68話 ブログ『私たちの全力ミンストレルライフ!』④
筆者:アキル
協力:ハヤテ
撮影:ミルモ
見学:トキ
えーと、初めまして、というのも違うかな?
リノちゃんとはまだ面識がありませんが。
今日はうちのお母さんから紹介してもらって、ハヤテちゃんと遊ぶことになったアキルです。
よろしくね。
普段は鍛治や細工を生業にしてるんだよ。
今日遊ぶことができなかったリノちゃんの代わりに、いっぱいいろんな体験をしてきちゃったので、それを紹介していくね?
<反省のポーズ>
【画像】
正直、私はハヤテちゃんたちを舐めていました。
プレイ日数の浅さや、実年齢の低さで相手を見ていたんです。
でもその態度にミルモちゃんが怒ってくれて。
その時初めて私は過ちに気がつきました。
一年早く生まれただけで威張って。
そして一緒に遊んでくれる相手の時間を自分のことに優先して。
ミルモちゃんにそのことを教えてもらった時は目から鱗でした。
リノちゃんは私とおんなじであんまり喋るタイプの子じゃないと聞きましたが、よくこの二人と仲良くなれたね。
正直、最初苦手だと思ったのは内緒です。
でも話してみてわかったのは、二人とも自分のわがままばかりじゃなく、相手の気持ちを汲んで動いてくれてるところでした。
いいお友達を持ったね。
私はいつもひとりぼっちだったので、今更ながら羨ましいなって思っちゃいました。
その時に私の鍛治の力で生み出した髪飾りです。
ご査収ください。
銀の髪飾りを、このパーティのシンボルの楽器になぞらってみました。
リノちゃんは刀(刀!?)と聞いて二刀流をイメージしてみました。気に入ってくれたら嬉しいです。
<髪飾りのイメージ図>
【画像】
あとで感想ください。
他のメンバーに聞いたら、絶賛するだけで欲しい情報はいただけなかったです。実際につけてもらえないと、職人的には感触がわからないので。
物はミルモちゃんに渡しました。
あとで受け取ってくださいね。
<追記>
やっぱり心配なのでハヤテちゃんに渡しました。
それから結局私は、銀の髪飾りで納得いかずにミスリルを掘りに行きました。
いい鉱脈があるんです。
でもその場所は姿の見えないモンスターに襲われる曰く付きのダンジョンで。
戦闘中に採掘の邪魔をされるとイライラしちゃう私。
そこでハヤテちゃんからパッキングを空間ごと包んじゃえば先頭に介入されないと典型をいただいて。
じゃーん。
【画像】
鉱脈ごと採掘ポイントを梱包スキルで包んでみました。
ハヤテちゃんがイメージが大事だと言っていた理由がわかりました。
そのあと私は夢中になってミスリルを掘りまくりました。
<成果>
【画像】
夢のような採掘結果にホクホクです。
<現実>
【画像】
実際に精錬されたインゴットがこちらです。
鉱石の数に比べて随分と少ない?
失敗しましたが、何か?(威圧)
ハヤテちゃんに聞きましたが、あの子高確率で成功刺せるみたいですね。
リノちゃんは騙されちゃダメですよ?
