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運命に呑まれる瞬間


ーーー女の子部屋


「あ!たっくん来たー!」

「おーう、来たぞー」

「トランプしよー!」

俺は消灯時間まで女の子達の提案でババ抜きと7並べをした

そしてあっという間に消灯時間になる

「みんなそろそろ寝ろよー、俺も寝るからなー」

そうして俺はあえて隔離した布団に入ろうとする、しかし....

「えー!一緒に寝てくれるって言ったじゃん!」

「だから同じ部屋で寝るだろ?」

「ちーがーうー!同じ布団で寝るの!」

そうしてひなちゃんは自身が入ってる布団の掛け布団を開けた

「来てよ....」

待て、これ以上はまずい、性的な意味でもまずいし、何よりも他の子達より特別扱いしてしまうことになる

「それはさすがにダメだよ、だって一応ひなちゃんは女の子やろ?もっと自分を大切にしな?」

「....わかった....」

そうして夜みんなが寝たのをざっと確認した後に寝ようとしたところでひなちゃんが目覚めた、いや、わざと寝たふりをしていた

「たっくん、今なら良いでしょ?」

「さっき言ったこと忘れたのか?」

「忘れてないよ、だって私、たっくんのこと好きだもん!」

うおああああああああ!!!

どう言うことだあああ!!!

いや待て、これは父性的なあれでは?あれだよな?決して恋愛感情とか無いよな?

「.....わかったよ」

「うん!起こしてね!」

「ああ」

そうして俺はひなちゃんと添い寝した

ついにやってしまった

颯太になんで言えば良いだろう....

この事実は隠さねばいかんな....

とりあえず寝よう...


ーーー8月4日の朝の4時23分

時計を見た俺は目が覚めた、が容易に起き上がることができない、ひなちゃんが抱きついてる、これは確信犯だろ


そうして俺は1時間半固まっていた

そうして6時前、起床時間の少し前、ひなちゃんを起こした

「おはようたっくん!」

「おはようひなちゃん」

「昨日は良く寝れた?」

良く寝れるわけがない、まさか小学4年生に興奮するとは思わなかった

「ああ、良く寝れたよ、ひなちゃんありがとね」

ここは隠さねば

「そっかー、良かったー!」

ひなちゃんはにへへと笑った

やべえ、すっげえ可愛く見える

俺の視力落ちたかな?

そして6時、起床時間である

みんなを起こし、2日目のスケジュールに入る

2日目は割と本格的なアスレチックである、大人でもきついものはきついらしい

颯太の親父はなぜこんなものを作ったんだと思いつつ、子供達の安全を確保しながら子供達にチャレンジさせる

するとひなちゃんがずっこけそうになる

「わあああ!!」

「危ない!」

間一髪でひなちゃんが転ぶところを助けた俺、昨日だったら絶対にありえない、あの夜があったからだ

あー、夜ってどうなるかわからんな、怖いよ

そんなことがありながら全てのスケジュールが終了した

そしてみんなが東京に帰って来て、それぞれの帰路につく前に彼女が俺に言った

「ねえ、来年も一緒だよね!」

「んー、そこはわかんないな、上が決めるから」

「私と一緒に来てよ〜!嫌だよ〜来年まで会えないなんて〜!」

すると俺は自然とひなちゃんの頭を撫でていた

「来年もきっと会えるよ、きっとね、だから一年間サヨナラだ」

「うん.....またね!」

そう言ってひなちゃんは帰って行った

そして時は戻る......

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