表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/49

35話 問題を洗い出そう

ギルドハウスに戻ってきたドクロさん達はある意味違う部分で問題が起きていた。


現在、今冬である。


ルシアンのギルドマスターの私室はまさに日本の個室。


つまりはコタツが必須である。


もちろんきっちり用意してあり、現在コタツに入って私案中のドクロさんである。


やることが多いため、休憩をしながら考えをまとめているのだ。


今後やらなければいけない事。


まずは、姫のレベル回復がされたら、シュラの国を元に戻さなければいけない。


これに関しては急ぎではあるが、姫が回復することが必須である。


次に種。これは半年の猶予があるといえばあるが、放って置くのは論外であり一度は見に行くべきではある。


さらに種関係で一つ。ほかの地区への注意発起がまだ残っている。


せめて日本全国の中心都市には行うのが筋だろう。


最低でも3箇所いくべきだ。


これは、自分たちが抑えている種の場所以外に同じことが起きていないか確認の意味もこめて行っている。


一番厄介なのがPKギルドのアベンジャーである。


こいつらは一度固定狩りを行うが、あきると他にすぐに移動してしまう。


あまりに自由度が高いため、なかなか捉えきれないのが現状だ。


実際、各地のPKギルドは段々とアベンジャー配下になっていると聞く。


アベンジャーに入っていれば、自分たちの安全が確保できる分、むしろ一般人より安全だろう。


などと思う輩も出てきているのだろう。


本当は慈悲などかけらもないため、使えないと判断すれば平気で殺すやつらなのだが。


そうなると順番的にはこうなる。


最初に姫が回復するのが先決。


シュラの国にしろ、アベンジャーと事を構えるにしろ、情けない話であるが姫の力は必須だ。


なので、今日一日は休暇ってことだ。


次にシュラの国を戻し、種への探索と注意発起、アベンジャーが襲ってきたら臨機応変ってことか。


計画性もあったもんじゃないなと一人ごちる。


さてここで話が変わる。


この街カナンは何故、領主がいないのか。


理由はこの街はもともと首都プロローグの住宅街のようなものだったのだ。


またの名を「恋愛の都市カナン」という人もいる。


実際は、住宅街として狙っていたのだがこの犬の銅像を目印として、恋人達が集まりだしたのだ。


たしかにわかりやすい目印である。


それを狙った娯楽施設や露天などが増え、一つの街として発展する。


首都プロローグの地価は高いが、カナンであれば若い人でも安く住めるため、人が増え、街になるのは必然といえるだろう。


本来であれば、そのまま首都プロローグから役人が送り込まれる予定ではあったが、1ヶ月前に起きた外から異世界人が大量に現れたことによる混乱でうやむやにされ、ルシアンというギルドが真ん中に住み着いて、街の警備なども行ってくれたことから、今の状態になってしまったのが現状である。


そう若者の街であるため、さまざまな問題が起きてくる。


ただ今回の問題はそこではなく、魔族に治安など色々まかせた結果。


ノービスの難民総勢300人。


たかだか少しの間留守にしといとこの人数である。


うわさが噂を呼び街を一瞬に壊滅させた魔族がカナンの治安を守っている、そして「カナンはノービスの安全地帯」と認識されたらしく、首都プロローグで隠れ住んでいたノービスもこちらにきてしまったのだ。


新しい問題が出てしまったわけだ。


ノービス300人の雇用問題。


「・・・。すまない。まったく方法がわからない。」


うなだれる三人の魔族たち。


「こればかりは、なんともな。おれでも今実際困惑している。」


元々、社会で働いていた人たちはなんとか雇用をみつけて、街の中で働いているようだが、問題が学生たちである。


やはり、基本的に若い世代が多いのが現実だ。


元々バイトをしたことない子が多いわけである。


「こりゃ・・・。なんとかしないといけないだろうなぁ。」


このまま全員冒険者にすれば手っ取り早いといえば手っ取り早いのだが、戦いが苦手な人もいるわけなのでできれば選択させてあげたことはたしかだ。


もうこれはゲームではないのだから。


「こりゃあれかな。学校でも作るしかないかな。」


「学校?」


うん、っとうなずくドクロさん。


「問題がその後、どう就職に結び付けるかってことだよなぁ。」


実際、学校作ることは簡単である。


そこらの空き地で適当に作った後、プロフェッサーのフィールド魔法で学校を作成してしまえばいいのである。


これを使ってゲーム時代では怪しい劇場を作った猛者がいたはず。


その街の土地を買わなければいけないため、なかなかの散財が必要だ。


しかし、ここカナンでは実質の有権者はルシアンであるため、可能ということになっている。


「そうですね。冒険者コースとかは比較的簡単ですね。」


「あとは製造関連は・・・ユーリンチが入ればよかったんだけどな・・・。出来れば通常の業務につけるようにしてあげたいし、あとは首都の事務系にも手を出したいな。」


「料理関係の幅も広げたいっす。」


この世界、まだ料理のバリエーションが少ない。


一応は最低限のものはそろっているが、パンの種類はまだまだ少ない。


作れる技術はあるのだが、パンを作る人手が少ない、中華を作れる人手が少ない。


たまたまなのか、首都プロローグの人は元々ただのサラリーマンが多いのが現状である。

「本当は農家みたいに畑とか耕してくれるといいんだけどなぁ。」


この世界にもちゃんと農業はある。


あるのだが、基本的に街の外で作るため、ある程度の強さをもっていないと無理だ。


ノービスのままだとぶっちゃけた話、街の人の半分も力がない。


まずはだからレベル10まであげ、一般職になる必要はある。


そもそも争いが苦手な日本人に対して、すらりん。でさえ野犬ほどの強さを持っているのだ。かわいい顔して好戦的だし。


まず一人ではいかない。


「でだ。今そのノービスたちはどこにいるわけ?」


「はい。人数が人数なので公園の広場で野宿という形を今とっています。」


「なんかどっかの浮浪者状態ってことか。」


かわいそうな状態ではあるが、まずはシュラの国から直すのが先決だろう。


1日、2日で死ぬわけでもないし。


色々考えることがあり・・・。一日は過ぎていった。














そして、シュラの国である。


「フィールド♪解除♪」


まるで、姫を中心に幻が消えていくように普通の都市に戻っていく。


「うわ・・・本当に普通だ。」


マグマがつぶやく。


たしかに思った以上に文化的な街になった。


いままでの世紀末覇者っぷりがうそのようだ。


「おおおおおおお・・・。」


サウ○ーみたいな格好していた人がパリっとしたスーツになっている。


だれこれ。


「本当にありがとうございます。本当一時はどうなることやら。」


めちゃめちゃ涙でぐしゃぐしゃになっていた。


それほどいやな格好だったのだろう。


「お約束の報酬です。」


ジャラッとすごく重そうなお金をいただく。


だが、その中の半分だけとって返す。


「どうしました?」


不思議そうな顔をする領主。


「いえ、その半額でこちらから依頼したいことがありまして。」


これだけ文化的な都市ということは人材も豊富ってことだ。


次の手をすすめるべく、ドクロさんは領主と交渉をはじめた。
















実は、5月1日~6日まで旅行に行きます。

なるべく書くように努力をしますが、一旦それまで更新が休止いたします。

よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