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猛虎龍之介  作者: 栗林
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嘘か本当か最終話?,龍之と夏奈

「あ~終わった終わった、っじゃあさっさと帰るとしようぞお前ら」

由紀はもう飽きたかのような様子でそういった。

無論龍之や蝉麿もあきたようすであった。


っで夏奈は感謝していた。

「ありがとう、龍之ちゃん」

龍之は微笑みながら笑ったが蝉麿と由紀は不機嫌である。


「「我々は無視であるか…」」


「畜生坂上殿だけ!あの顔なんなのよあの人男でしょ!?」


「くそぉ!こんな姿の余でさえ女性のふりはしたことないのだぞ!!」


「けしからんですな!……っどうでもいいですがさっき倒した奴ラスボスですよね真坂殿?」


「そうだろ?」

この時蝉麿は嫌な予感しかしていなかった。

先ほどのボスと名乗る男はラスボスにしてはやたら弱すぎたのである。

なんたって龍之介や真坂に劣る蝉麿が瞬殺できた相手である。


「しかし、あまりにもあっさりすぎやしませんか?」


「……それはあるが、まあそのうち神も迎えにくるだろ?」


「まあそうですね……」

一行は帰り道を知らないので後で迎えに来るといったらしいあかね達を待っていた。

何時来るかというと龍之達がすべての敵を倒したと神が見抜くまでだ。


「……ねえ龍之ちゃん?」


「なんじゃ?」


「お迎え、来るんだったよね?」


「そう蝉麿はいっておったが…」


「……こないね…」

夏奈は蝉麿を信用できない!っていっているかんじの表情でそう言った。


「………皆さん…夕日、綺麗ですなぁ」


「どうでもいいわい蝉麿、それよりお迎えはどうしたんじゃ?」


「きませんねぇ……」

っと蝉麿はお茶を飲みながらいった。


「…すべての敵を倒したはずなのに、おかしいな」

一行は夕日を眺めながらただ、あかね達のお迎えをまっていた。

しかし一行に来る気配がない。


すべての敵を倒したはずなのにおかしいと誰もが思っていた…その瞬間であった。

ビッ!!


「ぬっほぉああああ!!」

その時なにやら光線が近くに、一行はなにかいると思った。

龍之はあたりを見回した、すると空に怪しげな奴が浮かんでいた。

それを発見したのは夏奈だ。


「……りゅ…龍之ちゃん…あ、あれ!」


「えっ?」

ういていたのは、白と緑のつるつるな男(?)だ。

尻尾もある、後頭部付近から長い緑色の髪が生えていた。

だが色と髪以外はどこかで見た事ある奴であった。


「お、お主は!」

龍之がそう叫んだ瞬間、蝉麿は奴の名を言った。


「ブ…ブリーザー!!」


「えええ!?本当にそんな名前なのか蝉麿!?」


「いかにも、私が鳥取砂丘の帝王ブリーザーです…」

あっていた。

だからこそ、蝉麿はつっこみたくなった。

「っておいい!!最後の最後でパクリですか!?あれ『ドラゴン○ール』にいたよね?絶対いたと思うよあたしゃ!!!しかも鳥取砂丘の帝王って…しょぼ!!!」



どこかでアレを読んだらしい蝉麿にはネタがわかった。

まさかアレの敵キャラがやってくるとは誰も思わなかった。

「いってくれましたね……ふん!!」


その時蝉麿は空中にういた。

「えっ?ちょ、おまwwwやめい!!」

蝉麿は上空高くにあげられた。


「なんじゃ?蝉麿新しい術か?」


「ちょ!!っちが!!これ術じゃ…坂上殿ぉぉぉぉ!!!!」

ドカァァァン!!


