18 駆除されたクマ肉をいただいたことから昨今のクマ問題を考える
昨今のクマ問題について扱っています。
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クマ肉を食べました。リンゴの果樹園に近づこうとして箱ワナにかかった個体の肉。
まあ、ジビエちゃあジビエです。最近は勘違いしている人も減ってきましたが、ジビエ=おいしいということはないです。
ステーキ、焼き肉、すき焼き、鍋なんてものじゃなくて、小さく切った肉を揚げたものを何切れか。無料でもらったものですから、こんなところですねw
それでもですね。三切れも食べたら、何だか腸の調子が落ち着かないw
脂強いみたいですね。
一部の論調でクマ食を推進して、昨今の熊害対策としてはどうかというのもあります。だけど、野生鳥獣というのは何を食べているんだか分かったものじゃないから、素材としては個体差が大きい。
おまけに食肉加工というのは衛生面も、もちろんですが、処理の仕方がうまくないと食味は大きく落ちます。
クマ駆除は人間や最近は飼っているワンちゃんがやられないように速やかに処理、しかも反撃を受けることで死傷者を出さないことが最優先です。つまり事後の食肉加工などは条件的に劣後します。
そうすると例えば鍋とかでも普通に牛肉豚肉鶏肉の方がおいしいということになります。これはある意味当然で、できるだけおいしく安く食べられるように畜産業は何百年、いえ、何千年も技術革新をしてきたわけですから。
かくて牛肉豚肉鶏肉に対抗しうるクマ鍋を作るには素材を厳選した上、調理方法にも工夫しなければならない。となると出来る店は限られるし、クマ食の推進は難しい。
も一つ言うと調理しないクマはどうなるかと言えば、穴掘って埋めるか、清掃工場で燃やすかなんですよね。
これも問題があって、穴を掘って埋めるスペースは限られているし、深く埋めないと、他の動物が食べるために掘り返す。深く埋めたつもりでも、食べたい一心で掘り返される。
清掃工場の方も問題があって、これはクマに限った話じゃなくて、イノシシもそうなんですが、燃やすと脂が凄い量出るんですよね。これが焼却炉を痛めるんです。
急速にクマが恐れることなく市街地に出てくるようになってしまったので、対策が後手後手になっているのですよね。食べることを含めて、いい対策が出るといいんですが。




