ポイント評価・感想・レビューをしよう
ここ「小説家になろう」には百数十万もの登録者があります。しかし、その八割以上は作品を投稿していない「読み専」に分類される方たちです。作品を投稿している中でもほぼ読み専的活動の方もおり、圧倒的多数の読み専が日々投稿作品を読み続けているとみていいと考えられます。
私はかつて読み専であり、今はたまに投稿を行うといった形で活動をしています。読み専の気持ちも作者の気持ちもどちらもわかる、とまで書くつもりはありません。しかしながら、私がこれまでで感じたことからこのエッセイを読んでくださった方に評価をするということにどのような意味があるかということについて考えてもらい、それが誰かのためになってくれれば幸いです。
最初に評価システム等についてよく知らない方や、読み専で評価等がなされたときにどのような挙動があるか知らない方のために少し解説を行いますので、そこは読み飛ばしていただいても結構です。
では、「小説家になろう」の評価システム等について確認をします。ここではポイント、感想、レビューの三つに分けて扱います。
ポイントについてですが、短編なら本文・後書きの下から、連載なら最新部分の本文・後書きの下からできる評価フォームから行うものと、ブックマークによるものがあります。
評価フォームからは文章評価、ストーリー評価がそれぞれ1~5ポイントずつで、合わせて2~10ポイントを入れることができます。ブックマークからというものについてですが、ブックマークが一件されるごとに2ポイントずつが入ります。そして、この二つのポイントを合わせたものが「総合評価」になります。
そのため
(評価フォームからのポイント)+(ブックマーク件数×2)=(総合評価)
であり、この総合評価によりランキングの順位などが決まります。
なお、PC版の作者ページではこのように自分の作品に入ったポイントを見ることができます。
ここに赤字で表示されている総合ポイントがランキングに反映されていくものとなります。
次に感想についてです。感想というのは文字通り作品に関する感想をすることです。作者からの返信がなされる場合もあります。
私の個人的な意見なのですが、感想をもらったときの方がポイントだけもらうよりも読まれているという実感を持つことができます。しかしながら、感想だけではランキングには反映されないのでポイント評価の方を喜ぶ人もいるでしょう。
レビューに関して、「小説家になろう」におけるレビューは作品の推薦文や紹介文を投稿するものです。レビューが書かれると新着レビューページに載り、その作品を多くの人に読んでもらうことができます。なかなか簡単にもらえるものではないので書くとかなり喜ばれます。
感想やレビューが書かれるとマイページにはこのような表示がなされます。こちらは見栄えが良いのでスマホ版のを載せました。
このお知らせは「赤字」などと呼ばれることもあり、非常に喜ばれるものでもあります。
§ § §
それでは、これらの評価等をすることの意義について考えてみましょう。
まず、このサイトの現状ですが平成31年4月4日現在では作者率(登録者のうち何か作品を投稿している人の割合)は約15%です。しかし、5作品以上を投稿している条件にするとその割合は約1.7%となってしまいます。もちろん、4作品以下しか投稿がない人でも投稿をやめていない人は多いですし、5作品以上投稿しているの中にもやめてしまった人はいます。
ですが、何か投稿した人の多くがすぐに投稿をやめてしまったとみても良いと考えられます。
私はよく検索システムから作品を探して読んでいます。良いなと思える作品に出会えることが多くありますが、残念ながらもうその作者は活動をしていないように思われるケースに多く出会ってきました。あんなに素晴らしいものが書けるのだから、もっと書いてくれていたらと思うことが何度もありました。
どうしてかと思いながら「小説情報」を見てみるとポイントは僅か、感想・レビューは無しということを多く見ました。別にデータに基づくものではありませんが、私はその人たちは投稿作品に対する反応が乏しかったから意欲を失ってしまったのだろうと考えることができます。
また、私はこれまで感想やレビューを書いた相手から丁寧なお礼のメッセージを頂いたことも何度もあります。どれも大変素敵な文章でここでは紹介できません。もちろんそれだけではないと思いますが、少しでも力になれていたのなら私もうれしいです。
読み専だったころはきちんとわかってはいませんでしたが、やはりポイント評価、感想、レビューなどは作者にとってかなりの応援となるのです。書いて投稿するだけというのは孤独なものです。誰かに読んでもらえているという実感を得ることがないとやってられないというのは自然なことなのだと思います。
もちろん閲覧数を見ることはできますが、その数字よりもポイントが入ったり、感想、レビューがつく方がずっと嬉しいです。当然ながらその後のモチベーションにも大きく影響します。
また、ポイントやレビューはランキングにも影響があります。より多くの人に作品を紹介することにもつながります。そうして考えても作者の応援としての効果は大きいかと思います。
そういうこともあり、私は皆様の作品にもなるべく評価ポイントを入れ、感想、レビューも書きたいと思っています。実際のところ、忙しかったりしてできていないことが多いですが、その考え自体はこれからも続けたいと思っています。
最後になりますが、これを読んでくださった皆様が良い作品に出会われたときに積極的にポイントを入れて感想を書くようにしてくださるようになれば、巡り巡ってあなたの読書や執筆もより楽しくなることだと思いますので、これからも良い作品を見つけたと思ったら積極的にポイント評価、感想やレビューをお願いします。
また感想やレビューなどが迷惑にならないかと心配したり、うまく書けないからと思う方もいらっしゃるとは思います。ですが、心を込めて書いたら読む人にきちんと伝わってくれます。特にレビューは多くの人に見られるからハードルが高く感じられますが、この便利な「小説家になろう」にはレビューの書き方エッセイも多数あります。ですから、どうか安心して感想・レビューを書いてください。
私の個人的見解でしたが読んで下さりありがとうございました。
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