これが俺の運命なのか?
そして8月2日の夜に到着した俺たち。
オーストラリアは今は大体9〜10時間なのでそんなもんかと思いつつ、颯太の父親が開発した別荘地、今回のお泊まり会の場所の中心にある小さな民家で班長組は説明を受ける
「全員いるようなので、班長組の説明に入りますね、今年の参加する子供達は総勢100名ほどです。今渡した紙に学年と名簿が書いてあるので、しっかり覚えておいて下さい」
なるほど、俺以外の班長は颯太含めて9人、1人で10人ほどに当たるってことか、俺の担当するところは.....え?
そこには、小4と書かれた紙に赤い字で名前が書いてあった、と言うことは俺は小4女子の担当?これは色々大丈夫なのか.....?
そして他の説明も受けた上で予定表を貰い、明日に備える為に交流がてら夕食を食べ、夜に大富豪を3時間続けてすると言うよくわからない交流をして寝た、楽しかったからまあいいか
そして来たる8月3日の朝、別の建物で寝てた子供達と俺たちスタッフが合流する。そして、点呼をとった
「南海 日向ちゃん」
「はーい!ねぇお兄さん!肩車してー!」
「え、あぁ、良いよ」
そして、俺は7個下の女の子を肩車した。するとすごく喜んでくれた
そして一通り点呼と絡みを済ませた後、俺の自己紹介をした
「俺の名前は西野 拓人、たっくんって呼んでな!」
そしてみんなが頷いた中、1人返してくれる子がいた
「私のことはひなちゃんって呼んで!」
さっきの子だ、確か、南海 日向ちゃんだったな、ひなたからひなちゃんか、なるほど、覚えておこう
「わかったわかった、ひなちゃんって呼ぶなー」
するとその子はにへへと笑った
その笑顔が俺の心を楽にした
リラックスできた俺は子供達から目を離さずに、しっかりと誘導した、そして1日目のアトラクションが全て終わり、大きな建物に入る、すると
「ねぇねぇたっくん私たちと遊んでよー!」
班の女の子達が俺をトランプに誘ってきた、俺はまあ楽しいかなと思って時間管理を忘れずに遊べる程度に遊んだ
そして夕食の時間
違う班の子供達まで俺たちに寄ってきた
「なぁなぁお兄さん!なんかネタやってや!」
「ああ、いいよ」
俺は渾身のモノマネをした、
「じゃあ歩車分離信号を時差信号と勘違いしたあの人の真似、よーい、アクト!」
「.....くそっ!赤か、青か、それとも黄色か....信号が変わった!来るっ!ッッ!どうしてなんだよおおおお!!!」
この台詞で誰の真似をしたかは察してくれ
すると大ウケした、子供のツボとはよくわからんものである
そこから班の子供以外の子供達は、俺のことをモノマネのお兄さんと呼ぶようになった
そしてお泊まり会最大のイベント、花火大会がやってきた、颯太の父親が企画したのが始まりで、毎年行われている
俺は班の子供達と見た
するとひなちゃんが言った
「ねぇたっくん、今日さみしいから一緒に寝てよ〜」
俺の脳裏にイケない行為が浮かぶ、いや待て、この子はまだ10歳だ、恋愛感情があるわけがない!それと俺はアリス・コンプレックスじゃないから別に小さな子は好きではない、がやはり血の繋がってない異性と寝るのはまずくはないか....?
俺は颯太に相談することにした
「ひなちゃんちょっと待ってな」
そう言って相談しに行った
「うーん、子供が望んでるならいいと思うよ、寝てやれよ」
「まじか、え、お前イケないことする可能性考えてないわけ?」
「お前にそんな趣味ないと思うし、何よりお前を信じてるから大丈夫大丈夫!」
颯太は楽観的である
「わかったよ、じゃあ信じてくれ」
「当たり前だよ!」
そうして俺は女の子部屋に男1人で乗り込むこととなる......