『け』
警告【けいこく】
ユーザが運営の定める規約に違反していることが明らかとなった場合、運営はそれが重篤な問題である場合banを行い、軽微な問題である場合は注意を行う。その真ん中に当たる行為。3回目の警告を受けるとbanとなるとされるが、警告の種類が別のものだと3回でも生き残る場合がある模様、詳細は不明。
ユーザに運営からメールとメッセージが送られる。一度目のメッセージには、次やると処罰が重くなるよと、2度目のメッセージには次やるとアカウントの削除をするよと記載されている。
警察【けいさつ】
他のユーザの作品に対してここはおかしいと文句をいう読者のこと。その文句を言う内容によって○○警察と言われる。例:じゃがいも警察。
一部そういった読者によってなろうの秩序が保たれる面が全くないとは言わないが、大体において作者の創作意欲を削ぐ行為である。以下その有名なものの一部。
じゃがいも警察、トマト警察など:中世ヨーロッパ風と書いたファンタジー世界に、実際の中世には存在しなかった食材を出すと発生する。中世ヨーロッパ『風』なので、出しても何ら問題はない。ちなみにわたしは彼らを見下しているのだが、彼らはじゃがいもに噛み付くくせに作中で紅茶を飲んでいることに噛み付かないからである。
ジャンル警察:この作品がこのジャンルなのはおかしいと言い出す。
SF警察:この作品はSFか否かと論じ出してSFでないとする。SF衰退の原因の1つ。
転移転生警察:主人公が転移転生しているのにそのタグがついていないと発生する。
歴史警察:歴史ジャンルで史実への理解が甘いと発生する。
掲示板【けいじばん】
①何らかの告知や連絡の目的で地面に立てられている板のこと。そこに情報を記したり、情報が記された紙を貼り付けて使用する。
②電子掲示板、BBSのこと。主にインターネット上である話題についての掲示板を作成し(立てるという)、それに対しての意見を書いたり読んだりし、さらにそれに対してコメント(レス)するというもの。
日本では『5ちゃんねる』(旧2ちゃんねる)が最も大規模なものである。以下のような形式となる。
4 名無しさん 2020/08/28(金) 18:36:59.17 ID:nAmak0
おい、なろうエッセイの「なろう用語の基礎知識」ってぶっちゃけ神作品では?全員一度読むべき。
5 名無しさん 2020/08/28(金) 18:45:02.18 ID:r0Qu0
»4 作者さんチィっす!営業お疲れ様です!
6 名無しさん 2020/08/28(金) 18:47:12.02 ID:nAmak0
»5 さ、ささ、作者ちゃうわ!
また1つの掲示板には1000までのコメントを書く事ができ、950を超えたあたりで話題がまだ続く場合は次の掲示板の作成がなされる。
なろうのVRゲームジャンルにおいてはそのゲームの話題についての掲示板があるものとし、その架空の掲示板での会話を描く「掲示板回」というものを作るのが古くから見られる。上記のような形式だが、投稿の日付や時間、IDは省略される事が多い。
比較的好き嫌いの分かれるところであるが、メリットとしては主人公が一般のプレイから逸脱している場合の一般ユーザの様子を描ける。主人公の一人称視点ではなく世界の様子や主人公の様子を描ける。主人公を見た一般ユーザからの主人公SUGEEEEが描けるなど。
作品によっては全編が掲示板回で、その書き込みから世界を想像させるようなものも存在する。
ゲームマスター【げーむますたー】
GMのこと。あまりこちらで言われることはない。
→GM【じーえむ】参照。
解せぬ【げせぬ】
俺、何かやっちゃいましたか?【おれなにかやっちゃいましたか?】と同意。
理解できない、納得いかないという意味の単語。
なろうにおいては自分の強さに無自覚かつ価値観のズレた主人公が言うセリフとしての定番の1つ。例:「道中雑魚をたくさん狩ってきたぞ。買い取ってもらえるのか」「はい、じゃあカウンターにお出しください」大量の強大なモンスターの素材を出し、周囲が驚愕するのを見て「……解せぬ」
月光【げっこう】
ムーンライトノベルズの隠語表現。類語:お月様、月。
→ムーンライト【むーんらいと】参照。
ケモ耳【けもみみ】