それは、○リリンのような大爆発であった。

「きゃあああ!!!」

夏奈は滅茶苦茶怖がっていた。


「ど…どうするんだあれ?あんな術使う奴絶対勝てないだろ…」

由紀は完全に諦めていた。

しかし龍之は違った、親友であり部下である蝉麿をぶっ殺されたわけだ。

怒りに怒って伝説の超戦士に生まれ変わったのである。


「……」

突然、空が暗くなり始めた。


「な、なんだ?…お、おい龍之どうした?今日食った明太子でもあたったか?」

龍之の様子に気がついた由紀はそう訊いた。

やがて空は暗くなり雷、そして砂が上に上っていくという奇妙な現象が発生した。


「ぅぅ………ダァァァァァァ!!!!」

龍之の髪はスーパーサ○ヤ人3のようになり周りには黄金のオーラが。

ってどうみてもアレです本当にありがとうございました。


「な、またパクリか!?」

由紀は突っ込んだ、槍をもった龍之はブリーザーのほうを睨んだ。


「うっ……」


「貴様ァァァァぬっ殺す!!!」

※『ぬ』はわざとです、誤字ではありません。


龍之は恐ろしく速いスピードでブリーザーに飛びかかっていった。

「なにぃ!?」


「貫!!」

ザグッ!!!


「ぎゃああああ!!!!ちなみに私の戦闘力は53万もありません!!10万ちょっとですぎゃああああ!!!」

強敵ブリーザー、しかし圧倒的な力を手に入れた龍之の前には無力であった。


着地した龍之は夏奈の所に行った。

「大丈夫か?」


「う、うん、龍之ちゃんは?」


「ワシは無事じゃ」

その時神の力であかね達が瞬間移動してきた。


「いてっ!!こんの爺瞬間移動できるんだったら龍之ちゃん飛行機に乗せる必要なかったじゃないの!!」


「まあまあ、戦死者1人を出したがほら」

この時龍之の変身は解けていた。

っでもあかねはとんでもないものを見てしまった。


「えぇ!?」

なんと夏奈が龍之にくっついていた。


「これやめんか!」


「もうすこし……このままでいたい…」


「……しょうがない奴じゃのお」

こうして、すべてが終わった。

結局龍之達は元に戻れずこの世界で過ごす事になった。

だが………


11年後……

「はぁ…流石に60代になるとこ、腰が!」

美香子がそう言っていた。

あかねはなにやらかっこいい男と一緒にいた。


「まあまあ、ほら帰ってきたよ」

そこにやってきたのは龍之と夏奈であった。


「ふぅ~、とりあえずワシら高卒にはなったぞ」


「ダメだよ大学ぐらいはいかないとこのご時世」

あかねはそう龍之に説教した。


「大丈夫ですよあかねお姉さん、龍之ちゃんは私がしっかり教育します」

そういって夏奈は龍之にやたらとなついてきた。


「やめい!!……まあ悪くないか」

いちおう女として生活中の龍之、ただし猛虎龍之介という志は捨てていない。

今もかつての精神と、新たに手に入れた知識で、生活している。

一方由紀はというと…


(ふっ…銭湯はよいな……婆が多いが幼女も多い!!これぞこの体だからこそできる余の計画!!ブワッハハハハハ!!!!!)

ただの変態になっていた。


しかし、事新しくいえる事が一つある…

それは、変な悪党をぶったおしたかつての英雄達は、今も健在だということだ………



天国…

文句を言う蝉麿さん。

「ってなにこれ?ハッピーなのかバットなのかわからないけど、50%以上パクリじゃないですか!!」


天界…

突っ込む神様。

「本当にごめんなさい、しかもR15でもないような、本当にごめんなさい」


商店の裏の家…

龍之に振られニート化石原。

「ダメだこりゃ」


今度こそ本当に…



▼終▼



こんな終わり方でごめんなさい。

こんなお話でごめんなさい。

R15なんて適当に設定しちゃったけどあんまりアレじゃなくてごめんなさい。


そして何気にPV1万突破。

皆様、こんな小説でしたが本当にご愛読ありがとうございました。

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