『つ』
Twitter【ついったー】
SNS、ニュースサービス。ユーザはフォローという関係で緩く繋がっていく。140文字までの短文をツイートする(呟く)ことができ、それをフォローしている人たちが読む、返事をする、リツイートする(広める)、いいねする(好意的な反応を返す)ことができる。
なろうにおいてもTwitterで宣伝しようという旨が書かれており、作品投稿時にTwitterとLineのボタンが表示される。
またこのページの一番下を見てみよう。同様にTwitterとLineのボタンがあるはずである。このように読んでいるときにも表示される。
あなたがTwitterをインストールしているなら、Twitterボタンを押すと『なろう用語の基礎知識』読んだ!という文面とリンクが表示されるのである。
ここに「やべーよ超ためになるんだけど!」とか一言添えてツイートするのだ。さあ!
追放【ついほう】
①追放刑、流刑。英語だとExile。特に貴人など死罪とするのが難しい人物を都市・
国家への出入りを禁じる。または、遠隔地や離島へと追放し、法や公権力の保護を喪失させる刑罰。
史実としてここから再起した人物も多く、貴種流離譚の要素もあり物語として扱いやすい(源頼朝、ナポレオン等)。創作でも『ロミオとジュリエット』においてもロミオが追放刑となっているなど多数存在する。なろうにおいても散見され、拙作『悪役令嬢ドロシア・ファーレンハイトの華麗な転身』でも記した。
②刑罰とは無関係に地位や組織からの追放。革命により公職から追放されるなど。なろうにおいては冒険者のパーティー追放ものとして一大勢力を担う。
→パーティー追放【ぱーてぃーついほう】参照。
番【つがい】
オメガバース設定におけるアルファとオメガの関係性の一種。
→オメガバース【おめがばーす】参照。
なろうにおいては異世界恋愛カテゴリにおいて、特に獣人・竜人男性と人間女性の恋愛関係において、運命の相手の意味で番が持ち出されることがある。
主に以下のような設定である。獣人は世界に1人だけ番となる異性が存在し、それは異種族である場合がある。匂いを嗅ぐ(フェロモン)で番であると分かる(他人には分からない)。番と出会うとその相手以外を恋愛相手に考えられなくなる。死ぬときは同時に死ぬ。
これはオメガバース設定と言うよりは、高い地位の男性に地位の低い女性が見染められ、浮気など他の女性に立ち入られる心配もないというような、シンデレラストーリーを設定面から補強しているイメージと言える。
月【つき】
ムーンライトノベルズの隠語表現。類語:お月様、月光。
→ムーンライト【むーんらいと】参照。
強くてニューゲーム【つよくてにゅーげーむ】
元々はゲーム『クロノトリガー』の用語。コンピュータRPGにしばしば見られ、同系のシステムはそれ以前から存在する。
ゲームクリア後にキャラクターのデータの能力(またはその一部)を持ったまま新たに最初からゲームを始めること。分岐のあるシナリオの作品に多い。
例:A国とB国の戦争を描いた作品において、傭兵である主人公がどちらにつくことができるが選べるシナリオの時、1周目にAについたら2周目はBと選べる。3周目になると2国の争いを煽っていたC国の存在が明るみになり、2国で協調してC国を倒して真のエンディングを迎えることができる。
2周目以降のオープニング、主人公が強い上にシナリオを知っているのでサクサク進むことに爽快感を覚えることができる(退屈と思うユーザもいるだろうが)。
なろうにおいては自分の力や記憶を残したまま転生する作品、特に何度も転生を繰り返してきたという設定のものがこう呼ばれる事が多い。
ツンデレ【つんでれ】
オタク用語が一般まで広がり、意味も広がってしまったためにどういうニュアンスの言葉かよく分からなくなってしまった言葉。
ツンとは態度が刺々しい様、デレとは気を許している様を示す。
語源的には「最初はツンツンしていたのにデレっとするようになる」であり、心情が変化していく様、恋愛感情が芽生えてデレっとしてくれるようになる様を描く言葉。「ツン期」から「デレ期」への移行という表現がなされていた。
「人前だとツンツンしているが二人きりだとデレデレする」というものはどちらかというと誤用。
「本心ではデレデレしたいのだが、素直になれなくてツンツンしてしまう」というものが一般的に広まった意味である。
そしてもはや一般的なキャラクター属性となり、わざわざツンデレキャラという言われ方はされなくなってきているのが現状である。
しかしツンデレキャラ的なセリフ回しはよく見かけられるし、今後も使われるであろう。
「あ、アンタのために『なろう用語の基礎知識』作ってるんじゃないんだから!か、勘違いしないでよね!」