普通はあんなに成功はしません。
あ、そうそう。
ミスリルは魔法を通しやすい金属でもあります。
魔法を武器に伝えるだけではなく、受け流すのにも適していて。
刀剣用のアームガードも作っておきました。
まだリノちゃんのスタイルを直接みてないので、不要だったらごめんなさい。
普通にナックルガードとしても扱えるようにしておきました。
ミスリルで作ったネックレスは全員に配ってあります。
イメージ画像はこちら。
あ、私が失敗して量産したクズ石はハヤテちゃんの手元に渡りました。
もし武器の耐久が心許なくなったら、ハヤテちゃんにお願いして【砥石】を作ってもらってくださいね。
これは武器の耐久を回復してくれる効果を持つ物です。
戦闘要員として、酷使するのが目に見えているのでこれは忠告です。武器は労ってあげてください。
そして可能なら、幻想武器の方で戦闘をしてあげてください。
これをいうのは鍛治職人失格ですが、あれは耐久がないので何年も使えます。
その上拵えは自分好みに変えられる。
結構武器ってその時の気分で拵えを変える方が多くてですね。
なのでそういう時が絶対来ると思うので、その時は幻想武器の方を変えてあげてください。
元の武器はその、何回もリテイクすると元の状態を覚えられない鍛治の人って多いんです。
私も何回もリテイクさせられてうんざりしてますので。
リテイク費用も払ってくれたらいいんですが、そういう顧客って満足いくまでリテイクさせてこっちに敬意も何もなくして当たり前って考えでいる人が多くてですね(憤怒)
リノちゃんはそういう子じゃないとは思いますが、気に入ってる武器なら簡単に拵えは変えないであげてください。
過去のデータをずっと管理してる駆け出し鍛治師は少ないです(血涙)
あ、ごめんなさい。
私、鍛治のことばかり話してるね。
実は私が採掘中にもハヤテちゃんたちの間で不思議なことが起こっていたの。
<見えない敵の正体は大きな手?>
【動画】
耐久は10000とセカンドルナ付近では強敵。
私はバトルのことはさっぱりだったけど、攻略法が見つかったんだって!
それが一度武器を相手の体に潜り込ませてからの発光という荒技。
【動画】
活躍したのはレイちゃん。
あんなにもっさりした子なのに(失礼)動く時は素早くて驚いちゃった。
バトルができる子って見た目だけで判断できないから注意が必要だよね。
そのあとはミスリルで鍛治をして。
ハヤテちゃんからすっごい美味しいジュースをもらったの。
素材は何か教えてくれなかったけど、後ろで何か騒いでいたから、きっと何かあったんだね。
私には頑なに教えてくれなかったけど、何が載ってるんだろう? 画像はあとでハヤテちゃんが一括で設定してくれるって言ってました。
あんまりショッキングな映像じゃないといいな。
【動画】
閲覧注意。
そして私たちはなぜか過去世界へ。
私の知ってる採掘場ができるみたいなマップから抜け出して、なんかお空に魚がいっぱい浮いてるみたこともない不思議な雰囲気のセカンドルナに来たんだー。
【画像】
空飛ぶお魚と、それに興奮するレイちゃん。
そして私たちはハヤテちゃんとトキちゃんのお母さんと思われるプレイヤーがアイドル活動をしている場面に遭遇したの。
【動画】
ハヤテちゃんを紹介してもらった時に出会ったけど、こんなに歌って踊れる人だとは思わなかったな。
もしかしてうちのお母さんもこういうアイドル活動してたり?
なんてね。
そうしたら普段おとなしいレイちゃんが「|◉〻◉)僕たちもアイドル活動初めてみませんか?」みたいなことを突然言い出してきて。
一応理由もあって、どうもここの人たちを認識してるのってハヤテちゃんだけだったみたいで。
私たちがどんなに呼びかけても、街の人は私たちの声に気が付いてくれないみたいなの。
そこで私たちは音楽を、ハヤテちゃんが歌でアイドルとして活動すれば街の人にお話を聞けるんじゃないかってそれっぽい理由を言い出してさ。
でもハヤテちゃん、すごく嫌がったんだよね。
アイドル衣装が際どいって言われたら際どかったからね。
胸が大きいからって理由だけじゃ流石にそれをつける理由にはなれないよ。
私もパスしたいぐらい、ちょっとね。
センスが下品というか。
でもマーメイド伝統の衣装と言われたらそれ以上何も言えなかったよね。
<嫌がるハヤテちゃん>
【画像】
【動画】
【動画】
【動画】
<やぶれかぶれになるハヤテちゃん>
【画像】
【動画】
【動画】
【動画】
なんでこんなにいっぱい動画が?
