運命は突然に
ーこれは恋愛感情なのか、それともただの父性なのか....
俺はそんな問題に頭を悩ませていた
そんな俺は18歳の高校生、西野 拓人である。
なぜ俺がこんなことを考えているかと言うと、時は1年前に遡る......
17歳の夏、青春真っ只中である
そんな俺の青春は、ある親戚からの電話一本で壊された
「あー、拓人君かい?俺だよ、親戚の颯太さ。今年もうちでお泊まり会するんだけどさ、参加する子供達が多すぎてスタッフが足りないんだよ〜、手伝ってくれるように拓人君のお母さんには話通しといたから待ってるよー」ガチャ、プープープー
なんと一方的な電話であろうか、とりあえず母に話を聞いてくるか
「母さん、お泊まり会って何よ」
「あんた忘れたのかい?小さい頃颯太君のお父さんが主催のお泊まり会に参加したじゃないか、しっかり頑張っといで!」
「いつか聞いてないんだけど、母さん聞いてる?」
「8月の3〜4日って言ってたよ」
「あ、あぁ、そうか」
.....ん?ちょっと待て、3〜4日って友達と遊ぶんだが?
「それって、俺どうしてもいかなきゃいけない?」
「当たり前でしょ、あそこの家は大金持ちなんだから、もし機嫌を損ねてみなよ、来年の正月から大変よ」
そうだった....颯太の家は昔から続く資産家の本家なんだった....会わなすぎて忘れてた...
俺と颯太の祖父の西野 金光って言う人がすんげえ資産家で、俺の父親は次男で、颯太の父親は長男だったから、本家である颯太の父親は資産をそのまま受け継いだ、だから大金持ちなんだった...
.....行くしかねえな、これは......
俺は泣く泣く友達の遊びの誘いを断り、来たる8月3日の前日、お泊まり会と言う名の盛大なお祭りがある場所まで行くために東京へ行く。
お泊まり会と言っても、小学生〜中学生対象の2日間の祭りのようなものである。
大金持ちの家が主催する割には参加費が2000円と安価で、参加しやすいから人気は年々上がっている。
そして場所と言っても東京ではなく、東京まで行ってそこから更に飛行機に乗って、オーストラリア近海の孤島まで行くのである。昔俺たちのおじいちゃんが島ごと買い取って管理人も雇われてる為、特に危ないことはない。
そしてスタッフ専用の便に乗ろうとした時...
「おーい!拓人ー!」
この声は確実に颯太の声だと思い振り返る、やはり颯太だ
「おう、颯太!」
「2日間頼むよ!他にもスタッフは沢山いるけど俺と血が繋がってるスタッフはお前だけだから!」
「え?お前のお父さんとか参加しねえの?」
「今年は運営と管理に徹するらしいよ、だから子供の面倒を見るのは俺たちスタッフの仕事、スタッフの中でも俺とお前の仕事は子供達の誘導、要するに班長だな!」
「そうか、まあ最大限頑張るよ」
「おう!頼むよ!」
そしてスタッフ専用の便に乗り、出発する.....
この時は思わなかった
まさか、恋をしてるかよくわからない感情を抱くことになるなんて.....
どうも!読んでいただきありがとうございます!
これからどんどん展開していくので、よろしくお願いします!