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21話 魔族の今後

評価ありがとうございます。

夜中12時半ですがテンションあがって書きました。

さて、なんだかんだで思ったより早く終わった騒動。


領主に報告に行こうとしたところで、マグマが、


「あっ!今日のご飯なにもないよ!」


っと大食いの俺たちに衝撃の事実を伝える。


そうだ!昔ネタでいたあのモンスターが出す「金色のキノコ」。


あれたしか、回復量が微妙なアイテムだったけど説明文がこれだ。


金色のきのこ:

HPがちょっとだけ回復する。

ただし味は絶品。人によっては宇宙に飛び、「うーまーいーぞー」と勝手に声がでるほどの美味。


「マグマ。宿題だ。今回はきのこの森で金色のキノコをとってくるんだ。」


なんだそれ?どこそれ?ってって顔をするマグマ。


「お前まだ南の方いったことないだろ?いってみろ。お前ならできるはずだ。」


とりあえず、何かいいたそうな顔をしたが、素直にそのままうなずく。


「了解。師匠の言うとおりっと。これも修行のひとつだね!んじゃ私は夕飯の支度して、家でゴロゴロしちゃっていいよね?」


「ああ、報告するだけしな。いってこい。」


「はーい。」


じゃあいってきます!っといってそのままマグマと別れた。


まったくちょろいぜ。修行だと思えばなんでもできるってやつか。


っというか初心者が必ずとおる「ないわ。」の突っ込みを受けてくるがいい。


あの劇画チックな顔のMOBはたいがい「ないわ。」系だからいい経験にはとりあえずなるはず。


運営名に考えてるんだと思ったら・・・いるんだろうなぁ・・・きっとリアルに。


っと変なことを考えているとマルスが話しかけてきた。


「すまないがわれらは何処にいればいいのか。」


ああ~っといいながら、


「おいキース。ゴラン。うちのギルドハウスに案内してやれ。」


「いいんですかい?」


うんうんと首を縦に振る。


「応接間あんだろ。あそこつかえよ。」


「なるほど!ついいつものようにギルマスの部屋に・・・。」


「だからあれ俺の部屋!お前らたまりすぎ!!」


あまりにも自分の部屋のように勝手に入ってくるやつらに突っ込む。


「いや・・・だって兄貴?どうみても居間とかリビングというか・・・。」


ふう・・・っとため息を吐きながら。


「いいから。詳しい話もしたいしつれてけ。」


「はい。」


そのまま、魔族3人とともにギルドハウスに向かう。キースとゴラン。


こちらはそのまま、領主に報告にいって、とりあえず報酬をもらうのが先だ。


なんだかんだで、お金はあったほうがいい。


モンスターからドロップしなくなった分だけ欲しいとのだ。


それにどうやら、魔族にちらりとお金をみせたところ、


どうやら貨幣自体、全世界共通だというのだ。これはこれですごい。


そうこうしているうちに領主の館に到着した。







「なるほど。魔族の暴れているわけはそういった理由が。」


初めて聞いた結果に驚きを隠せずうなずく。


「っということは、ブリュンヒルデは?」


「滅ぼされてはないが町はボロボロだな。選定やらなんやらしてるうちにヒートアップしたっていってたな。」


苦笑いをしながら答える領主。


「はた迷惑な種族だな。」


「まあ、そういう特性として理解するしかないだろうな。しかも無駄に起用で死人を出さなかったらしいから、まだましだ。」


ふむ。っといいながら、顎に手を当てて、少し考え込む。そしてなにか思い出したかのようにたずねてきた。


「よく。その種とやらを植え付けられずに済んだな。」


腕を組みながら、そのまま、目の前のソファがあることを思い出したのかドカっと座るドクロさん。


「うちのメンバーがたまたまみかけて、たまたま保護して。たまたま進行を食い止めてるかんじ?」


「規格外もいいとこだな。「ルシアン」のメンバーは。」


「なんだろうな。まあそういうこともあるってことで。それよりも報酬はもらえるのか?」


おお!っと今思い出したかのようにドサっと袋を置いた。


「助かったよ。報酬5000万ギルある。」


「ん。」


そのまま、ふところの給食袋に入れる。


「またあったら頼んでいいかね?」


「まっ気が向いたらな。ただ、『種』関係については別格だ。こっちも対処する。」


「わかった恩に着る。」


なんだかんだで、報酬をしっかりもらい、今後の関係もきっちり話す。


冒険者は街を守るのが当たり前だとおもわれるのも癪だし、そういったやからに力を貸すつもりもない。


どうせならお互いいい関係でいたいのはたしかなのだ。