撮影班のミルモちゃんはあとで問い詰めておくね?
と、これくらいかな?
あ、そうそう。
アイドル対決後に耐久100万のわんちゃんがたくさん現れて。その時お母さんたちが集まって助けてくれたの熱かったー。
【動画】
【動画】
【動画】
【動画】
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※書き込みは上位権限を持つメンバーのみです
0001『リノ』
アキルちゃんていう子と遊んだんだ
鍛治をやってる子なんだね
いろんな装備を作ってもらったんだ
ミルちゃんに渡さなくて正解!
0002『ミルモ』
ちょっとリノっちー
人聞き悪いこと言わないで欲しいなー
0003『トキ』
事実じゃん
0004『ハヤテ』
アキルちゃん、執筆ありがとねー
0005『ミルモ』
ハヤっち、衣装似合ってたぜ?
0006『ハヤテ』
なんであんなに別角度からの画像があったか教えてね?
0007『ミルモ』
ヒエッ
0008『アキル』
また遊ぼうね!
ーーーーーーAWO保護者会反応集ーーーーーーーーー
0001『マリン』
どういうこと?
過去に飛んだ?
0002『もりもりハンバーグ』
これってやっぱり聖魔大戦イベントだよね?
0003『パープル』
お父さんまで出てきて……
0004『オクト』
僕やリーガルさんまでいるよ?
0005『リーガル』
誰が、なんのために?
0006『マリン』
レッドシャーク、レイちゃんと言ったかしら
うちの子をおじいちゃんにしたがってる?
0007『オクト』
または同じ道を歩ませようと目論んでいるか
0008『時雨シグレ』
アタシが出てきた時は笑っちゃったわよ
当時はそこまで戦闘に重きを置いてなかったのよね
0009『ルリ』
私もだよー
0010『もりもりハンバーグ』
でもみんな、こんなイベントに遭遇したことある?
0011『マリン』
ないよ
0012『オクト』
あるわけないじゃない
0013『パープル』
しれっと姉さんも出てきているのよね
0014『ひより』
昔の私がいなくてよかったー
0015『モーバ』
ワンチャン、うちの娘があの場にいたらわからないぞ?
0016『ひより』
やめてーー
0017『オメガキャノン』
あんたら夫婦は当時有名人だったものなぁ!?
0018『ルリ』
あらあなた
もう仕事は終わったの?
0019『モーバ』
ゲェ!
お前は!
0020『ひより』
ルリ殿、とんでもない御仁と結婚したでござるな?
0021『マリン』
村正ちゃん、口調昔に戻ってるよ?
0022『ひより』
はっ! 某としたことが!
0023『オメガキャノン』
お互い若かったということだ
当時の俺はロールプレイを極めていてな
小説の悪役を模倣していたんだ
おかげでいいサンプルが取れたぜ
ハヤテさんは最高のラスボスとして君臨してくれたぜ
おかげでモデルとして最高の作品が書き上げられたんだ
0024『マリン』
えー、その作品見たーい
<マリンさんがシェリルさんを招待しました>
0201『シェリル』
記事を読ませてもらったわ
そう、あの時の子は父さんだったの
0202『マリン』
え、シェリルおばちゃん覚えてるの?
0203『シェリル』
かろうじてね
多分だけど、怪獣大決戦に巻き込まれて有耶無耶にされてないから、そこで記憶を消去し忘れたのだと思うわ
0204『マリン』
謎が謎を呼ぶね
0205『シェリル』
別におかしくはないわよ
当時の私はすでにレムリア
多分父さんはレムリア関連のイベントを踏んだのね
だから当時レムリアに所属していたプレイヤーは今後倒産と接触しても覚えてると思うわ
0206『マリン』
なるほどー
0207『シェリル』
今からなっても遅いわよ?
当時すでにレムリアだった人しか、記憶の継承はできないと思うもの
0208『マリン』
あちゃー
 




