ種類がある。ただ、その魔眼を譲渡した場合、もうその村人は譲渡出来なくなる。」


「つまり?」


「完全なユニークスキルということだ。もちろん過去に譲渡した村人からはもらうことは出来ないし、村人自身が渡したいと思わなければ譲渡してもらえない。つまり、今回の力試しは最初の試練、次に村人に認められて譲渡されるのが最後の試練ってことだ。」


思いのほかめんどくさいが、ユニークスキルであればそれぐらいの面倒は当たり前だろう。


村人全員が違う種類ということは・・・。いったいどれくらいのユニークスキルがあるのだろうか。


「いままで、この魔眼を手に入れたのは何名ぐらいいるんだ?」


う~んっと考え込むマーガレット。


「そうだな。おれの知っている限りでは15名ってとこだ。ただやはり全員魔族だな。冒険者で魔眼を手に入れたのは今のところいないな。」


つまりプレイヤーではおれたちがはじめてということか。


「今村人は何名ぐらいいるんだ?」


「そうだな。300名程度だ。」


残り、285個のスキルが残っているということだ。


これはあとでマグマもつれてこなきゃいけないかな。


「質問はもういいか?力試しの試練!以上である!」


なんかしっかりと閉めに入った。


「いやさ。ちょっとまっていいか。」


「うん?」


そう、マーガレットにとっては最悪の流れだ。


「悪いが、おれたち全員も受けるぜ。」


「へっ?え?え?えええ?!」


その後、ドクロさんのスピードに翻弄され、マーガレットの攻撃はすべて空ぶり、防御の力試しだ!っと文句をいうが、ドクロさんの、

『当たらなければどうということはない。』

っと何故か、説得力があるせりふで納得されてしまう。

攻撃は、連続攻撃で瀕死の即死。


キースの魔法スキルですべての攻撃を相殺、魔法スキルの連続攻撃で瀕死となった。


姫に限っては、ひらりひらりと攻撃をすべて避け、エンチャント攻撃一撃で瀕死状態となる。


バッカーノは防御に難があったが、時空スキルでなんとか避けて合格、攻撃は状態以上を駆使しこれまたぎりぎりで合格をした。


マーガレット的にはバッカーノあたりが普通の、普段の戦いであったため、バッカーノに対してはかなりやさしくなっていたのはご愛嬌である。


マーガレットとバッカーノが不思議な友情を感じ、なにかがあったことは別の話。


なんだかんだで、全員が魔眼を取得できる状態になり、


あとは、どんな魔眼がいいか選ぶのみとなった。


「んじゃ、外にいって村人たちに聞いてくればいいのか?」


「ああ、好きにうろついてくれ。力試しの試練を受けたら客人としてむかえられるからな。そうだこれを。」


なにか、ドングリのようなネックレスをもらった。


「これは?」


「まあ試練を終わらせましたって印だな。これをつけといてくれ。つけとかないと不審者に見られる可能性もあるからな。」


身分証もかねているらしく、ありがたく人数分いただいた。


「じゃあちょっくらどんな能力があるか観光といきますか!」


同情を後にし、村の散策を開始することとなった。



総合評価が100ポイント超えました。

ひゃほーい!とニヤニヤしてます。

読んでくださってありがとうございます。

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