自分達『ルシアン』が報酬別で動いてしまうと、こちらにきたほかのギルドの食いぶちをなくすのだけは避けたいのだ。


いまのところ、自分達にできるのはこれぐらいだから。



とにかく、今は「カナン」に戻って魔族と会話することが先決だ。


おれらが知らない「セカンド」の情報はいくらでも欲しいのだ。



戻ると、すでになんか変なテンションの魔族がいた。


「城じゃん!魔王城より豪華じゃん!!!」


「あれなあに?めっちゃきれいい。このじゅーたん?生地いいわー私欲しいわ。」


「やばいな。いいよろいだ。」


おのおので楽しんでいるようでなにより、


「すまん。戻った。」


せかせかと動く、ゴランとキース。


ってかジュースとかお菓子とか一生懸命だしてるのな。マグマはいないのか。


「とりあえず座ってくれ。」


そういうとイソイソと三人の魔族は座った。


「っで今後予定はどうするつもりだ。」


三人の魔族はお互いを見て、マルスがうなずく。


するとマルスが話し出す。


「ほかの街にいき、選定を続ける。」


ぎょっとして反応するゴランとキース。


「いやいやいやいや、まてまてまて。また暴れるのかお前ら。」


「いや・・・だってわれらそれしか・・・。」


まあたしかにいきなり魔族が他の街にいって、『種』の話をしたとしよう、もともと「セカンド」をやってるやつにとっては魔族は危険人物と認識しているわけだ。


そんなこといった日には、なにか悪巧みとしか思われない。


「一応うちのギルドメンバーが半年は大丈夫っていったら半年は大丈夫なんだ。」


じっとこっちを伺う魔族達。


「ああもう・・・ぶっちゃけていうわ!『種』の脅威についてはおれらが他の街に伝えて、情報共有するようにいっとく!」


そう、今は『ブリュンヒルデ』から逃げてきた、時空士がいるから近場の街であればひとっとびなのだ。おれたちならば。


ただ、問題がその話の信憑性。


つまり信頼度だ。


自分達「ルシアン」はそれだけの信頼度はもっていると思っていい。


なので時空士とともに訪れ、周辺の街にその旨を伝えるのだ。


あと出来れば、「ルシアン」メンバーがいたら一緒に戻りたいとも思っている。


それにここ1ヶ月、たしかに平和といえば平和なのだが、通信手段がなく、他の街の状態も知りたかったこともたしかなのだ。


「その間頼みたいことがある。」


「ふむ。われらで出来ることであれば。」


「出来る。いややってもらうつもりだ。」


「まあ聞こう。」


うん、っと他の魔族二人も無言でうなずく。


「おれたちがここを離れている間、カナンの治安やノービスの保護を行って欲しい。」


顔を見合わせる三人の魔族。


「それはわれらにでも出来ることなのか?」


戦いばかりしており、それが当たり前の日課の魔族はそういった保護、治安などはまさに朝飯前だろう。なにも戦闘以外をしろといわれているわけじゃないのだから。


「そこはそうだな。ゴラン。キース。明日時間あるよな。」


とたとたとお茶をもってきたり、走り回っているキースとゴランが立ち止まる。


「いいっすよ。まかせといてください。」


「あと、街はお前らもでるからな。実戦経験もあったほうがいいだろ。」


「いいんですかい!?」


二人を顔を見合わせて、喜んだ。さすがにあれだけのことをしたため、外に出る機会はないのでは?っと怪訝におもっていたからだろう。かなりうれしそうだ。


「ああ、ちゃんとしっかり引き継ぎはするんだぞ。」


「「あいあいさーーー!」」


元気のいい声で答える。


「よろしく頼む。」


「まあまかせといて。」


「ふん。大船に乗ったつもりでいるがいい。」


普通に挨拶をするマルスとゾークにユーリ。


すると一瞬に「ふんっ」っと鼻で笑う。


「ドクロさん。「ルシアン」流でいいっすか?」


にっと笑うドクロさん。


「もちろんだ。」


「「あいあいさー!!」」


いい返事だ。


「っということで今回の教官を務める。キィースだ!!!糞虫ども!!」


「だいじょーぶっすよ。キース教官はいうこと聞くこはやさしいっすよ。」


なにか雰囲気がかわる二人とも。


「今日からおれのことは教官とよべぇ!!!」


ビシビシと炎の鞭をだして、地面をたたく。


「せいれーーーーつ!!!!!!!!!!」


おれこんなんやったっけ?でもあれだよね。


普通教官役となだめ役っているよね。


そんなことを思いながら、ブート・・・じゃなくキースキャンプが始まった。




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