動物の耳のこと。それがつけられた人間のイラストやキャラクター。獣の耳のついた人間という萌え要素はオタク文化とは無関係にもっと古くから存在する。
ファンタジーにおいては獣人という設定で獣の耳など動物の様相を持つ人間型の種族というものがよく見られる。
→獣人【じゅうじん】参照。
獣耳の種類に関しては猫、犬、狼、兎、鼠、狐で大半を占める。それ以外には熊や栗鼠など。
耳の位置に関しては「頭頂部にある」「側頭部にある」「頭頂部に獣の耳、側頭部に人の耳がある」の3パターンが存在する。一般的に「頭頂部にある」のパターンを想像されるかと思うが、それって解剖すると内耳道が脳味噌に突き刺さってない?と思うというエッセイをわたしは記した事がある。まあ内部構造はともかくとしても、側頭部に耳がなくてつるっとしているというのは一般的に言って奇妙に映るということがあり、イラストにおいては髪の毛やもみあげで側頭部を隠すという手段が取られるために、髪型がある程度限定される。
言語理解【げんごりかい】
異世界転移転生ものにおいて、かなり多くの作品で与えられる3点セットである『鑑定』『言語理解』『無限収納』というものがあり、その1つ。
明らかにこの3つ全てがチートである能力だが、それらの異常性には触れず、その後に与えられる身体能力や魔力をチートとすることが一般的。それを逆手にとってこれら能力が実は最強であるといった使い方もされる。
言語理解に関してはそもそも異世界の言語を1から学ぶような作品はまず存在しない。転生なら異世界言語を幼少期に学んだとさらっと書くことが出来るが、転移においてコミュニケーションを取れるようになるまで長々と文字数を取るような作品は好まれないのである。また別の手段としてなぜか異世界の言語も日本語であるという場合がある。
→関連項目:鑑定【かんてい】、無限収納【むげんしゅうのう】
現実世界【げんじつせかい】
わざわざそう定義する場合、現実とは似て異なる世界のこと。
窓から可愛い幼馴染が部屋に遊びに来る、裏庭にダンジョンが出現するなど、現実にはあり得ないことが起きる現代地球の、特に日本風の世界を指す。
現実世界[恋愛]【げんじつせかいれんあい】
なろうのジャンルの1つ。恋愛を主題とし、現実に近しい世界を舞台とした小説。ジャンル別の中では上から2番目に表示される。
ランキングの傾向が大きく変遷したジャンルと言え、かつては女性向け恋愛小説が上位を占めていたジャンルであったが、2017年を境に男性向けがランキング上位を占めるようになった。
賢者【けんじゃ】
①かしこき者。学者、賢人。キリスト教においてはイエスの誕生時に贈り物を携えた東方の三賢者が有名。
②現在のファンタジーにおける賢者のルーツは中世騎士道物語において騎士に助言をする賢者。これらは本来アラビア人である。隠者的な老人としての賢者のイメージはアーサー王物語のマーリンなどを祖とし、指輪物語のガンダルフなどから作られているとされる。
日本における賢者のイメージはドラゴンクエスト3などのゲームに強く影響を受けている。
そこに登場する賢者は賢さというよりも魔法の大家のようなイメージであり、別の職業である魔法使いと僧侶の魔法を共に使用できるが、特殊なアイテムを得てはじめて転職できるようになるなど制限のある職業である。
なろうにおける賢者もそちらのイメージが強い。
③男性が性的に達した後、特に自慰行為を終えた後に性的欲求を失う状態になることを賢者タイムなどと言うことがある。その状態の長さの差は個人差が極めて大きい。
転じて、その状態にある人物を賢者と呼ぶことがある。
賢者になる儀式【けんじゃになるぎしき】
男性の自慰行為のこと。…………ふう。
→賢者【けんじゃ】③参照。
健全【けんぜん】
心身が健康であったり、物事が偏りなく表現されているさま。
創作においてはいわゆるR18のような過度な性的描写やグロ表現、偏りのある思想が無く、未成熟な読者が読んでも問題ないことを示す。
だが、あえてそう表現するということは、ちょっとはそういう要素がR18ボーダーを踏み越えない範囲であることを意味する。例:『なまこ×どりる』は健全な小説ですよ!
現地主人公【げんちしゅじんこう】
異世界転移・転生は別世界の人間が主人公を務めるのに対し、その世界の人物が主人公が務める作品及びその主人公のこと。要は普通のファンタジー作品の主人公である。