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9話 ギルドメンバーのレベル上げ

「そこ!右から「横一文字」!!!!」


「はいぃぃ・・・せいっ!よこじ!!」


スパンっとイノシシを少し大きくした、モンスター「デリボー」がゆっくりと倒れる。


ぱんぱかぱんぱんぱ~ん!!


「きたよ~!レベル45だよ!!!!」


うんうんとうなずきながらマグマに尋ねる。


「ほいほい、まずはスキル確認して。」


「はい。スキルステータス。」


ポンっと音とともに、普通のステータスなら青っぽい板だが、今度は赤い板が出てくる。

スキルステータス:


<剣スキル>

パリィ

横一文字

岩砕き

短剣投げ


<パッシブスキル>

力だめ

バックステップ

サイドステップ ←New


「サイドステップが増えてます!!!」


ほほぉ、とどくろさん。


「バックステップを練習したおかげかな。・・・つかおい!!バフきれてっぞ!!!」


「はいぃぃ!すいません!フレイムエンチャントぉぉぉ!」


ばきっと拳骨を落とす。


「この前教えたろうが!フレイムエンチャントは「フレエント」で発動すんだ!慣れたらもっときれいにできる!初歩の初歩だ!うちのギルメンは魔道士の頃からできたわ!!」

ぶつぶついいながら、


「あんたんとこの化け物魔道士と一緒にされましてもねえ・・・」


「あ??なんかいったか?」


「いえ!!なんでもございません!!!!ってかしかもギルドマスターだったなんて・・・。はあ・・・。」


「だっんっな~、つれて・・・きた・・・死ぬ!痛い!きたよ!。」


さきほどのデリボーに追いかけられているゴラン。


「まったく。あいつモンスターもろくにもってこれねーのか。ってかまああいつはだいぶ避けるのがうまくなったな。」


くいっと首で合図をする。


「マグマいってこい。」


「はいっ!!!」


しゅぱっと走ると、サイドステップを使いながら加速する。


「うん。ちゃんと特性理解して使ってるな。マグマ思った以上にセンスあるな。」


「うへえぇ・・・おれもうあの子に勝てる気しないんすけど。」


苦笑しながら、


「ばかやろう。お前はウィザードロードだから遠距離で戦うんだよ。」


ぽりぽりとほほをかきながら、


「あんなことしでかした俺たちに戦い方を教えてくれて、しかも・・・いいですかこれもらっちゃって?」


うん?っと首を傾げながら答える。


「結局おまえら話を聞くと、生きるのに必死なだけだったし、性根は腐ってなかったしな。まだまだ初心者のおまえらを導くのは先輩の義務ってね。」


ぽかーんとした顔でこちらをみるが・・・ふう・・・とため息を出す。


「このご恩は忘れません。」


「ばっかいうな。打算だ。打算。これから本格的なことをするから覚悟しろ。」


「本格的???」


「あの二人が戻ってきたら話す。」


ぶんぶんと手を振りながら、二人が走ってくる。

そう、ここ1ヶ月の間は、マグマのレベルあげと、この二人はマグマの狩りの支援、そのついでに、戦い方を教えてあげていた。


マグマはlv45になり、あと少しで上位職になれるところだ。


ただ、指導しているのがドクロさんである。


はっきりいって、今のマグマだと上位職ぐらいなら勝てる実力があるのだ。


どんなに多数の必殺技をもっているキャラより、しっかりと基礎を抑えた滞空、飛び道具、基本技に忠実なキャラの方が強いのは必然である。


また、もともと多数すぎてスペックのみに振り回されていた二人は、基礎を学ぶことでギルド攻城戦でもまともに戦えるとこまでは実力が引き上げられていた。


「さてと。ここ1ヶ月。よくがんばった。」


うんうんと三人が頷く。


「残り、マグマは5あげて、上位職に転職した後。」


ごくりと喉を鳴らす。


「「黄金の剣」に殴りこみをかける。」


「「「!!!!!!!」」」


三人の目が見開く、


「え!?なに!?それは無理じゃないの!?」


「そうですよ!?ぼくら一般人ですよ?!」


「だんな。簡便してくれよ。」


「だああああ!シャラアアアアアアアプ!!これは元々前から計画してたことなの!決定なの!」


三人とも激しくげんなりしている。


「ちっ・・・しょうがないな。じゃあマグマ。無事成功したら、おれの秘奥義を一つ伝授してやる。」


「あと、お前ら二人。お前らには「ルシアン」の加入を認めてやる。」


がばっとゴランとルース。


「まじっすか?!?!?!!」


「まじっすか?!?!?!?!?」


「だんな!?ノービスに二言はないですぞ?!」


「兄貴!!絶対だぞ!!!」


すごい食いつきだ。よかったちゃんと報酬になって。


ただ一人だけ、なにそれいらない。という顔をしている。


「え~。わたしのだけしょぼくない~?」


「そっか~。マグマいらないのか~。じゃあなにも無しでがんばっちゃうんだよね~。マグマすごいね~!」


「うわっ!なにそれ!なにもなくなるの!?それはないっしょ!秘奥義!秘奥義!わーい!いわーい!」


うわっいらっとくんな。もらってびびんじゃねーぞ。


「まあいいや。全員おっけってことで。作戦開始は来週。マグマ来週までに転職しとくんだぞ。」


「は~い。」


「よし、じゃあ今日は終わりにするか。解散な。」


「「「「お疲れ様でした!」」」」


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