流れ星
きらきら
きらきら
おつきさまがひかってる
きらきら
きらきら
おほしさまもひかってる
そのなかをひとり、
まっすぐにおちていく
くらやみのなかを
たったひとりおちていく
こわいよ さむいよ
まよなかをまっすぐ、ひとりぼっちでおちていく
そのうちにからだがあつくなって
じめんがだんだんちかくなる
いたいよ あついよ
ながれぼしはおちていく
もえつきながらどこまでも
はるかしたでそれをみながら
みんながねがいをくちにする
「ごはんをたくさんたべたい」
「あのこにまたあいたい」
「もっとつよくなりたい」
ながれぼしはまだおちる
みんなのねがいをぜんぶせおって
でもそれでいいんだ
ぼくがそらにかがやいてるあいだは
みんなえがおでいてくれるんだ
ぼくがもえつきたとしても
ぼくがかがやけなくなっても
みんなのえがおがまちをてらすんだ
きみはながれぼしに なにをおねがいしたのかな?