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日常天気予報  作者: 麻代 実
1/8

プロローグ

  朝は、5時に起きる。前日から用意していた服を着て、朝ごはんを食べる。カバンを持ち自転車に飛び乗り、人通りのまだ少ない道を進んで行く。この生活をし始めてもう8年が経っていた。

 この道この空この生活、3年前までなら1人じゃなかった。もうこんな朝早く起きなくてもいいのに…。1度習慣になると、なかなか違う生活はできないものだ。

 そんな事を思っていると、顔が濡れたのがわかった。お天気お姉さんが爽やかな声で言っていたことをふと思い出し漕ぐスピードを上げた。駅前の自転車置き場に着いた時には、巻いた前髪も後ろ髪も濡れてストレートになっていた。

 もう少しで、屋根だったんだから降るの待っててよ!と心の中で雨に怒っていた。



 これが、新しい生活の朝だとは知らず。

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